「僕を奴隷にしてください」20歳下ドM男からの衝撃LINE!#1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-08-22 17:28
投稿日:2022-10-28 06:00

エリートにはMが多い?

——なるほど、続けてください。

「実はクラブ時代のお客さまでもお医者さまや弁護士さんなど、『先生』と呼ばれているエリートって、意外にもMっ気のある方が多かったんです。
 
 普段は体裁もあって素の自分は見せませんが、クラブに来店した時には、『あまあまさせてー』とか『叱ってー』とか『ぼくちゃん、今日、患者ちゃんを20人も診てきたの。いい子いい子してー』とか(笑)」

Tクンも同じ部類かもしれない

——笑ってしまいますが、それだけ昼間は全力でお仕事をされている証拠ですね。その反動かと……。

「はい、それでTクンも同じ部類なのかしら……と。

 先ほども言ったように、彼は名門大学の学生でイケメン、長身とくれば、周囲は『かっこよくて優秀なTクン』像を勝手にラベリングしてしまいます。

 Tクン自身も《周囲の期待に反したことをすると疎まれる、ドン引きされるかも》と思っているから自分を抑えてしまう。だから、その反動で性的な興奮をほのめかしてきたのかしら……って。

 ただ、20歳も離れている私にどうして……?
 
 そう思った時、

『P子さんのLINEのID、訊いてもいいですか?』

 と彼が言ってきました。

「僕を奴隷にしてください」の衝撃

『もちろん』

 私は快諾してその日はお開きになったんですが、翌日、彼からのLINEと添付された画像を見て驚きました。

『P子さん、昨日はありがとうございました。今度は2人で会って頂けませんか?』

 お礼の文面とともに彼の上半身裸の写真があり、胸に張られた紙には次のような文言が書かれてあったんです。

『僕を奴隷にしてください』

 続きは次回

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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