悲しすぎる過去が明らかに
――ユイ、聞いてほしい。両親は僕が幼いころに離婚して、僕は母に引き取られた。生活力のない母は水商売をして、そこで会社経営をする客……僕の義理の父となる男と知り合ったんだ。母はホステス業から逃れるため、父と男女の関係になり、結婚にこぎつけた。義父は母を大事にはしたが、僕には冷たかった。姉たちも僕をオモチャにした。
従順にしなければ僕は家を追い出されるかもしれないという恐怖が常に付きまとったよ。それが結果的に、姉たちの言いなりになるという選択をさせたんだ。
僕だけじゃない。万が一、姉たちの機嫌を損ねれば、母も一緒に捨てられる可能性だってゼロじゃなかった。
――そんな……リク……。
――いつも父と姉の顔色を見ながら育ってきた悔しさ……ユイには分かるかい?
私は何も言えません。脳内はまだまだ混乱しています。
すると、リクが言葉をつむぎました。
レイプ同然の童貞喪失
――初体験は中2の夏。相手は姉の女友達の女子大生だよ。
レズビアンだという彼女は、僕に化粧をして姉の浴衣を着せて、無理やりペニスを咥(くわ)えた。『怖がらないで。気持ちよくしてあげる』と僕の勃起をねぶり回して、一度射精させ、回復した2度目の勃起を見て、嬉しそうにまたがってきたんだ。
『生理は終わったばかりだから、中に出して』って腰を振られて、あえなく昇天さ。
レイプ同然の童貞喪失だったよ。それから、続けざまに姉のクラスメイトたちが日替わりでが僕を犯した。
生理中のアソコを舐めろと言われたこともあるよ。命令に従えば、お小遣いをもらえた。
女の欲望のはけ口だった少年時代
そのうち、姉2人も僕と関係を持つようになったんだ。僕は彼女たちの男娼……いや単に欲望のはけ口だった。
ユイが『キレイ』だと褒めてくれた僕の中性的な容姿は、女の獲物になり、同時に武器にもなったんだ。レズビアンのマッチングアプリでも、けっこうな数の女性を騙したよ。
――女の人を憎んでいるの……?
――そうかもしれない……。
リクの声が次第に涙声になっていくのが分かりました。
幼少期の両親の離婚から始まり、義理の父との確執。義理の姉たちや女友達からの性的虐待。一方で整ったルックスを武器にして、レズビアンのマッチングアプリで女性と出会い、性的な行為にも……」
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