マジで嬉しい観葉植物ブーム!「バイオフィリア」から学ぶ新しい生活

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-06-21 06:00
投稿日:2023-06-21 06:00

自然を求めた場所

 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべき花屋のわりとご近所に大型ショッピングモールが出現し、何かと相談にのってくれる花屋の男友達Kと買い物がてら見学に行ってまいりました。

 ショッピングモール全体が心地よい森の中にいるようで、入り口からさまざまなグリーンが植えられ、通路の植え込みはもちろん、壁面すらところどころ緑化されております。

「どうやって水やりするんだべな~」とワタクシと友人Kはおせっかいな心配を口にしながら、壁面緑化のあまりの美しさにポカンと見とれたまま入場。都会と自然が融合されたような空間には行き交う人に混じって、たくさんの犬も飼い主に連れられ楽しそうに散歩しております。

 笑ったような顔をした犬たちにすれ違う人たちが自然と声をかけている様子は、とても幸せな気持ちに……。

 そして、建物に溶け込むようにある観葉植物専門店の店内は、比較的若いお客様で溢れておりました。おそらく今の観葉植物ブームを支えるミレニアム世代の方々です。

 花屋のワタクシとしてマジで嬉しいブームの到来!

 今回は「観葉植物を育てる喜びとは? バイオフィリアとミレニアム世代」の解説です。

バイオフィリアってなんですか

 バイオフィリアとは「全ての生命は自然とのつながりを求めている」という概念を持った造語で、生命や自然の「バイオ」と友愛の「フィリア」が合体した言葉でございます。

 近年はバイオフィリアの考え方を取り入れた「バイオフィリックデザイン」の建物やオフィスが増えており、人工的あるいは都会的な物の中に自然を積極的に取り入れることで、ストレス軽減と作業効率向上を目的としているようでございます。

 壁や天井、パーテーションなど視界に入るあらゆる場所に観葉植物を設置したり、外壁に植物を植え込んだり。植物の設置が難しければ、木目調やアースカラーの家具や雑貨や自然を感じるフレグランスやBGMなどで演出したり。

 オフィスの観葉植物や装花は景気が悪くなると一番最初に排除された時代を生きてきたX世代のワタクシにしてみれば、夢のようなお話です。

 そういえばちょっと前に、ある人材派遣会社の本社ビルでは社員の作業効率アップとストレス軽減のため、観葉植物なんて生ぬるい! とばかりにオフィスの天井で野菜を栽培しているニュースがありました。

 自然と人工の境界が曖昧な花屋というお商売をさせていただいている身とすれば、「世の中そんなに病んでるの?」と感じずにはいられない現象です。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


私「おすすめある?」友達「はずれ品があるってこと?(怒)」沸点低っ!
 あなたの周りには、小さなことですぐキレる「沸点が低い人」はいますか? 普通の人がなんとも思わない出来事も、彼らにとって...
ティファニーのシルバーネックレスが黒く変色…さぁどする?
 夏によく身に着けたティファニーのネックレスを久しぶりに出したら、黒く変色していました。公式HPをのぞくと、「ブティック...
元チャゲアス・ASKAはナゾの投稿…身近な人が陰謀論を唱え始めたら?
 ミュージシャンのASKA(65)がSNSで最近、意味深な投稿を続けている。10月24日にはX(旧ツイッター)を更新し、...
切り取られた街を見上げる 「もっと見たい」は人間の性かな
 ふと見上げたら、切り取られた街が隙間からのぞいていた。  これもチラリズムなのか。全体を見せられるよりも刺激され...
海外駐在妻の驚愕実態!閉鎖的な女のドロドロ、とかくママ友が面倒くさい
 海外駐在ママというと、どこか華やかで羨ましいイメージがありますよね。でも、中には、現地でのママ友との面倒くさい関係に疲...
見ず知らずの人に電車代を貸せる? 一生大切にしたい人が分かった話
 みなさんは人を信用しやすい方ですか? それとも疑い深い方ですか?  私はどちらかといえば後者で、人を簡単には信用で...
パワハラ認定は回避を…叱り上手な人が実践するコツ5つ&間違った叱り方
 人を叱るというのは、意外と難しいものですよね。部下や後輩が失敗した時「ビシッと言ってやろう」と思いながらも、パワハラだ...
「俺を撮ってくれよ」な“たまたま”様、地を這うカメラマン冥利です
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
とことん落ちないと浮上できない 放っておいてあげる優しさ
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
球根いつ仕込む?「秋」の今でしょ!植えっぱなしにオススメの花は7種類
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の真ん中の片田舎で商売をさせていただいておりますが、今年も悩ましい秋でございま...
「花屋前にいる」「どこ?どこにでもいる顔だから」実は傷つきLINE3選
 誰かの何気ない一言に深く心が傷ついた経験は誰しもあるはず。  相手の性格にもよりますが、ほとんどは相手に悪気がな...
お疲れ様はNG、お元気様はOKのナゼ…職場のうざいローカルルール5選
 社会一般ではない通じない「職場独特のローカルルール」が存在する会社って多いですよね。入社したての社員からすれば、ドン引...
青空に踏切の音が映える 季節は秋でも絶対に手放せないもの
 ここ数年ですっかり浸透したものに男性の日傘がある。 「男が日傘なんて」という謎の気負いも、死を覚悟する日差しには...
たまたまもゴロンと全開!幸せそうなにゃんたま様に昭和CMを思ふ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
中年のババア、もとい「中年女性」になった私たちへ
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
「聞いてよ!」「で、結論は?」せっかち君のLINEはタイパ重視ですって
 世の中には、1秒でも時間を節約したい「超せっかちな人」が存在します。なぜ生き急いでいるのかはわかりませんが、とにかく少...