大人こそ切り替えが大事! ネガティブな気持ちは置いていこう 2022.12.28(水)

小原玲 動物写真家
更新日:2022-12-28 06:00
投稿日:2022-12-28 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 にぎやかな「紅白歌合戦」よりも、その後に控えた「ゆく年くる年」のほうが楽しみだったりする。

 落ち着いたナレーションをバックに、中継される各地の年越しの様子を眺めながら思い浮かべるのは、なぜか少し前の苦い記憶。

「あんなこと言わなければよかったな」

「あの時、もう少し踏ん張っていたら、あそこに立っていたのは私だったかも」

「違う道を選んでおけば、こうやって傷つく必要もなかったのに」

 1年あれば重い話だって軽い話だって色々あるよね。叶うならば、時計の時間を戻してやり直したいこともあるし、謝りたい相手もいるけれど、言うほど簡単じゃないって大人な私たちは知っている。

 来年こそは悔いのない1年を過ごせるように。除夜の鐘を聞きながら、ネガティブな気持ちは去る年に置いていこう。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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