一瞬で大粒の涙も乾く!傷つけられた時に使える即効回復呪文

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2023-01-27 06:00
投稿日:2023-01-27 06:00
「マスク美人」なんて言葉がありますが、みなさんは誰かに言われたことがありますか? というか、マスクに限らず、人からいきなり容姿をジャッジされた経験はありませんか?
 私は根に持つタイプなのもあって、傷ついたことを思い出して涙が出る日も……。しかし同時に、かばってくれた人の言葉を思い出すようにしています。するとあっという間に回復できるので、ぜひおすすめさせてください。

 

 

「それ、時間を割いて考える価値のある人?」

 私は学生の時からスナックでアルバイトをしてきたので、見た目を貶(けな)される経験はそこそこあったし、昔からそういうキャラクターでもありました。

 自分でも二枚目をやるようなタイプとは思っていないし、いじられるのも嫌いではなかったんです。

 でもある日、お客さんがカウンター越しで私の口元を手で隠しながら「うーん、お前はどこが残念なんだろ? やっぱ顔の下半分かな?」と言ってきたのは忘れられません。

 その時は「ひどー! w」と流したのですが、実はけっこう傷ついたものです。

 後日その話を、別のお客さんに傷ついたことも含めて話しました。するとその人は、「傷ついてたら、君の大事な時間がもったいないよ。どれだけイイ男に言われたか知らないけど」とアドバイスだけじゃなく、私に少し考える時間をくれたのです。

 そんな失礼な人がイイ男なわけがないので、「全然イイ男じゃない!」と答えたら「でしょ? ならそいつに時間や心を割いてやるなんて、ただのムダじゃん」と笑っていました。

「何を言われたか」よりも「誰に言われたか」

 私は今でもその言葉を大事にしています。

 嫌なヤツはアマゾンの奥地にだっているし、わざと意地悪をする人もたっくさんいます。

 だからその時は傷ついて涙が出たとしても、思い出さないように意識してみてください。

 嫌な人間に、時間や心といった貴重なリソースを割いてたまるか!!

 これは自分を大事にすること、自信をつけるために重要な考え方だと思います。嫌なことは忘れて、週末はひたすら楽しく過ごしてくださいね。

登場人物紹介

モジョ子:自信がほしい主人公。コミを大尊敬する新人ホステス。酔っ払いの何気ない一言もけっこう気にしてしまうタイプ。今年はもう少し余裕のある大人になりたいと思っている。

コミ:モジョ子の先輩。自分の地雷をふんだお客さんの言葉は執念深くおぼえているが、あとはケロッと忘れている。酒乱なので、店で暴れたことまで忘れがち。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ほっこり読み切り漫画/第58回「サクラ鳴く」
【連載第58回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、...
夏空が秋にかぶさる風景 季節がバトンタッチする時期がきた
 夏空が秋にかぶさる。そうだ、あしたはもう「秋分の日」。  ここまでくると「いよいよ今年も後半戦」という感じがして...
気づけば10年前のまま…大人のメイクは年単位で見直すべし!
 みなさんはぶっちゃけ、メイクの勉強をしていますか? 私はお恥ずかしながら、10代の時に雑誌を参考にして習得した以来、や...
妊娠5カ月、4畳のシェアハウスへの単身引越しに踏み切った話
 先日、夫の実家で親戚の子どもたちと上の子の5歳の誕生日を祝いながら、ふと「ってことは、自分も人の親という立場に置かれて...
気が付けば先輩社員の立場に…「職場で憧れられる存在」に5つの共通点
 仕事がバリバリできて見た目も完璧な女性は、職場の頼れる存在であり、憧れる存在でしょう。「私も少しは後輩から憧れられる女...
2023-09-21 06:00 ライフスタイル
「ほよよ顔」がたまらにゃい!プー太郎君の“たまたま”を激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ギャラ飲みは私の天職! 月収100万円、一度だけ恋人関係になった人も…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「必ず夢は叶う」は罪なアドバイス? どっちにしろ人生は続くのです
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
日持ち抜群「ジンジャー科のお花」の摩訶不思議、1週間過ぎても元気!
 ワタクシの大切なお花友達のAさんは、見た目は男性ですが、心は妄想が止まらない夢見る乙女。朝の精神統一は「花を触ること」...
子育てワンオペ問題…親頼みのママにモヤモヤ、男性の育児休暇は必要?
 先日友人と、子育てについての話になりました。  私の仲の良い友人たちは、自分の子どもが乳児の時に、実家の協力が得...
おなら、誤爆、カビパン…40年生きてたら、恥ずかしい思い出ぐらいね
 生きていれば、誰にでも一つや二つの恥ずかしい思い出があるものですよね。時間が経って忘れた頃に、ふと思い出してしまうと、...
親との距離感むずい…小言付き同居or孤独な別居、子連れで出した答え
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
遊びスイッチ全開にゃ! 猛ダッシュ“たまたま”の一瞬をパチリさせて~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
死語説もあるけど便利な「OL」、海外では通用しない?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
私が稼ぐしかない!「月経ディスク」で起業、元居酒屋店員の猪突猛進人生
 パワフルの塊のようなアラサー女性がいます。「株式会社MONA company」代表取締役の向井桃子さん(35)。生理用...
月経ディスクにベットする女の覚悟「ストレスを減らす手伝いがしたい」
 生理用品の一種で使い捨て可能な「月経ディスク」を企画・販売する「MONA company」代表取締役の向井桃子さん(3...