ハマると地獄! 絶対にやってはいけない最低な自信のつけ方

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2023-02-17 06:00
投稿日:2023-02-17 06:00
 自信をつける方法はいっぱいありますよね。意外なこともあれば、まあそうだよなという無難なものまで多種多様なので、絶対の正解はありません。
 しかし、「絶対にやってはいけない自信のつけ方」は存在します。ズバリ、それってどんな方法でしょう。どろんぱではモジョ子とマキがカウンターでおしゃべり中。営業、終わりかな?

やるほどに自分が落ちる“他人サゲ”

 絶対やってはいけない最低な方法、それは「他人を攻撃して自信をつける」です。

・人の揚げ足取りをしてひたすらサゲる
・めちゃくちゃな理屈をこねて相手を言い負かす

 こんなことでつけた自信にはなんの価値もありません。とても手軽で、かつ自尊心が満ちたように感じられるかもしれませんが、本当は1mmも成長できていないからです。

「自らを信じる」と書いて「自信」なのに、他人で満たそうとするなんて虚無にもほどがないですか? おまけに人に嫌われるし。

 もしかしたら「そんなことで自信つける人、おる?」と思われるかもしれませんが、私の体感だとけっこう多くいます、しかも大人に。で、そもそもそういう人が持っている自信は「過信」なので、本当の自分と虚構の自分との差がますます激しくなり、いつまで経っても自分で自分を満たせない。まさに無限虚無地獄……。

 一度落ちてしまったら、戻ってくるのは相当難しいと思います。だからこそ、その穴に落ちないようにすることが重要です。

攻撃対象になると本当にしんどい

 そして、もしも知り合いや友達が抜け出せなくなっていても、手を差し伸べないで逃げてください。優しいところをうっかり見せると、あなたが攻撃対象としてロックされてしまいます。

 実際にいいトシをした大人がロックしているのを間近で見たことがありますが、ロックされた側は本ッッ当にしんどそうでした。みなさんにはそうなってほしくありません。

 無限虚無地獄の深い穴に落ちていても、助けようとはしないこと。そしてもちろん、自分自身が落ちないこと。私も日々気をつけたいと思います。

(編注:2コマ目で触れた114話はコチラからもお読みいただけます)

登場人物紹介

モジョ子:自信がほしい主人公。今日はお休みだが、コミのことが大好きで大尊敬している。ちょっと前までマキさんが怖かったけど、最近はフランクに話せるようになってきた。

マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。出勤日は少ないが、がっつり稼いでサラッと帰っていく。モジョ子やコミの憧れの存在。3人の子持ち。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


あの人気観葉植物が地震を予知!? 植物の異変から事前兆候を察知する話
 テレビ画面に映し出される南海トラフの「巨大地震注意」の文字…。不安で心が押しつぶされそうになりますな。ワタクシが生...
アプローチ中のおんにゃの子は塩対応? “たまたま”の恋の行方にドキドキ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
盆地を見下ろす丘で
 盆地を見下ろす丘で。  くるくると回る風に吹かれ、空に風の交差点を観た。
ほっこり癒し漫画/第79回「来るかな? ニャー」
【連載第79回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「女郎花と男郎花」読める? ヒント:ジョロウは間違い。初秋に愛でたい
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ミルクに難色、昭和育児の「母乳信仰」って何なん? 押しつけがましい上から目線LINEにイラッ
 初めての育児や、何人もの育児をしているお母さんは、とりわけ、毎日大変! そんなお母さんを追い詰める身内、どうにかならな...
セレブ妻が赤羽のサイゼリヤに落ちるまで 上流階級との「品格の差」に絶望
 悠々自適なセレブ生活を送っている医師の妻・大宮由香。ある日、お嬢様学校に通う娘のクラスメイト・愛舞(らぶ)とその母親・...
勝ち組ママ友が放った屈辱的な一言。私を「一般人」と一緒にしないで!
 四ツ谷・番町エリアに暮らす医師の妻である大宮由香は、娘・葵を名門お嬢様学校に通わせている。小学校に入った葵から友人がで...
嘘でしょ…娘の友達が「キラキラネーム」? 玉の輿セレブの大きな誤算
 都会の中心でありながらも、ハイグレードな住宅街として知られる四ツ谷・番町エリア。  大宮由香は、小学校に入ったば...
スメハラ? 90年代の出版社は“異臭”がプ~ン…男と香水と時代の変化
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
移住の思わぬ落とし穴。収入激減で大後悔!こんなはずじゃなかった…
 コロナ禍でリモートワークに対応する会社が多くなり、地方への移住を一つの選択肢として捉える人は増えました。でも、あまり調...
直木賞作家・荻原浩氏インタビュー 世にはびこる誹謗中傷「耳の痛い意見が人を成長させるとは言い切れない」
 パリ五輪でも選手や審判などに対する誹謗中傷は深刻な問題となっている。誹謗中傷は、他人への悪口(誹謗)と根拠のない出鱈目...
まるで最高級の餡子玉! 黒猫のプリプリ“たまたま”がキュートすぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(後編)父を亡くした喪失感を「ゆみ子」に重ね合わせた
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(前編)伴走してくれた能登の人たちに「感謝と恩返し」を
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル