強硬フェラ!人妻探偵「壊し屋」の相手は湘南のイクメン #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-03-24 11:05
投稿日:2023-03-17 06:00

これまでのあらすじ

 夫の単身赴任に伴い、スーパーの店員から一転、探偵として働くことになったT子さん(38歳探偵/子供なし)。雪国の生まれという彼女は、透き通るような白い肌と大きな瞳、サラサラのボブヘアが似合うクール美女だ。

 探偵事務所は、3社目で合格。社長のAさんは、年齢は50歳くらいの男性で『筋肉質なチョイ悪オヤジ系』。面接の際、T子さんはA社長にトキめいてしまったという。

 しかし、そんなそぶりなど微塵も見せない落ち着いた彼女に対し、A社長は、「社長面接というだけで、必要以上に頑張ります! と意気込んだり、逆にぺこぺこしたりする人間が多いんだけど、T子さんは肝が据わってるよ。気に入った」と即合格。

 探偵事務所には、浮気調査、元交際相手の動向、片思いの彼女の自宅を突き止めるなどのほか、離婚したい夫(妻)に対して工作員を送りこんで浮気させる「壊し屋」などの依頼もあるという。

「壊し屋」の任務が

 T子さんの仕事は「対象者の尾行」から始まった。それをクリアすると、次は「偶然を装って対象者の電話番号を聞き出す」という仕事にステージアップ。

 探偵は、必要に応じて演技力が必要だが、学生時代は演劇部に所属していた彼女は難なくクリア。なんと5人連続で電話番号を聞き出し、成功率は100%だったという。

 T子さんの仕事ぶりをA社長はたいそう褒め、彼女もますます気合いを入れて日々の仕事に取り組んだ。その裏には、「A社長に認められたい」という、ほのかな恋心もあった。

 そんな折、A社長から驚きのLINEが入った。

――T子さん、もし可能なら、対象者の男性と寝て、その一部始終を動画撮影してくれるかな?

 その文言を見た時、『ついに来た!』と胸が震えた。「壊し屋」の依頼だと察し、しばし考えたのち、

――やります!

 そう返信した。対象者の男性とベッドを共にする任務を受けたT子さんは――。

 気になる続きの前に、第1話はコチラからお読みいただけます。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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