月経カップはいつ捨てる? 素朴な疑問からお手入れ方法まで

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2022-12-16 06:00
投稿日:2022-12-16 06:00

いつ捨てる? お手入れは? 月経カップの詳しい使い方

 メリットとデメリットがわかったところで、さらに詳しい月経カップの使い方やお手入れ方法、捨てるタイミングをチェックしていきましょう。

1. 月経カップの入れ方

 月経カップは、以下の手順で使います。

1. 石鹸でよく手を洗う。
2. トイレの便座に座り、足を開く。
3. 月経カップを真ん中から2つに折りたたんで持つ。
4. 折りたたんだまま、指ごと膣内に入れる。
5. 月経カップが完全に膣内に入ったら、指を離す。
6. 月経カップを回したり、カップの周囲を指で一周なぞったりしながら、完全に月経カップが丸く開いたかをチェックする。

 膣内に入れにくい場合は、入れる際に少しお尻の方向を意識すると入れやすいです。また、しっかり中で折りたたんだ部分が開いていないと経血の漏れにつながるので注意しましょう。

2. 月経カップの取り出し方

 月経カップを取り出す時の手順です。外出先で取り出す時は、洗うための水の入ったボトルを用意しておくか、軽くウェットティッシュなどで拭く、替えのカップを用意しておくなどすると便利です。

1. 石鹸でよく手を洗う。
2. トイレの便座に座り、足を開く。
3. 膣に指を入れて、月経カップの下部にある「ステム」という突起を見つける。見つからない時は少しいきむ月経カップが出てきやすい。
4. 月経カップの側面をしっかり持ち、カップを少し折りたたんで空気を入れたら、ゆっくり引き抜く。
5. カップの中の経血を捨てる。再度使う時は、流水などで洗ってから入れるか、替えの月経カップを入れる。

3. 月経カップのお手入れ方法

 月経期間中のお手入れ方法は、低刺激の石鹸やハンドソープを使ってよく洗い、しっかり流水で洗い流せばOKです。毎回トイレで洗うのは大変なので、替えの月経カップを持っておくと便利ですね。

 月経期間が終わったら、月経カップを消毒しましょう。方法としては、「鍋で煮沸する」「洗浄カップを使いレンジで煮沸する」「洗浄剤を使って消毒する」などがありますよ。

月経カップを捨てる時期

 月経カップは、商品や使用状況にもよりますが、数年から最長で10年程度繰り返し使えます。使い捨てのナプキンやタンポンと違い、繰り返し長く使えるので、慣れればとても快適なアイテムといえるでしょう。

いつ捨てるかわかっても…月経カップは正しい使い方が大事!

 月経カップの使用方法やお手入れ方法、捨てる時期などについてご紹介しました。洗って消毒するだけで長く使える月経カップは、地球環境にもとても優しい次世代の生理用品です。

 でも、長く使えて便利だからといって、独自におりものに対して使ったり、不潔な状態で使ったりなどすると、思わぬトラブルを起こしてしまうケースもあります。月経カップは、正しく衛生的に使うことが大切ですよ。

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


40代のツヤメイクは暑苦しさNG!2000円以下で買える「夏までヘビロテできる」優秀アイテム3選
 今年は春から日差しの強い日も多く、初夏のような陽気も増えています。というわけで、そろそろメイクも衣替え!  春から夏...
モテる以前にマナーだよ!「みっともない」認定されてしまう男性の特徴6つ
 ルッキズムに厳しい昨今、男性のルックスにだって難癖付けることはできません。でも…悲しいかな、どうしても「生理的に受け付...
「五月病」になるのは5月だけじゃない!イライラ、不眠、意欲減退…なりやすい人の特徴や放置のリスク
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
プチプラと侮るなかれ! 40代後半美容家がガチで使って惚れた神アイテム3点【2025春・スキンケア編】
 優秀アイテムがたくさんあるプチプラコスメ。ですが、40代以上の世代には「ちょっと物足りない…」アイテムもチラホラ。 ...
一晩に何度起きたら頻尿ですか?【医療従事者解説】頻尿のセルフチェック&トイレによる寝不足改善法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
990円の“プチプラ化粧水”1本だけで10日間過ごしてみた。乳液&クリーム不使用で意外な結果が…
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
「妊活を始めたものの、なかなか授からない…」《男性不妊》って知ってる? 意外と多い“精索静脈瘤”の話
「妊活を始めたけど、なかなか授からない…」そんなとき、多くの女性が婦人科に行く。でもちょっと待って。実は不妊の約半数は「...
今夜もぐっしょり…寝室温度をめぐって夫と大喧嘩!【医療専門者監修】寝汗は更年期だけじゃない?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代が「垢抜け顔」になれないワケは?【美容家が使って実感】激推し最新コスメ3品
“垢抜け顔”になりたいけど、思いどおりの仕上がりにならない…。そんなお悩みは、選ぶコスメで解決!  40代の時短美容家...
生理前に限らず些細なことでイライラ!【医療従事者監修】アラフォーが注意したいPMSではない意外な理由
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
春先の紫外線も乾燥も怖くない!【美容家厳選】アラフォーに激推ししたい“二刀流”UV対策
 春の陽気を感じる日も増えてきましたね。日差しが強くなってくると気になるのは、UV対策です。春夏は特に紫外線量が増えるた...
加齢で増えがちな「ほくろ」はシミと何が違う?【美容外科医が解説】電気メスで削ると? 保険適用の条件は?
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回はお悩みの多い「...
うさぎ舌リップってなんぞ? 40代でも挑戦できる作り方と色選びのコツ
 純欲メイクや白湯メイク、地雷メイクなど、これまでいろいろなメイクがトレンドに上がってきましたが、もっかSNSで話題なの...
寒暖差疲労の原因と対処法【医療従事者監修】季節の変わり目はイベントてんこ盛りで休めない…どうする?
 寒暖差が激しい季節は、いつもと同じように睡眠時間を確保したつもりでも、なんだか疲れてしまいがち。そんな「寒暖差疲労」を...
40代がやりがちなNGメイクとインナーカラー全8選。痛いおばさんは回避したい…
 アラサー・アラフォー女子は、メイクやヘアカラーというパーソナルなことですら、常に厳しい目線を向けられてしまうから大変で...
長財布はダサい&時代遅れとされる3つの理由。令和におすすめの財布は?
 最近、長財布を使っている人をあまり見かけなくなってきましたね。今でも長財布を愛用しているものの、「もしかしてダサい? ...