“地獄”の付き添い入院 我が子は関節にハンディキャップを…

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2023-03-06 06:00
投稿日:2023-03-06 06:00

股関節のレントゲンを撮ってもらうと…

病院での診断に納得がいかず…(写真:iStock)
病院での診断に納得がいかず… (写真:iStock)

 私は納得がいかず、必死にインターネットで同じ症状を検索をして病名を探しました。すると、一つの病名がヒットしたのです。

「ペルテス病」

 ~ペルテス病は股関節におこる病気です。股関節は、大腿骨頭(大腿骨の球形をした先端)が、骨盤の臼蓋というボールをうけるカップをひっくりかえした屋根のような骨にはまりこんでいる関節です。原因はよくわかっていませんが、大腿骨頭の血のめぐりが悪くなって弱い状態となり、つぶれて変形をおこします。 ~(出典:神奈川県立こども医療センター 整形外科)

 医師に無理を言って股関節のレントゲンを撮ってもらうと、やはり長男はペルテス病でした。診断を受けると大きな病院へ紹介され、即入院。

 発見が遅れたため、症状はかなり悪化していたようです。レントゲンを見ると、大腿骨がしっかりとつぶれていました。それもそのはず、今までは足の甲だけレントゲンを撮っていたため、異常が見つからなかったのです。

いきなりの付き添い入院に周囲もバタバタ

常に付き添う必要がある(写真:iStock)
常に付き添う必要がある (写真:iStock)

 入院する先は小児整形外科のある大きな総合病院。その中でも、病気の子どもたちだけが集まる小児病棟での入院です。生後間もない赤ん坊から高校生のお兄さんまで、さまざまな年代の子どもたちが入院生活を送っています。

 小学校低学年くらいまでの子どもには親の付き添い入院が必要だそうで、例に漏れず私も一緒に付き添うことになりました。

 当時は長女も小学2年生で、末っ子も1歳になったばかり。奇跡的に断乳は終わっていたのですが、まだまだ目が離せません。

 私が不在になってしまうため、旦那のひでまるが会社へ事情を相談したところ、今よりも在宅ワークが浸透していない時代ではありましたが、会社側が在宅で仕事をできる環境を整えてくださいました。本当にありがたかったです。

 さらに、病院付近に住んでいる義父母の協力もあり、急な入院ではありましたが、なんとか体裁を整えることができました。

tumugi・ひでまる
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ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
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