ミモザを日持ちさせる5つのポイント
1. 購入時、多少モフモフと咲いている枝を選ぶべし
お花屋さんに売られている時点でドライフラワー化してしまっている可能性も……。その場合は明らかにモフモフな状態ではないので、見た目も一つの目安になさってください。
2. 花瓶の水はただの水では咲かないのだ
ミモザのツボミを咲かせるには、どうしても糖分が必要。その糖分はお花の品質保持材の中にも入っています。いわゆる「切り花長持ち栄養剤」でございます。
水の中に砂糖を入れる方もいますが、濁りの原因にもなりますし、吸収もあまりよろしくないのでどうかしら……? な感じですわよ。正攻法なら市販の薬剤に頼るべし。こまめな水換えでバクテリアの発生を防ぐのもポイントです。
3. 葉の量が多かったら取り除くといいよ
ミモザとひと口にいっても種類が豊富で、一般的に切り花で売られているものは「ギンヨウアカシア」や「フサアカシア」と呼ばれています。
庭木として植樹されることも多く、ネムの木のような銀色の細かい葉がたくさんついて、花がない時期も素敵な枝ものとして人気ですが、モフモフの花が咲くと素敵な葉も若干キニナル……。
切り花として花瓶で楽しむ場合は花をより多く見せる&乾燥を防ぐためにも、葉の多い部分は間引きし、水分が花に行き渡るようにすると良いですわよ。
4. 家にお迎えしたら、水揚げはマスト作業
「湯揚げ」という作業もありますが、「正直チョイと難しい。そんなものわかるかーい!」というアナタ。
ハサミかナイフで茎の切り口を斜めにカットした後、縦に一文字に切りこみを入れ、さらに裂いて吸い口の面積を広くして、素早く水の中に入れてくださいませ。その際は薬剤を入れた花瓶の水がオススメですよ。
5. 水揚げ後は一晩、新聞を巻くかビニールをかけるべし
水を吸った後、水分が揮発するのを防ぐため、新聞で巻くか、花瓶ごとフワッとビニールをかけて一晩おいてください。だいぶ違いますよ~。
1~5までやってくだされば、ツボミが咲いてくれる可能性アリ! 頑張りましょ。
究極アレを入れるべし
「水に秘訣がある」と記しましたが、ワタクシ、どうしようもない時はサイダーを入れております。サイダーの良さは糖分と炭酸があること。水溶性の糖分は植物にとって吸いやすく、また炭酸は抗菌作用が期待できます。
サイダーは残り物で十分、炭酸の気が抜けててもOKですが、ペットボトルに直接口をつけて飲んだ飲み残しは抗菌作用という点ではNG。希釈は超テキトー、あえていうなら2~3割ぐらいを入れとくか? ってな感じです。
この手法は糖分が必要なバラやダリアなどでも効果あり。コーラやビール、炭酸フルーツ系ジュースでもやってみましたが、効果云々の前に色が悪いw。しかもコバエが飛んでくるww。
透明なサイダーがしっくり。どうしても市販の切り花品質保持剤が手に入らなかった時の緊急措置でもあり、お試しあれ。
◇ ◇ ◇
ミモザの出回り時期もあとわずか。春を感じる幸せを平和な黄色のミモザが素敵に演出してくれます。モフモフが優しい春風を届けてくれますことを……遠いお空の向こうでお祈りしておりますよ~。
ライフスタイル 新着一覧