BiSHセントチヒロ・チッチ「ハクと坊のきょうだい猫は人を虜にする」

コクハク編集部
更新日:2023-02-28 06:00
投稿日:2023-02-28 06:00

このコたちのファンでした

 私、このコたちを我が家に迎える前から、ふたりのファンだったんです。

「セントチヒロ・チッチ」の名前の通り、私はジブリが好き。映画に出てくるドスッと個性的な猫が気になって調べてから、エキゾチックショートヘアに魅せられて。それでエキゾをSNSで検索し、ブリーダーの坂本さんを知って、坂本さんのエキゾの動画をずっと見続けていたんです。

 子猫が生まれた瞬間も、SNSで見ていました。その後も毎日のように成長の様子を見守って、ついに一大決心して坂本さんに連絡。「一緒に生きたい、家族になりたい」気持ちを伝え、やりとりを経て生後3カ月、ついにお迎えに。好きなアイドルに初めて会えたようなドキドキ感覚でした。それが「ハク」(♀)と「坊」(♂)のきょうだい猫です。

 ハクと坊は人が大好き。BiSHのメンバーも全員ふたりに会っていて、みんな仲良しになりました。犬派の人もいますけど、ふたりを見て猫好きになったみたい。

 動物病院の先生も、ハクと坊のファン。地方に長く行くときはふたりを預けるんですが、「ちょっとでも仕事であけるときは僕に預けて!」と催促するほど。ふたりにもっと会いたいみたい。

 ブリーダーの坂本さんとも頻繁にやりとりしていて、一昨年にはふたりの故郷に、里帰りのように行って会ってきました。猫の飼い方から相談事、別の家に行ったふたりのきょうだいの情報まで何でも教えてもらえるので、頼れる親戚みたい。

 こんなふうに、ハクと坊を通してステキな人たちとも交流でき、ほんと、ふたりは私に幸せを運んできてくれますねっ!

 人懐っこいハクと坊は、会う人みんなを虜にします。人だけじゃなくて坊はワンちゃんも仲間だと思ってるみたいで、つれションとかするんですよ(笑)。友達が犬を連れて遊びに来たとき、「こっちやで」っていうふうにトイレの場所に先導したりして。気がいいですよね。

 ふたりといると私も、ゆったり、おっとり、どしっと生きられる気がします。

▽セントチヒロ・チッチ “楽器を持たないパンクバンド”BiSHのメンバー。熱くストレートな歌唱と繊細な歌唱を使い分け、感情を前面に出すBiSHの支柱。音楽はもちろん、ファッション、アート、カメラ、カレーと多趣味。2匹の愛猫との暮らしをつづった初のフォトエッセー「チッチと猫のハクと坊」発売中。2022年8月、CENT(セント)として本格的にソロ活動をスタート。23年3月22日、BiSHのラストCDシングル発売(発売元:avex trax)。6月29日、東京ドームでのワンマンライブ開催が決定(BiSH解散ライブ)。

(日刊ゲンダイ臨時特別号「日刊ニャンダイ2023」記事を再編集)

※「日刊ニャンダイ2023」はAmazonでも好評発売中!コチラからご購入いただけます!

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


【動物&飼い主ほっこり漫画】第104回「夢でもいいからアエルトイイナ」
【連載第104回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
【漢字探し】「梛(ナギ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
誕生日にめちゃ嬉しい♡ 斬新な“たんおめLINE”3選。「宝探し開始!」お茶目な姉の仕込みにキュン
 大切な親友や気になっている人など、あなたにとって特別な相手へ“誕生日おめでとう=たんおめLINE”を送るときは一工夫す...
スマホ社会にゾゾッ…。65歳童貞、アナログ人間に世間は厳しい? 僕が“鉛筆”にこだわる壮大な理由
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(65)。多忙な現役時代を経て、56歳...
「息子の結婚相手はこんな人がいい!」8人の姑が“理想の嫁像”とリアルな本音をガチ告白
「息子の結婚相手はこんな人がいい」という理想の女性像を、姑の立場になる方たちに語ってもらいました。結婚を決めるのは本人た...
義母vs実母の“初孫”バトル勃発! マウント合戦に巻き込まれた新妻の叫び「私たちは代理戦争の駒じゃない」
 幸せなはずの新婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
おやつにワクワク♡ 猫の尻尾がピン♪ “にゃんたま”の勝利ポーズが尊すぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子どもを思うほど胸が痛い…ひとり親家庭が抱える“見えない苦労”。差別や偏見とどう向き合う?
 2024年に離婚した夫婦の数はなんと18万組にのぼるのだそう。なかには「ひとり親家庭」となる人もいるでしょう。子どもと...
コンクリ貫通の生命力!「タカラジェンヌ」が由来の高貴なお花、寒さに弱いはずが“3度の冬”を越えたわけ
 今年の夏も暑かった!、我がお花屋の店先では、暑さにめっぽう強い見上げるほど大きく育った「南国生まれの貴婦人」が見ごろを...
効いてくれよ、スタバ1杯分! 更年期女がすがる心のお守り。すべてはプラシーボ効果と気づいても
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
この夏もやらかした! 女たちの“反省エピ”7選。「自分史上最も夏を無駄にした」「大出費でクレカを直視できない」
 毎年のことながら、終わってから「もっとこうしておけば…」と思うのが夏休み。今年も例に漏れず、反省を抱えたまま日常に戻っ...
「逃げたら干されるぞ」若手芸人が踏み込んだ“後戻りできない”選択。大金と引き換えに失ったキャリア
 世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。  現在は清浄化...
「我が子を可愛いと思えない」産後に心が壊れかけた経験談。私は母親失格だ…なんて思わないで
 出産してから「なんだか最近自分が自分じゃないみたい」などと異変を感じている人は、先輩方の声を参考にしてみるとよいかもし...
義母「うちの子そっくり」にザラつく…。“孫フィーバー”の裏、無視され続けた嫁の叫び。私は透明人間じゃない!
 私の友人サエ(32歳・銀行員)が第一子を出産したのは昨年の冬。待望の赤ちゃんが誕生し、夫婦で新しい生活を始めた矢先、彼...
芸術の秋!美少年“にゃんたま”の曲線美と薔薇にうっとり♡ まるで絵画みたいじゃない?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
騙された!一見“仕事デキる風”…でも実は? 有能ぶったLINEにご用心。“能ある鷹”の逆パターンも
 世間では仕事ができない風に見えるLINEを送ってくるのに、実は超有能な人材だった話もよくあります。その一方で、本当は無...