不倫で本気にならないためには? 不倫男性に学ぶ女性の心得

リタ・トーコ ライター
更新日:2019-06-21 06:00
投稿日:2019-06-21 06:00
 不倫中の女性にありがちなのが、「彼は本気なの?」と相手の気持ちを量ろうとしてしまうこと。でも、大前提として、不倫をしている以上は「浮気の中の本気」であることを忘れちゃダメ! 甘い逢瀬を重ねて引き返せなくなる前に、本気にならないための方法を頭に入れておきましょう。

不倫中は「本気」だとしても「浮気」

 不倫相手から、「本気になった」「妻よりも愛している」、なんて言われてしまったら、つい信じてしまいたくなるのが女性。

 でも、そんな時には、ぜひ反芻してください!そもそも、どんなに「本気」だと言っていても、彼がしていることは間違いなく「浮気」であるということを。

不倫における「本気」とは? 男女での違い

 そうはいっても、男性が「本気になる」というケースは多々あります。ベッドで囁く「本気」の言葉は決して嘘ではありません。

 不倫とはいえ、好きな人ができるという喜び、誰かを愛するワクワク感は甘く幸せなものです。ただ、残念ながら、男性の「本気」は、「(その瞬間は)本気」という、とても刹那的な感情で発した言葉。

 でも、女性は本気になったらどこまでも先を見ます。この先起こるかもしれない別れを考えて落ち込んだり、将来2人でいる姿をどんどん想像します。「本気」は1mmもブレない「本気」。もうこれは、仕方がないこと。それが女性の、いじらしくも不器用なところなのですが。

不倫男性に学ぶ! 不倫で本気にならないための女性の心得

 男女の違いを見ると分かるように、不倫において「本気かどうか」を確認することは、とてもナンセンス! じゃあ、どうすれば良いのか?それは、男性が自己陶酔に浸ってしまうほどの「本気」を、女性側も真似してみれば良いと思うんです。

息抜きをできる場所を持つ

 好きな人と付き合い、「誰かのもの」になれるって、少し良い気分になれますよね。(「誰のものでもない」という本質は、一旦置いておいて)

 しかし、不倫の場合は別。女性は不倫相手に縛られるべきではありません。スケジュールの全てを伝えて次に会える日を待ち望んで生きる、これをするから見えない糸で縛られて息苦しくなり、どんどんハマっていくんです。

 個人的には秘密を持つのがオススメ! 不倫男性にとってのあなたのように、息抜きができる場所を作ること。友達以上恋人未満でも良いですし、第二の男性でも良いでしょう。一歩引いた目で見続けることができますし、もしも、不倫相手と別れた時に寂しくありませんから。要は、万が一の時のための「保険」ですね。

 でも、不倫とはいえ、男性は女性を「自分のもの」だと思っています。自分のことは棚に上げて、嫉妬をする人も多くいますから。とにかく、やるからには上手な嘘をついてください。

自分のリズムを崩さない

 不倫中の女性が陥りがちなのが、いつでも不倫相手を最優先に考えて行動してしまうこと。なにかと忙しい不倫男性の「会いたい」の一言で、仕事やプライベートをおろそかにして会いに行った経験がある女性は多いでしょう?

 でも、これは相手にとって「都合が良い女性」になってしまうばかりか、自分自身を余計にドツボへと向かわせる行動でもあると思うんです。

 自分のリズムはしっかりと確保した上で、余力で会いに行く。そのくらいが絶対良い!って、これがまた難しいのですが。とにかく、自制しましょう。

先のことを考えない

 1人の女性だけを愛して添い遂げることができない。だけど、手放す勇気も意志もない。それが、不倫男性の本質。

 だからこそ、不倫男性は「今」しか見ないのです。そして、自分にとって不都合が生じたら、すぐに別れを切り出す冷たさを持ち合わせています。中には、女性が別れたくなるように仕向けるツワモノもいます。そう、不毛なのが不倫。

 だからあなたも、先のことを考えるのはやめましょう。「いつかの話」をしてしまいそうになったらぐっと堪えて、楽しいことだけに目を向ければ良いんです。

 不倫は世間的にも「してはいけない」こと。男性だけではなく、もちろん、あなたも同罪。メリットを求めること自体間違っていますが、それでも敢えて言うなら不倫で得られるものは「経験」です。良いことも悪いことも、必ず糧になりますから。

不倫の「本気」の形は1つだけ! レアケースはある

 恋愛の良いとこ取り。それが「不倫」です。普通の恋愛の果てに発生する「責任」が欠如しているからこそ、楽しいものなんです。

 不倫の場合、本当の「本気」の形は1つだけ。相手と生涯を共にしたいと「離婚」を考えて行動することでしか証明することができません。でも、そんなのはかなりレアケースだと断言しても良いでしょう。

 でも、私は本当の「本気」の不倫を見たことがあります。男友達の話ですが、不倫相手に本気になり、思い余ってパートナーと離婚しました。男性は彼女を好きだからこそ、実現できるか分からない「離婚する」の発言を1度もせずに。

 全てが終わった後に彼女に打ち明けたら、「望んでなかったのに」と笑っていたそう。しばらく関係は続きましたが、数年後にその女性に振られ、今は独り身です。保険をかけずに動いた男性に拍手を送りたい。(笑)

 分かり合えないから惹かれて埋め合う。それが男女ではあるものの、相手の気持ちが透けて見えたら楽なのに……なんて、豊かなセンチメンタル気分に浸れるのも、不倫のメリットかも?と、思う今日この頃です。

リタ・トーコ
記事一覧
ライター
引きこもり既婚ライター。夫とのゆるい幸せを楽しみつつ、つい浮つく。類は友を呼ぶのか、周りに似た友人が多い。人生1回きり。興味に負け続ける女。好きな言葉は「自己責任」。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「ドキドキしてる」にテンション爆上がり!デート前日のLNEは女からが吉
 意中の彼とのデートが間近に迫っている女性は必見! 今回は、男性が喜ぶデート前日のLINEをご紹介します。いったい男性は...
恋バナ調査隊 2025-04-13 06:00 ラブ
「俺もいいトシのおじさんですから」燃える恋愛より穏やかな関係を求める52歳男性の達観
「冷酷と激情のあいだvol.241〜女性編〜」では、カツノリさん(52歳・仮名)との交際を検討している瞳さん(47歳・仮...
並木まき 2025-04-12 06:00 ラブ
「寂しいアラフィフ女認定は嫌!」自分のブランディングに翻弄される47歳女性の見栄
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-04-12 06:00 ラブ
「色白のお肌がいっそう映えますね」呉服屋・イケメン若旦那は熱海の旅館でマクラ営業? #2
 静香さん(35歳・茶道講師/既婚子供アリ)は、祖母、母と3代にわたり、都内の邸宅で茶道教室を開いている女性だ。彼女は懇...
蒼井凜花 2025-04-11 06:00 ラブ
年親を安心させたい。でも、30代で付き合った不倫相手が忘れられません(44歳女性、IT勤務)
 都内のIT企業で働く44歳女性です。年収は1000万円弱で、経済的には自立していますし、年齢的にも子供も望んでいません...
植草美幸 2025-04-11 06:00 ラブ
どんな“優良物件”も劣化させちゃう悲しきモンスター! 男をダメにする女の5つの特徴
「男を見る目がない」「ろくな男がいない」と嘆いている女性の中には、男をダメにする女が含まれているのも事実。あなたもそんな...
恋バナ調査隊 2025-04-11 06:00 ラブ
アラフォー妻が実践するセックスレス解消の秘技。夫と再び燃え上がった3つのステップ
「ダンナがしてくれなくて…」とセックスレスに嘆く女性は少なくありません。  近頃は女性用風俗や恋人レンタルに癒やしを求...
内藤みか 2025-04-10 06:00 ラブ
「気になる人」と「好きになる人」の違いとは? 自分の恋愛感情を6つの判断軸で考えてみよう
「気になる男性がいるけど、恋愛感情として好きになっているかはわからない…」と自分の気持ちに疑問を抱いている女性、必見。今...
恋バナ調査隊 2025-04-10 06:00 ラブ
「浮気してね?」男性の怪しい言動5選。意外でも深掘りしてみる価値あり
 今回は、男性の浮気を見破ったきっかけについて女性に話をうかがいました。中には意外な言動から見抜いた女性も! ちょっとで...
恋バナ調査隊 2025-04-09 06:00 ラブ
お花見デートの失敗談5選。飲みすぎ→リバースで大ヒンシュク! 桜とともに恋が散った…
 お花見デートのシーズン到来! 「気になる彼と約束してる」なんて女性もいるのではないでしょうか?  そこで今回は、お花...
恋バナ調査隊 2025-04-08 06:00 ラブ
マッチングアプリの意外な成功談4選。まさかの恋愛成就、“加工詐欺”は悪い話とは限らない?
 今回は、マッチングアプリでの意外な成功談を紹介します。マッチングアプリには下心しかないヤリモク男が溢れている印象ですが...
恋バナ調査隊 2025-04-08 06:00 ラブ
彼が萎える彼女の言動7選。遅刻、スマホチェック以外にクチャラー、口ヒゲもドン引きの対象に…
 彼にドン引きされた経験はありませんか? 今回は男性が「マジで萎えるからやめて」とドン引きする彼女の行動をご紹介します...
恋バナ調査隊 2025-04-07 06:00 ラブ
既読スルーをくらって連絡が途絶えた…ラリーが続くやり取りとは? 思わず返したくなるLINEテク3選
 気になる男性からのLINEが途絶えると、「脈なしなのかな?」「また送ったら迷惑かな…」と考えてしまうでしょう。  そ...
恋バナ調査隊 2025-04-07 06:00 ラブ
家事をしない夫への“プチ仕返し”3選。気が済んだら、上手に心を入れ替えさせるコツ3つで改善を
 今の時代は、夫婦共働き世帯が多いですよね。それなのに家事をしない夫に、イライラがつのって爆発寸前の妻たちも大勢います。...
恋バナ調査隊 2025-04-06 06:00 ラブ
「俺のこと好き?」LINEのダメな返し方3選。“真の正解のヒント”は彼との前後の会話にあり
 好きな彼から「俺のこと好き?」とLINEがきたら、あなたはどう返すでしょうか?  3人の男性に「これは嫌だな」「ちょ...
恋バナ調査隊 2025-04-06 06:00 ラブ
「腐れ縁でも寂しくなる」社会に強い不満を持つ55歳男性の別れの予感
「冷酷と激情のあいだvol.240〜女性編〜」では法律婚を選択せず交際10年を迎えた、一回り上の恋人・ハルトシさん(55...
並木まき 2025-04-05 06:00 ラブ