「私にいくら使ってくれる?」お金は愛のバロメーターと信じてやまない女

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-05-06 06:00
投稿日:2023-05-06 06:00
冷酷と激情のあいだvol.141〜男性編〜」では、年下の彼女である七香さん(30代前半・仮名)から、金額としては大きくないものの金銭的援助を求められていることに困惑しているタダシさん(44歳・仮名)の心情をお届けしました。
 ふたりは告白こそ経ていないそうですが、客観的に見ればすでに恋人同士のようなお付き合いを続けています。では七香さんはなぜ、タダシさんにお金を渡すよう求めているのでしょうか。そこには七香さんなりの事情が隠されていました。

お金は愛のバロメーター!

「私は、お金は愛のバロメーターだと思っていて、どれだけ私にお金を使ってくれるかによって、相手がどのくらい真剣に私を愛してくれるかがわかるんじゃないかなって。

 もちろん相手の負担になりすぎる額を要求するのはダメだと思うけれど、デートのための美容代とかを『ちょうだい』って言うのは、かわいいものだと思いません?

 だって、タダシさんは私よりも10歳以上も年上だし、そのくらいのお金の余裕は絶対にあるもん」

配慮したうえでの希望なのに

 七香さんは、相手の経済力を見極めながら「このくらいなら大丈夫じゃないか」と配慮をしたうえで、金銭的な希望を伝えているとのこと。それを「だめ」だと言ってくるような男性はセコイ男性としか思えないそうです。

「ぶっちゃけタダシさんはセコイのかセコくないのか、まだよくわかんないところがありますねー。経済的には私よりはかなり裕福だと思うけれど、外食に行っても安いお店で済ませようとするときもあるから、そこまで余裕があるほうではないのかもですね。それか単なるケチなのかも? このあたりはまだよくわかりません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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