渡部建はサイン会開催まで復活 この先は宮崎謙介氏が手本?

コクハク編集部
更新日:2023-02-24 06:00
投稿日:2023-02-24 06:00

復帰1年の渡部建がサイン会を行うまで復活

相方の児嶋一哉(写真左)にも迷惑をかけた(C)日刊ゲンダイ
相方の児嶋一哉(写真左)にも迷惑をかけた (C)日刊ゲンダイ

 昨年2月放送の「白黒アンジャッシュ」(チバテレ)に出演して以来、復帰1年を迎えたアンジャッシュの渡部建(50)。現在はABEMAの番組にゲスト出演したり、昨年11月に発売した著書『超一流の会話力』に関連する講演を行うなど、地道に活動している。著書の売れ行きは上々のようで、3月3日には名古屋での独演会も開催予定だ。

 今月21日に公開されたインタビュー記事「『トイレ行ってきていいですか』も言えなかった――活動再開から1年、渡部建50歳の生きる道」(Yahoo!ニュースオリジナル)では、最近出た結婚式のスピーチで大ウケしたエピソードとともに《必要としていただけるのであれば、結婚式の司会も、どんどんやっていきたいですね》などと答えている。

 世間を大きく騒がせた「多目的トイレ不倫」で“終わった人”となったのが嘘のようだが、それでも、ダウンタウン浜田雅功(59)のパパ活不倫疑惑や、EXIT兼近大樹(31)が広域強盗事件の指示役「ルフィ」と過去の関係が取り沙汰されると、ネット上では比較対象として名前が浮上するのもまた事実。《みんな渡部に厳しすぎない?》といった擁護の投稿がある一方で、

《なんで、人様の喜ばしいスタートのイベントをこんな不謹慎な奴のネタとして利用されないかんのかね?不幸の始まりでしょ?そういうように考えられないこいつまだまだ分かってないよね》

《こんな人間に教えてもらいたい事なんて、一つも無い。女性をただの性処理の道具にしか思ってない人間が、何を教える?》

 などと過去の過ちを許していない声がみられるのだ。

「多目的トイレ不倫」の代償は計り知れない

唯一レギュラー出演していた「所JAPAN」は番組自体が終了に(C)日刊ゲンダイ
唯一レギュラー出演していた「所JAPAN」は番組自体が終了に (C)日刊ゲンダイ

 実際、テレビCMや全国区の地上波出演はなく、完全復帰にはほど遠い。プライベートでは妻・佐々木希(35)との間に昨年11月に第2子を授かったことを報告。佐々木が産休に入れば渡部の存在はますます薄くなってしまいそうだが、渡部の禊が済む日は来るのか。

 数々の芸能人の栄枯盛衰を見てきた芸能リポーターの川内天子氏が言う。

「渡部さんは、グルメ本を出したり、番組MCを務めていた時の栄光からまだ抜け出せていない印象です。他のタレントさんの不倫騒動と決定的に違うのは、多目的トイレを使用する人や女性に対して侮辱したこと。これは夫婦や不倫相手との当事者間の問題に限らず、渡部さんの欠如したモラルが表面化したもの。そう簡単に払拭できるものではなく、ビジネス本や講演、やりたい仕事の夢を語る姿に対し、多くの視聴者から『反省しているのかな?』と疑問を持たれてしまうのでしょう。芸能界のポジションは奪い合いです。名実ともに自覚して方向転換しない限り、二度と完全復帰はできません」

金子恵美・宮崎謙介夫婦の生きる道

キモが据わっている(C)日刊ゲンダイ
キモが据わっている (C)日刊ゲンダイ

 なかなか険しい道のりだが、それでも参考になるのが、元衆議院議員で妻の妊娠中に不倫した実業家の宮崎謙介氏(42)だ。

「宮崎さんは“ただの人”になってから育児や家庭のサポートをし、妻・金子恵美さんはテレビなどで、ダメ夫ぶりをネタにしてきました。現在、宮崎さん本人は実業家として成功し、夫婦共演をはじめ、タレント的な仕事も増えてきた。渡部さんも講演などに関心があって実業家を目指すなら、芸能界を一度諦め、その道一本に集中するべきです。

 仮に芸能界に戻りたいのなら、やはり、芸人1本で一からやり直すしかありません。多目的トイレ問題に目をつぶってくれる層がいるとすれば、昔からの『アンジャッシュ』の笑いが好きなファンでしょう。まずは言葉だけではなく、プライドを捨てて小劇場からでもライブに専念する。そして、佐々木さんがネタにできるくらい家事育児をこなしていたら、状況は変わるのではないでしょうか」(前出の川内天子氏)

 やっぱり、まだまだ、それはもう先は長い。

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