肌の老けにびびる!美容成分コラーゲンペプチドとコラーゲンの違いは?

コクハク編集部
更新日:2023-06-22 06:00
投稿日:2023-06-22 06:00

3. コラーゲンペプチドの摂取方法

 コラーゲンペプチドの主な摂取方法を、2つご紹介します。

3-1. 食べ物から摂取する

 コラーゲンペプチドを多く含むのは、下記のような食品です。

・ゼラチン
・鶏の手羽
・フカヒレ
・牛すじ
・鶏皮

 ただし、コラーゲンペプチドの含有量が多い食品は、脂肪分が多くカロリーが高いため、食べすぎに注意しましょう。

 また、コラーゲンの生成に欠かせないビタミンCを多く含む食材(ブロッコリー・パプリカ・柑橘類)や鉄分が豊富な食材(レバー・赤身の魚・貝類)をいっしょに摂るのもおすすめです。

3-2. サプリメントやドリンク

 コラーゲンペプチドのサプリメントは、粉末やカプセル、錠剤などさまざまなタイプがあります。

 コラーゲンサプリメントの定番である粉末タイプは脂肪を含まず、においや味もほとんど感じないので、普段の食事や飲みものといっしょに摂りやすいのが特徴です。就寝前に飲むなら、錠剤やカプセルタイプも習慣化しやすいでしょう。

 最近は、コンビニやドラッグストアで、栄養ドリンクやジュースにコラーゲンやビタミンなどの栄養素が入っているものが多く販売されています。味の種類も豊富で手軽に買えるので、飽きやすい人や忙しい人におすすめです。

 サプリメントやドリンクでコラーゲンペプチドを摂取するときは、自分のライフスタイルに合ったタイプを選びましょう。

4. コラーゲンペプチド摂取の注意点

 コラーゲンペプチドを摂取する際の注意点は、以下のようなものです。

・ビタミンC、ビタミンA、鉄分といっしょに摂る
・毎日同じくらいの時間に摂取する
・1日の摂取量が10gを超えないようにする

 コラーゲンを構成するアミノ酸の生成にはビタミンCが必要です。ビタミンCが不足すると、コラーゲンの合成ができなくなり、壊血病を引き起こします。また、ビタミンAもコラーゲンの再生成に関わっています。

 加えて、コラーゲンペプチドは、24時間後には血中からなくなってしまうため、できれば毎日同じタイミングで摂りましょう。

 ほかにも、コラーゲンペプチドは、過剰摂取によって胃腸や肝臓、腎臓に負担がかかる場合があります。食品からの過剰摂取は脂肪分の摂りすぎにつながることもあるのでより注意が必要です。

 コラーゲンペプチドは継続的な摂取が大切ですが、1日5~10gの摂取目安量は守りましょう。

5. コラーゲンペプチドで肌年齢にアプローチ

「コラーゲンペプチドについてたくさん知ることができました! ありがとうございます」

 依子さんはえりのボスにお礼を言いました。

「コラーゲンペプチドは、ハリ不足や乾燥などの肌年齢が気になり始めたときにぜひ試してほしい美容成分よ。ただし、過剰摂取には気をつけてね」

「わかりました。教えてもらった摂取方法を意識しながら、さっそく今日からコラーゲンペプチドを始めます」

「また気になることがあったら、いつでもサロンへいらっしゃい」

 優しい表情でサロンを去っていく依子さんを、えりのボスは笑顔で送り出しました。

★サロン「コクハク」のオーナー えりの

 顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。

(漫画/腹肉ツヤ子

  ◇  ◇  ◇

<この記事の監修者>

医療・健康ジャーナリスト 後藤 典子(ごとう・のりこ)

 同志社大学文学部を卒業後、編集プロダクションを経て、医療・健康ジャーナリストに。Youtubeチャンネルで健康リテラシー向上のための情報を発信している。
 2023年よりSフードプロジェクトのリーダーとして、機能性表示食品ののぞましい発展を支援する活動をしている。

■Sフードプロジェクト:https://s-food.net/

■YouTube:「Medical Health -メディヘルス-」

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


コンプレックスが悪目立ち!今すぐ見直したい残念メイクテク3選
 コンプレックスを解消するためのメイクが、実は逆効果になってしまっていたら悲しいですよね。  メイク手法が定着している...
「膣おなら」の原因は?【医療専門家監修】性交渉や運動中に恥ずかしい…
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
値段差4300円!SUQQUソックリの「エクセル」お粉はプチプラの鑑だ
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
愛用する化粧水が“改悪”の悲劇!敏感肌の30女が頼った「2つのブランド」
 敏感肌ですぐに赤くほてってしまうタイプのため、鎮静効果のある化粧水を長年愛用してきました…が、それがリニューアルされて...
【ユニクロ】絶賛セール中!ドローストリングショルダーバッグが超使える
 今年はユニクロのラウンドミニショルダーバッグが流行りましたが、ドローストリングショルダーバッグも大容量で魅力的なのを知...
アイラインガタガタ大丈夫?化粧崩れおばさん一直線の3大NGアイメイク
 年齢を重ねていくと、濃いメイクはすっかり卒業して、ナチュラルメイクに切り替える人も増えますよね。  しかしナチュラル...
乾燥シーズン到来!美容ジャーナリスト注目の新作・顔&頭皮スキンケア4選
 気温もぐっと下がって、いよいよ本格的な乾燥シーズンに突入。季節がわりに注目したいのが新作スキンケアですが、今年の秋冬も...
雑誌付録11点盛り!目玉の「サボン」ボディスクラブでカラダも大掃除
 今回ご紹介する雑誌付録は、美容やコスメ好きに人気な「VOCE」通常版2024年1月号(浜辺美波表紙ver.)の「ボディ...
いびきの種類は大きく2つ!【専門家監修】メカニズムとカンタン対処術
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
マフラーの季節になりました♡小顔効果がうれしい4つの巻き方、ご存じ?
 冬になると活躍するマフラーやストール。でも、ただでさえ着膨れする冬に、顔まわりまで布を巻くと「太って見えそう」と心配す...
目、眉毛、口…20代男性がぎょっとするアラフォー女性の三大残念メイク
 年下男性たちは40代の女性のメイクを、秘かに採点しているんですって!  上品でかっこいいとドキッとすることもあれば...
猫も杓子も「まるでこたつソックス」推しだけど、超足冷え40女に効果は
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
なんか変!「タイツ×パンプス」冬の足元コーデ黄金ルール4つを見直そう
 冬の足元コーデでよく迷うのが「タイツ×パンプス」のコーデです。すっきり足元をまとめたいけれど、なんだか合わなくて変な気...
ヘアマスク現品付き!美STの“太っ腹”付録で美容バスグッズ3品を体験
 今回ご紹介する雑誌付録は、アラフォーの知りたい最新美容事情がマルっと網羅されている「美ST」特別版2024年1月号(内...
体重同じでもたるんたるん…体型の変化に打ち勝つ「太りにくい」生活習慣
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ジェルネイル“唯一の難点”を解決したい!手軽にセルフオフする7つの手順
 すぐに落ちてしまうマニキュアとは違い、美しいツヤやぷっくりとした立体感、豊富なデザインを長く楽しめるジェルネイルは人気...