マジで嬉しい観葉植物ブーム!「バイオフィリア」から学ぶ新しい生活

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-06-21 06:00
投稿日:2023-06-21 06:00

ミレニアム世代が求める「特別」

 いまや日用雑貨や洋服屋さんでも小さく手頃な観葉植物は売られており、空前の観葉植物ブーム。ワタクシの肌感ですが、コロナ禍から「モノ」よりも「コト」に価値を見出すミレニアム世代のご利用が、一般のお花屋さんにもだいぶ増えましたね。

 70歳以上のシニア世代の方々は比較的短時間で商品をお決めになりますが、ミレニアム以降の若いデジタルネイティブ世代の方たちはじっくり時間をかけて、自分に似合う洋服を選ぶかのようにお決めになるようです。

 シニア世代がわずかな期間で枯れてしまう植物の一瞬の輝きのため、毎日何時間もかけてベランダや庭のガーデニング作業に勤しんでいらっしゃる一方で、経済の中核を担うミレニアム世代は短時間のお世話でも日々の成長の喜びを長期にわたって与えてくれる観葉植物のコレクションを増やしていく――。

 選んだ植物が空間の「インスタ映え」に一役買うのであれば、高額でもためらいがない様子。多少の手間と時間で目に見えた成長と結果を感じられる観葉植物は、日々膨大なデジタル情報が通り過ぎていく不確実な現代を生きる彼らの心をとらえているのかもしれません。

 植物の生命とパワー、そして儚さと再生が人の自然的本能をくすぐりながら傷を癒して励ましている、そんな感じなのでしょうか。

植物を愛しむ

 実はコロナ禍から予想だにしなかったムーブメントが起こっています。家庭における植物需要の向上でございます。

 経済が止まり、一番最初に切られると思っていた花や植物を、心の平穏のため、自宅の内外あらゆる場所に配置し始めたのでございます。

 その一部はサブスクとして定着し、ささやかでも花のある暮らしが日常化した人が増えてまいりました。そして、今まで見向きもされなかったミニマムサイズの花や観葉植物が俄然注目され始め、デイリーユースの家庭商品として認められてきたのでございます。

 放送中のNHKの朝ドラ「らんまん」でさりげなく登場する草花に、ちょっとした心のオアシスを見出している方々もいらっしゃるはず。毎日花に囲まれた生活を送るX世代のワタクシでさえ楽しみでございますよ。

 動物を育てるように植物を親しみ、命の儚さと再生が多くの人の心を癒し慰めてくれている。ストレス軽減や生産性向上のためといわれて始めた植物生活だとしても、新しく芽吹いた中に新しい自分を発見していく。

 そんな素敵な感覚がミレニアム世代だけでなく、デジタルネイティブなZ世代にも伝染し始めている――そんな希望を抱くのでございます。

 最強の開運アイテム観葉植物が皆様に心の潤いを与えてくれますことを……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


イジリとイジメの違いは?関西出身者は思う「わからん人は使用厳禁!」
 みなさんの生活圏には「イジる文化」はありますか? 私は関西出身なので、お笑いの文化が身近にあり、小さな頃からイジリ慣れ...
プレゼン怖い問題 緊張しない5つの方法で苦手意識をなくす!
 会社でのプレゼンや学校での保護者会など、人前で喋るときに緊張して本領発揮できなくなってしまう人はよくいます。たしかに、...
にゃんたま撮影=合法! プリプリな美少年“たまたま”に大注目
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
職場にひとりはいる!? 驚くほど「働かないおじさん」対策法
 会社で働いていると、びっくりするほど仕事をしないおじさんっていませんか?  働き盛りのアラサー、アラフォー女性にとっ...
三匹寄れば文殊の知恵 2023.3.1(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
超絶かわいい! 春の花「シレネ サクラコマチ」最強の飾り方
「へー!」  以前なにげなく見ていたNHKの特集番組で、思わず声が出たことがございました。なぜテントウムシは自然と...
写真の黒枠は要注意! 40代なら知っておきたい年賀状マナー
 年々、デジタル化が進む現代では、年に一度、心を込めて書く年賀状の意義も大きくなっていますよね。でも、実は年賀状には意外...
BiSHセントチヒロ・チッチ「ハクと坊のきょうだい猫は人を虜にする」
 私、このコたちを我が家に迎える前から、ふたりのファンだったんです。 「セントチヒロ・チッチ」の名前の通り、私はジ...
「新井モーニング」からのストリップ劇場へ 2023.2.28(火)
 書店員でエッセイストで踊り子。コクハクで連載中の新井見枝香さんが出演するストリップを観に行ってきました。ストリップ初心...
自分を追い詰めないで アラフォー女性管理職5つの悩み&解決法
「課長に昇進したのはいいけど、意外とツラい〜!」そんなアラフォー女性、増えています! 豊富な経験から職場で責任あるポジシ...
日光浴&岩盤浴♡ くるんとしたポーズで“たまたま”をチラリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
見栄っ張りな女の「隠れ心理と付き合い方」を知って楽になる
 あなたの周りに、見栄っ張りな女はいませんか。友達だと思っていても、会うたびに見栄を張られると、疲れてしまいますよね。こ...
職場にウジャウジャいる!?「老害社員」特徴5つと付き合い方
 さまざまな年齢の人が働いている職場では、かなり年の離れた定年間近の上司や先輩とも付き合わなくてはなりません。人生の先輩...
何でもない日、いつか良い思い出になる時間 2023.2.27(月)
 行きかう電車を眺める2人。  なにか会話をするでもなく、ただ同じ方向を向いている。  記念日やイベントごと...
ママ友が10人目のご懐妊!? ヤバいカミングアウトLINE3選
 人は見かけによらないといいますよね。実際に普段抱いている印象とはまったく違う「意外な一面」を持っている人がいたりいなか...
朝に弱いけどショートスリーパーに憧れる 2023.2.26(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...