苦手な実母の新居訪問で事前に対策したこと 2023.4.1(土)

コクハク編集部
更新日:2023-04-01 06:00
投稿日:2023-04-01 06:00
 コロナが落ち着いて、マスク着用も個人の判断になり、やっと日常が戻ってきた感じがしています。そして人の移動も……。
 そんな中、個人的に恐れていた日がやってきました。昨年、アパートから戸建てに引っ越した私の家に、田舎から両親が遊びに来ることになったのです。

実母が家に来るのが憂鬱すぎる

 昨年36歳を迎え、アラフォーに足を踏み入れた私と実家の母の関係は、一言で言えば不仲。詳しくは書きませんが、昔からどうも性格が合わず、私としてはなるべく一緒にいたくない相手です。

 仲が良いけどケンカしてしまう、という関係とは異なる、「実の家族だけど、本気で苦手な人」というケース、けっこうあると思います。

 私も弟も、母から離れたい一心で東京の大学に進学。そこから実家にはほとんど帰っていません。これまでも何度か、レストランなどの“外”で集まる機会はありましたが、イヤな雰囲気で終わることも多かったのです。

 それなのに、今回は自宅……。父から「今度そちらに遊びに行くから。孫にも会いたいし」と連絡があり、「お互い大人だし、そろそろ大丈夫だろう」と申し出を受けた私。それでも直前に電話した際、いつものように険悪な雰囲気で切ったこともあり、両親が来る日が近づくにつれ、だんだんと気持ちが重くなってきました。

苦手な実母との衝突を避ける作戦

 4歳と2歳の子どももいるし、どんなに嫌なことを言われても怒鳴り返すことなくスマートに対応したい――。そのために夫とも相談して、いくつかの作戦を考えました。

1. 夕食ではなくランチタイムに

 父とはうちで食事をする約束をしていたのですが、時間は特に決めていませんでした。夕食だと終わりの時間が見えにくく、お酒が入ると長居される可能性もあるので、ランチタイムに来てもらうことに。

2. 家族以外の人に参加してもらう

 たまたまですが、近くに住んでいる親戚がいました。父の妹夫婦で、その子どもたちは私と同年代のいとこ。父とはしばらく会っておらず、事情を話したうえでランチにお誘いし、来てもらえることになりました。

3. 話すことは基本「子どもについて」

「初対面の相手と政治、宗教、スポーツの話はするな」と言いますが、長年不仲な親子にとってはどこに火種が転がっているか分かりません。なので、この日は基本、子どもたちの話題を会話のメインとすることに。

4. 飾ってある写真にも気を付けて

 仲が悪いにも関わらず、母は、私が義実家と仲良くすることに「謎のライバル心」を燃やす人。来訪の直前、夫が壁に貼っていた義実家で撮った家族の集合写真に気付き、「外しておこうか?」と、引き出しにしまってくれました。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「鉄漿」って読める? ヒント:最古のメイク
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
子ども同士のLINEにもドラマが!将来の夢はスパイに忍者…ピュアな感じがたまらん
 最近では、小学生でもスマホを持っている子が増えていますよね。連絡ツールとして友達とLINEを使いこなし、時代は変わった...
女はお嫁さん要員? 年収800万でも「行き遅れ」と見下される田舎の地獄
 西新宿の高層ビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、悠々自...
毒親の介護をしたくない 実家から逃げた女が「決別」のため払った金額は
 西新宿のビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、おひとりさ...
田舎を捨てた「独身女」は不幸ですか 絶縁した家族が来て…今さら何の用?
 いまだ残暑が残る9月の初め。月曜日のAM7:30。  すでに汗ばむ陽気に包まれながら、西村咲子は新宿西口の高層ビ...
職場で飛び交う「大人のちくちく言葉」4選。無意識に同僚・後輩のモチベを下げてない?
 人の気持ちを不快にさせる、ちくちく言葉。子どものちくちく言葉は「アホ」「バカ」「マヌケ」などストレートですが、大人にな...
“たまたま”に見覚えあり!尾道市立美術館の「ケンちゃん」ではないかぃ?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大優勝!秋から元気な“開運最強”花5選。一輪挿しでも存在感たっぷりで映える1本を紹介
 台風10号の遠隔豪雨は、神奈川にあります猫店長「さぶ」率いる我がお花屋にも様々な影響を及ぼしました。大雨を睨みなが...
みんなどうしてる? 大地震の経験者が語る我が家のリアルな地震対策7選
 南海トラフ地震の危機感が高まる中、「我が家も地震対策を見直さないと」と思っている人は増えているようです。ただ、実際に被...
バツイチ女一匹「昭和の意地」を捨てたおじさまから商店会会長を任されましたよ…!
 前回、ポンコツ商店会再起動という渦に巻き込まれた私。とりあえず、様々な問題解決のため、床屋さんと元酒屋さんとの密なミー...
猫飼う40独女が準備する「防災グッズ」元カレのアレと被災した親の経験談が沁みる…
 9月1日は「防災の日」でした。地震や台風などに対する不安が高まっている今、災害に備えていますか? 私は、しなきゃしなき...
40代“子育て女”キャリア再形成に苦戦中。専業主婦→パートを経たその先のハードルが高すぎる
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  最近、フ...
簡単!秋におすすめのアロマと桃尻・股関節・ふくらはぎ・内ももの鍛え方【調香師がチャート別に解説】
 適度な運動で汗をかくと健康になるのはもちろん、達成感で幸福ホルモンが刺激され、心や肌にも潤いを与えます。今回は、フェロ...
祝“たまたま”2nd写真集発売!「神表紙」の魅惑ポーズの裏側に迫る
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
水の中の緑のカーテン
 水底に沈んで  上を見上げているつもりになって  涼んでみる
「阿婆擦れ」は“当て字”。もともと男性にも使われていた
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...