更新日:2022-12-08 11:20
投稿日:2022-11-25 06:00
運命が動き出したアフタヌーンティー
コーヒーとケーキを楽しんでいると (写真:iStock)
ーー続けてください。
「3人でコーヒーとケーキのアフタヌーンティー。私は緊張しつつも、何とか笑顔で会話をし、質問にも丁寧に答えました。
で、ここからE美さんから仰天の申し出があったのです。
『うちのA太郎ももう29歳でしょう? そろそろお嫁さんを考えているのだけれど、R子ちゃん、前向きに考えてくれないかしら?』と。
一瞬の間があり、私が返答に困惑していると、A太郎さんは私をまっすぐに見据え、
『僕なら構いません。母から聞いていた以上にR子さんは素敵で聡明な女性だとピンときました』
と、まさかの言葉が発せられたんです。
セレブな奥様の正体は
総合病院の院長夫人だった (写真:iStock)
『R子さんはどうかしら?』
畳みかけるE美さんに、私は『ありがたいお話なのですが、実は、母の乳がんが見つかってしまって……』と、目を伏せました。
母を置いて結婚はできないことに加え、あまりにも早急過ぎる流れに戸惑ってしまって……。
しかし、返ってきた答えは予想をはるかに超えたものでした。
『母さん、うちの病院にR子さんのお母様に入院してもらうのはどうかな』
『それはいいわね。個室は空いているし、ご希望なら特別室を使ってもらっても良いわね』
私、ポカンとしてしまいました。そう言えば、カルチャースクールで会うE美さんは『セレブな奥様』程度の認識でしたが、実は都内の総合病院の院長夫人で、A太郎さんも医師だったのです。いずれはお父様の跡を継ぐそうで……」
ラブ 新着一覧
バツイチの女性は、職場で好きな人ができても「既婚者と思われているから無理」「周囲の目が怖いからやめておこう」と、なかな...
社内にどう見ても怪しい二人がいると「不倫しているのかな?」と気になってしまいます。もちろん、恋愛は二人の問題で周囲が口...
あなたと不倫中の彼が、そっけなくなり家庭に戻った時、「もう復縁は無理かも」と思うはず。男性が家庭に戻る理由には、いろい...
世の中にはたくさんの仕事がありますが、「プロ愛人」という職業をご存知ですか?
プロ愛人の女性たちは、お金をも...
「冷酷と激情のあいだvol.186〜女性編〜」では、マッチングアプリで知り合った10歳年上の恋人・ヒデナリさん(57歳・...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
結婚10周年は、夫婦にとって大きな節目。でも、世間の夫婦の中には、結婚10周年にお祝いする夫婦だけでなく、何もしないで...
40代になると「結婚を前提に付き合っている彼氏」がいる人も多いですが、どうしても結婚だけは決断できないと悩む人も…。そ...
夫の夜の店通いやハメ外しは裁けないのか――。
2023年11月、自民党青年局の懇親会で行われた過激なダンスショ...
彼氏の検索履歴が目に入ってくる時があります。そこにいかがわしいワードや動画を見つけてケンカになる人も…。けれどちょっと...
まだ結婚したばかりなのに、まったく会話なしの40代夫婦は多いようです。実際に、ネット上では「結婚1年目にして、まったく...
多様な価値観やライフスタイルが変化する中で、2022年4月より不妊治療の保険適用範囲が拡大し、人工授精等の「一般不妊治...
好きな人とのキスの相性がいいと、恋の気持ちも倍増するというもの。 でも、キスが苦手な女性もたくさんいるわけで…。「上手...
花粉症の人にとっては、つらい季節になりましたね。花粉の時期の悩みといえば、「外でのデートが楽しめない」こと。とはいえ、...
セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。普段からレスのつらさや...
近年、「結婚に恋愛感情はいらない」といった考え方が広まりつつあります。特に、婚活中の女性からすると、紹介された男性に短...