ダメー!!まだイケる!「弱ったシクラメン」復活させたい問題

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-02-01 06:00
投稿日:2023-02-01 06:00

シクラメンを春まで咲かせる! 6つのポイント

 半年とはいかなくとも、春まで咲くお得度100%なシクラメンにするためには、6つの簡単なポイントがありますのでご紹介いたします。

1. 暖房は厳禁! 暖かい場所はめっちゃ苦手

 お悩み相談の中で一番の原因が暖房。シクラメンはポカポカの暖かい温室で育てるものと思っていらっしゃる方が多いため、家族が集う暖かなリビングにわざわざ置かれがちなのですが……。

 シクラメンは基本、陽の当たらない20℃超えの場所に長期間置かれると花も葉も徒長(とちょう)してダランと垂れたり、病気になったりしてしまします。

 理想的な場所は、やや明るめの暖房がきいていない室内。たとえば適度な陽の光や空気の入れ替えがされやすい出窓のある窓辺や玄関などが、都合よく育ちやすい場所でございます。

 さらに午前中だけでも戸外に出すとだいぶ違います。球根が凍るほどの寒い地域は逆効果ですが、空気の流れがあって午前中の優しい陽の光を浴びると株が引き締まり、花も咲きやすくなります。

2. 毎日水をあげたらダメ!

 水はあげれば良いってもんじゃございませんよ。シクラメンのような土から頭が出るような浅植えの球根植物は、毎日上からバシャバシャ水をあげてしまうと、球根の上の部分に水が溜まって花や葉が腐ってしまい、カビたり病気にかかりやすくなってしまいます。

 水やりは土の表面が乾いてから土に直接あげることが肝要。鉢底についている皿に溜まった水から吸い上げる「底面給水」タイプの鉢に植えてある場合は、常に水が満タンではなく、空気が入る隙間を作るのが大事。給水は皿の半分以下になってから補給してくださいませ。

3. 枯れたり萎れたりした花は早めに摘み取る

 そのままにしておくと、カビや腐ったりとろくでもないことが起きてしまいます。

4. 黄色く変色した葉は取り除く

 3に同じ。黄変する原因はさまざまですが、日光不足や劣化が考えられますな。

5. 追肥が必要! だけど少なめに

 出荷の前に農家さんが錠剤の「置き肥」をしてくれていますが、年が明けてからは追肥をする必要があります。錠剤見たいな緩効性肥料を置くか、水に希釈して水やりのタイミングで与えるタイプ。肥料もなんでも多ければOKというわけではありません。加えて与えすぎても病気を呼んでしまい、かえって逆効果なので、量は少なめに。

6. 花が咲いている間は植え替えNG

 球根そのものや根っこを傷つける行為は病気を招く行為。きれいに咲いてる間はそうっと見守りましょう。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


友達ってなんだろう 2022.10.19(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
何コレ!? 天然の「旅人の木」はコバルトブルーの種がヤバい
 ある冬の日のお話しでございます。  猫店長「さぶ」率いる我がお花屋さんに、ややご年配の、でもやたらと威勢の良い殿...
アラフォーが「テヘッ」はねぇ…今どきの「痛い女あるある」
「いい年してそれは痛いでしょ」と思える言動をする女性、あなたの周囲にいませんか? 若い頃は「かわいい」と言われた行動も、...
服が捨てられない!片付け下手に神グッズ 2022.10.18(火)
「1枚服を買ったら1枚は捨てる」「触ってみて心がときめくか」「お店のように美しく飾る」などなど、クローゼットを整えるメソ...
どうしてそんなに尊いの?“たまたま”を真面目に考察してみた
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
家庭で簡単にできる節電対策6つ 子供が楽しめるアイデアも!
 東日本大震災のあと、日本中で節電運動がはじまった時、当たり前にある電気のありがたさを痛感しましたね。震災後ではなくても...
いつもの道にも秋が落ちている 2022.10.16(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ママ友地獄LINEにムカッ「その歳でアンパンマン」何が悪い?
 大人になると、付き合う人って自分で選べますよね。でも、子供を産んだらそうはいきません。  子供同士のつながりで出会っ...
今日からできる「SDGs」スーパーの食品棚は手前から選ぶ!
「継続可能な開発目標」の略称として「SDGs(エスディージーズ)」の言葉もだいぶ浸透してきましたね。将来の地球を守るため...
断るのが苦手!身内の弔事を使い尽くした私のテッパンワード
 気分の乗らない誘いを断る時、みなさんはどうしていますか?  私は「今日は体調が悪くて……」とか「どうしても外せない...
神戸っ子溺愛!「とくれん」まみれの部屋 2022.10.13(木)
「とくれん」――。それは、神戸っ子が歓喜する魔法の言葉。1970年代から学校給食のデザートとして登場した冷凍フルーツゼリ...
実はハイスぺ!“たまたま”の後ろ足が実力を発揮するのは…
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
幸せは庭やベランダから!春まで百花繚乱「秋に仕込む植物」
 ワタクシの住む神奈川では、今年も「いきなりの冬」のような事態でございます。昨日までは冷房だったのに今日から暖房かよ……...
同じような毎日に飽きたら 2022.10.12(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
「女性の新成人は30歳」では?20代で結婚が叶わずヘコんだ夜
 みなさんは「30歳を迎えた時」「30代を迎える前」どんな思いがありましたか? 29歳の時、女性はさまざまな葛藤を抱えま...
私、狙われてる?「重い話をされやすい人」の特徴と対策
 付き合いが浅いのに、重い話を打ち明けられたらあなたはどうしますか? おそらく多くの人は、返答に困ってしまうか、「なんで...