声優・櫻井孝宏に新たな不倫報道
人気アニメ『鬼滅の刃』の冨岡義勇役、『呪術廻戦』の夏油傑役などで有名キャラを担当してきた声優の櫻井孝宏(48)の新たな不倫が1月17日の「文春オンライン」で報じられた。
昨年10月には、既婚であることを隠して自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組の放送作家の女性と10年以上に渡って交際していたことが報じられたばかりだった。
当時、櫻井は所属事務所の公式サイトを通じて「櫻井孝宏に関するお詫び」と題した文章を掲載し、「記事に掲載されている女性に大変なご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪している。その後、同ラジオ番組などを降板。禊を済ませた矢先の新たな不倫報道である。
2006年から15年にわたって交際
今回、「文春オンライン」に報じられたのはアニメ業界で働く40代の女性。一時、距離を置いていた時期はあったが、2006年から21年の約15年にわたって交際していたそうだ。先の放送作家の女性と“同時進行”で40代女性ともコトに及んでいたことになり、妻も含めると3股状態……。
それでも40代女性によると、誕生日にはオーダーメイドのピンキーリングを贈られるなど、櫻井との交際は順調だったという。しかし、櫻井が既婚だったことが分かり、21年6月に女性から別れを決意。その際、結果的に不倫の片棒を担いだことに後ろめたさを感じて、櫻井を問い詰めることはなかったが、昨年10月に放送作家の女性とも不倫をしていたことにショックを受けて、櫻井にメールで説明を求めたと報じられている。
櫻井からはメールで謝罪はあったが、女性は誠実なものではなかったと主張。その後は櫻井の弁護士を通じてのやり取りとなり、現時点で“決裂”しているとみられる。
1月18日には、今回の報道に対し、所属事務所が公式サイト上でコメントを出している。
《今回の記事に掲載されている女性から、櫻井は1000万円を請求されており、指定期日までに対応がない場合、当該女性の納得のいく方法・手段を実施すると伝えられておりました。法外な金額であったことから、櫻井が個人で委任した弁護士を通じて断ったところ、報道がなされた次第です。このような背景があるため、弊社といたしましても顧問弁護士と対応を協議しております》
「1000万円の請求」の経緯は…
この「1000万円の請求」の経緯は「文春オンライン」によると、女性と櫻井の弁護士との間で“謝罪の形”として示談金交渉が始まったからで、女性が「これまで受けた苦痛に見合う金額を提示してほしい」と願い出ると、弁護士から《貴殿に対する謝罪の意を込め、100万円をお支払いさせていただきたく、ご提案させていただきます》と返答があったという。しかし、納得がいかなかった女性が《こちらとしては提示額にゼロが1つ足りないという認識》などと返信したという流れだ。
たしかに女性の立場から見れば既婚の事実を知らされず、15年もの歳月を櫻井に捧げてきたわけで、ショックが隠しきれないのは理解できる。だが、一般社会で慰謝料として1000万円の請求はあまりに高額だ。それでも人気声優、有名芸能人ともなると妥当な金額なのだろうか。
不倫相手が慰謝料を取れる可能性は低い
慰謝料問題に詳しい弁護士の山口宏氏が言う。
「慰謝料請求の金額は定額化しています。相手が芸能人や社長、一般会社員であろうが関係ありません。犯した罪に対しての罰は収入に関係なく平等であるからです。たとえば、不倫された妻が離婚時に夫から請求できる慰謝料は200万円が妥当とされています。逆に既婚と知らされずに結果的に不倫に加担した女性も慰謝料は請求できますが、金額はそれ以下。そもそも取れる可能性が低いのが現状です。
裁判所は婚姻制度を保護する立場ですから、“不倫相手”には厳しい。『まったく知らなかった』と主張しても『家に呼んでくれなかったのではないか』とか『休日は電話が繋がりにくかったのでは?』と注意深く観察したら発覚したのではないか、などと問われます。
つまり、女性側の過失によって妻帯者であることを知らなかっただけであれば、同情できないというスタンス。既婚男性側が不倫相手にカモフラージュするために別のマンションを借りていたとか、友人に口裏合わせしていたなど悪質な嘘をついていたことが証明されてはじめて慰謝料を請求できる。今回のケースでいえば、最初に櫻井さんが提示した100万円は女性が納得できるかは別として、相場としてはかなり好条件といえるでしょう」
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