櫻坂46菅井友香卒業 欅坂46改名を経た過酷なキャプテン<後>

こじらぶ ライター
更新日:2022-11-12 06:00
投稿日:2022-11-12 06:00
 欅坂46・櫻坂46でキャプテンを務めた菅井友香(26)がアイドルを卒業した。波瀾万丈な菅井の7年を振り返りつつ、彼女の最後のツアーとなった櫻坂46の地方公演および卒業セレモニーが行われた東京ドーム公演のレポートを前編に続き、詳報する。

「ヒールの高さ」は“相棒”土生瑞穂とファン垂涎のイチャイチャ披露

前編はこちら)

 櫻坂46東京ドーム公演初日、「欅坂46パート」2曲目の「ヒールの高さ」は菅井とすでに卒業したメンバー2人のユニット曲だったが、ドームでは菅井友香の相棒ともいうべき土生瑞穂(25)が変わりを務め、2人のイチャイチャぶりをこれでもかと見せつけた。

 翻(ひるがえ)って3曲目の「青空が違う」は、元は菅井を含めた5人組でそれぞれの頭文字をとって「青空とMARRY」というユニット名の楽曲だが、7年の間に1人抜け、2人抜け、今年5月には残された2人の「R(渡邉理沙)」「Y(友香)」だけで披露していた。

 ドームでは最後の1人となった「Y」である菅井がトロッコで場内を一周しながら健気な笑顔で、声出しはできないファンと身振り手振りの掛け合いを交わし涙を誘った。

1期生との深い絆、2期生への愛しい思い

「欅坂46パート」初日ラストには全体曲でヒット曲の「世界には愛しかない」を披露。ダブルアンコール後、MCになると、サプライズで卒業する菅井からメンバーへ1人ずつメッセージを送った。

 長く苦楽を共にした1期生とのやりとりで深い絆が見えたことはもちろん、どの2期生にも優しく語りかけ温かいメッセージを送りつつ、菅井は話している間中、2期生それぞれの肩をずっとこね回すようにさすっていた。たくましくなった2期生が可愛くて仕方ないようだった。

 また「欅坂46パート」でステージにいなかった森田も戻り、菅井は「大丈夫?」と心配しつつ、櫻坂46の初代センターとして闘ってきた森田を称えた。

 1期生へのメッセージで印象的だったのは、小林由依(23)に対し、欅坂46時代は常に、いつ何が起きてもいいよう「ダブルスタンバイ」していてくれたことをねぎらった。おそらく慢性的にコンディションが厳しい状態にあった平手が、急遽出演できなくなった場合を想定しての代理センターと、自身のポジション両方を準備してきたのだろう。

 小林が自分でそのことを明かすことは無かったが、菅井はさりげなく感謝を伝えた。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


「あんぱん」ヤムさん(阿部サダヲ)の変わらぬ風貌が謎だ。釜じいの“一言”が今回のハイライト
 釜次(吉田鋼太郎)の葬儀が営まれる中、草吉(阿部サダヲ)が姿を現す。またあんぱんが食べたいと言うのぶ(今田美桜)たちに...
桧山珠美 2025-07-19 11:15 エンタメ
「あんぱん」紅白未出場、浅田美代子の歌唱をここで聞けるとは。吉田鋼太郎の笑顔もグッとくる
 三姉妹揃っての朝田家ご帰還。朝ということは、蘭子(河合優実)は昨夜、のぶの家にお泊りしたのでしょうか。ならば、久々の三...
桧山珠美 2025-07-17 17:39 エンタメ
選挙 行ってみなきゃ言えなくね? 人気男性グループが“ラップ”で投票を呼びかけ「最高!」「こんなアイドルいる?」と反響
 7月20日に行われる第27回参議院議員通常選挙(以下、参議院選挙)を控え、11人組ボーイズグループ・INIの池崎理人さ...
「あんぱん」薪鉄子が持つ“小道具”の細かさに気づいた? すれ違いコントは見なかったことにします
 鉄子(戸田恵子)からの電話に出た東海林(津田健次郎)は、ひとり考え込んでいた。鉄子がそんなに怒っていたのかと、慌てて謝...
桧山珠美 2025-07-16 17:31 エンタメ
もはや『M-1』は芸人だけのものじゃない? 万博、地方創生…吉本が目指す“次のフェーズ”
 6月25日、漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2025』(テレビ朝日系)の開催会見が東京・渋谷よしもと漫才劇場で開かれ...
令和ロマン・高比良くるまが“騒動”で得た「天下を獲る」ために必要な武器
 オンラインカジノ問題をめぐって活動を休止していた令和ロマンの高比良くるまさんが4月28日、約2か月ぶりに復帰しました。...
田原俊彦よ、「※ただしイケメンに限る」はもう通用しない。世のオジサンは彼の“勘違い”から学ぶべし
 6月15日放送の『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)にて、ゲスト出演した田原俊彦が、女性アナウンサーにセクハラを...
堺屋大地 2025-07-14 11:50 エンタメ
【募集】夏ドラマ何見る? 期待してる&ガッカリを教えて!『ひとりでしにたい』『ちはやふる』『しあわせな結婚』etc
 コクハクでは2025年名夏ドラマを対象としたアンケートを実施します。7月よりスタートする夏ドラマ、「期待している」「面...
「あんぱん」嵩らの“腹痛”は史実とちょっと違う? 懐かしい2人の登場には狂喜乱舞! 生きていてよかった…
 東京に到着したのぶ(今田美桜)たちは、さっそく聞き込みを始めるが「ガード下の女王」はなかなか見つからない。みんなで屋台...
桧山珠美 2025-07-11 18:33 エンタメ
「あんぱん」メイコ、夢はお嫁さんでいいのか? 健太郎(高橋文哉)ともう1人の“三角関係”を妄想する
 東京出張の前日。みんなで取材する代議士の資料を確認していたのぶ(今田美桜)は、岩清水(倉悠貴)が話す「ガード下の女王」...
桧山珠美 2025-07-10 18:34 エンタメ
timelesz、新体制が“古参ファン”に受け入れられる日は来るのか? 旧ジャニ「シャッフルメドレー」不参加の賛否
 7月5日、櫻井翔(43)が総合司会を務める音楽特番「THE MUSIC DAY 2025」(日本テレビ系)が放送され、...
こじらぶ 2025-07-10 11:50 エンタメ
石田ひかり53歳、今を生きる女性に伝えたい“楽しく生きていく”ためのメッセージ|映画『ルノワール』
 1986年のデビューから、映画『ふたり』『はるか、ノスタルジイ』や、連続ドラマ『悪女』、連続テレビ小説『ひらり』、『あ...
望月ふみ 2025-07-10 11:50 エンタメ
『あんぱん』ツダケンの“にゃあ”が秀逸だにゃあ!「月刊くじら」には色々とツッコミどころもあるが
『月刊くじら』創刊号は2日で2000部を売り切り、好調な滑り出しを見せる。嵩(北村匠海)は『月刊くじら』編集部に異動に。...
桧山珠美 2025-07-09 17:00 エンタメ
【10万いいね】鈴木えみ、20年前→現在の比較写真が“美しすぎる”と絶賛「変わらなすぎ!」「今の方が可愛い説まである」
 ファッションモデルから俳優業まで、幅広い分野で活躍する鈴木えみさん(39)。2025年7月7日に自身のInstagra...
春ドラマの評判を調査!本命『最後から二番目の恋』は2位。1位は意外な快進撃。日常系が人気、刺激疲れか?
 2025年の春ドラマが、次々とフィナーレ。今期はSNSでバズった顔ぶれも多く、ドラマファンからしても楽しいシーズンだっ...
「あんぱん」嵩は受かるのか…って次週予告編でネタバレか? アンパンマン声優の姿もチラリ
 のぶ(今田美桜)の家で暮らすことになったメイコ(原菜乃華)は、夢に向かって一歩を踏み出す。そしてのぶも、月刊誌の刊行に...
桧山珠美 2025-07-05 08:00 エンタメ