歯の矯正治療は自費診療で定価ナシ!で、おいくらに?2023.5.18(木)

コクハク編集部
更新日:2023-05-19 10:34
投稿日:2023-05-18 06:00
「健康的な自前の歯」を維持するべく、歯科矯正を決意したアラフィフ女です。ワイヤー矯正の費用は100万円以上かかるんだよね? と、おおよその相場観は分かっていても、自分ごととなると話は別。わたし、一体、いくらかかるんですかー!

愛子さまも歯科矯正中

 天皇ご一家がおよそ3年8カ月ぶりに、御料牧場(栃木県)へ足を運ばれたというニュース。4月上旬のことです。ご一家はマスクを外し、牧場内を散策。報道陣からの質問にお応えになる姿を見ていると、長女・愛子さまの口元には歯の矯正器具がちらり。愛子さまも歯科矯正中とは……!

 一部報道によると皇室の方の矯正器具を隠したりせず、装着した姿をお見せになるのは過去に例がないとか。なんだか勝手に親近感を抱いてしまいました……。

 話を戻します。

 46歳に突入したアラフィフですが、遅ればせながら歯科矯正を行うと決め、コンサルテーション(クリニックが提携する別の歯科医からも判断を仰ぐセカンドオピニオンのようなシステム)を受けた次第です。

 その結果が記された書類には、現状の歯並びに加え、歯周組織、骨格、筋肉、顎関節といったそれぞれの問題点や治療方針などがつらつらと。

 最大の関心事といっても過言ではない、費用の提示もありました。

歯科矯正は健康保険は基本使えない

 歯科矯正は基本、保険適用外の「自費診療」です。健康保険は使えません。具体的な金額はクリニックごとに決めてOK、全国一律の“定価”はなく、いわば言い値です。

 なんかコワイし、ビビっちゃいます。最低限の情報はインプットしておかねば……!

 公益社団法人「日本臨床矯正歯科医会」のHPによると、治療費の目安は80万~120万円。クリニックのある地域や患者個々の治療の難易度、期間、使用する装置などによって算出されるため、治療前に主治医からきちんとした説明を受け、納得するまで話を詰めておきたいところです。

治療費用は160万円!

 で、わたしが提示された金額は、およそ160万円(税込み)。すべての矯正器具、クリーニング器具、治療中のX線診査などがインクルードされた一括計算です。3年近くに及ぶ治療費の“一切合切”とはいえ、決して安い金額ではありません。前述した目安の金額より高いし。

 ただ職場にほど近い都内の一等地にあり、20年近くお世話になっているクリニックで、主治医の腕含め、信頼しています。他のクリニックでお世話になるつもりもない……。というわけで、迷いなく、腹をくくって進みます。

「院内分割払い」という選択肢

 費用はどのように工面するか。歯科矯正を決めた時点でなんとなくシュミレーション済みではありますが、それでも、現金一括払いは、正直つらい。

 カードでの支払いがOKのクリニックとはいえ、カードの利用限度額を考えると、やっぱり一括払いは避けたい……。だからといって、クレジットカードでの3回以上の分割払いやリボ払いは、手数料(利息)がかかります。

 いやいや、いやだわーと心の中で叫び、悶々としていると「院内分割払いもOK」と提案いただきました。

 院内分割払いとはクリニックが独自のルールに則って行う支払い方法で、分割手数料がかからず、面倒な審査等の必要もないとのこと。患者の視点も考慮された支払い方法といえるのではないでしょうか。

医療費控除の対象にはなる

 歯科矯正は保険適用外ですが、医師の診断を受けた治療目的であれば、基本、医療費控除の対象となります(審美目的は控除対象外)。

 治療費だけでなく、交通費(ただし公共交通機関に限る)も控除の対象になりますが、矯正の先輩である友人から聞いた話をひとつ――。

“ちりつも”の盲点

 友人の同僚A子さんは、矯正費用が相場目安の半額近くで済むリーズナブルな治療費に惹かれ、神奈川県の郊外にあるクリニックへ通っていたそう。最初の頃は頑張って通っていたそうですが、幾度と通院する必要のある矯正治療です。

 交通費は控除対象とはいえ、往復で1000円以上。移動時間もドアツードアで2時間近くかかり、後悔しているとのこと。

 時間はプライスレスです。クリニック選びは可視化しにくいものも含め、検討したいところです。

 えー、改めまして……。清水の舞台から飛び降りる覚悟で160万円の大金をぶっこみ、治療スタートです。

(編集O)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


子育てママの風邪引いたあるある! 市販薬で誤魔化せずゾンビになった私
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
卑しい街を男が独り行く時代は終わったね 2023.6.26(月)
 卑しい街を男が独り行く時代は終わったね。 「夜は短し歩けよ乙女」の主人公のように、どこかで李白老人に会えるかも。...
「俺んとこ、こないか」“たまたま”のクールな流し目にキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
誰だって一つくらいありますよね? 大人の「好き嫌い」その原因と克服法
 大人になると、不思議と子供の頃苦手だったはずの食べ物が「おいしい」と感じることがあります。逆に「やっぱり苦手」と感じる...
職場ランチは仕事の延長ですか? 疲れる理由と苦痛から上手に逃げる方法
 職場は仕事をする場所ではあるものの、仕事だけしていればOKなわけではありません。職場の人とのコミュニケーションは避けて...
子宮頸がんの術後、初めてのセックス。痛すぎる、全然気持ちよくない!
 子宮と卵巣を失い、人工的に閉経。命が助かっただけでももうけもの、セックスは諦めなきゃいけないの?  42歳未婚で...
2023-06-24 06:00 ライフスタイル
LINEのグループ名どうしてる? センス抜群で真似っこしたい女子会用3選
 女同士で集まる女子会。たわいもない話で盛り上がる時間は本当に楽しいですよね! 女子会と一言でいっても、皆さん実にいろい...
若いうちにしかできないことってたぶんある 2023.6.24(土)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
お酒は好き! だけどね…飲み過ぎで記憶なくした次の日にすべきこと
 お酒が好きな人は、ついつい飲み過ぎてしまう人も多いでしょう。中には次の日、「記憶がない」なんて経験をしている人はいませ...
神々の前で人は何を想うのだろう 2023.6.23(金)
 この夕陽を浴び、神々の前で人は何を想うのだろう。  自分と家族が健康な毎日を送ること。世界が平和と共存に向かうこ...
人間は“ド忘れリピート”が前提かも? シゴデキ女子たちの仕事観3.0
 みなさんは仕事で一回したミス、もう一度したことありますか? 私は何回もあります。そして忘れてしまうこともよくあります。...
冷え性つらいし試してみる?カフェイン断ちメリット5つ&成功させる方法
 朝起きたらコーヒーを淹れることがルーティンになっていたり、仕事中にコーヒーブレイクするも多いでしょう。眠たい時や疲れた...
身体のSOS見逃さないで!「鉄分不足」で生じる不調サイン5つと改善策
 毎日忙しく過ごしていると、ついつい自分の身体のサインを見逃しがち。「これくらい大丈夫」と高を括っている人も多いでしょう...
モテ男協議に「異議あり!」白ソックス“たまたま”が立候補するの巻
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
キンプリ見分けムリ! 40女の老化あるある2023.6.22(木)
 45歳です。もうじき46歳になります。誰ですか「40にして迷わず」なんて言った人は。40代も後半になってもなお、迷走し...
ジムのあちこちで出没する迷惑おじさん! イラッと回避の対処法は?
 夏、目前! 健康維持やダイエットのために、スポーツジムに通う人が増えるシーズンですね。思い切り身体を動かすと、リフレッ...