女性だけじゃないYO!「スマホ&パソコン童貞」60代オヤジの幸福論

山口明 プロ童貞・現代アーティスト
更新日:2024-07-09 21:50
投稿日:2023-07-15 06:00
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳の時に仕事中心で働く生き方をドロップアウト。現在は悠々自適な老後(?)を送りながら、還暦過ぎの童貞としてメディアに登場し注目を集めています。

 連絡手段は今も昔もイエデン(家電)オンリー。スマホもパソコンも「持たない」を貫く山口さんが、それなしでは生きられない現代人を見て思うことは──。

スマホが世界を戦争に向かわせる?

 女性だけではなくスマホもパソコンも知らない、スマホ・パソコン童貞でもある山口明です。

 最近、電車に乗ると、オレ以外のすべての人がスマホの画面を眺めている状況によく遭遇するんだ。乗客が全員、手もとの小さな画面を見つめてるんだよ?

 みんなが同じひとつの方向を見ている状態になんだか全体主義的な怖さを感じるよね。かつての日本がそうだったように、こんな状況が世界を戦争に向かわせたりするんじゃないのって思っちゃったよ。これって、もしかしていつか来た道だったりして……。

 ──スマホやパソコンまでも童貞を貫くのは、時代の流れに逆らっているんですか?

「全体主義に対するささやかな反抗!」とか言ってみたいけど、そんな真面目な志はまったくなくて、単にオレが異常な“メカ音痴”というだけ(笑)。ATMが普通に使えるようになったのが50歳を過ぎてからという、超アナログ人間なんだ。

 ──アウトサイダーを気取っていたワケじゃなかったんですね。

スマホは新手のドラッグ?

 ところで、アップルのスティーブ・ジョブズが若いころはヒッピーだったこと、iPhoneを使っている人たちは知っているのかな? 自身もドラッグを使用していた時期があったと明かしているし、その経験にインスピレーションを得たことも語っている。

 そんなドラッグ・カルチャーの洗礼を受けた人がつくったパソコンやスマホに中毒性があるのは当たり前だと思うんだよ。「スマホ=新手のドラッグ」だと考えたら、そりゃあ簡単に止められないのは当然だよね。

 スマホやネットが人間に対して肉体的にも精神的にも悪影響を与えると、最近言われるようになってきた。イギリスの大学の研究で、フェイスブックなどソーシャルメディアへのアクセスを遮断した場合、どんな変化が起きるかという実験があったんだけど、幅広い意味での「幸福感度」や「生活満足度」の上昇が証明されたそうだよ。

 ただ、スマホやネットを捨てれば「幸せに生きられる」というデータがあったところで、みんなスマホは捨てられない。あると便利だからなんだろうね。

山口明
記事一覧
プロ童貞・現代アーティスト
1960年生まれ。プロ童貞しかし、あるときは現代アーティスト。そしてまたあるときはオナニストにして予言者。しかし、その実体は無職のオシャベリ・クソジジイ。毎日、地元MAD CITY(松戸市)の平和を守る為、猫背&早歩きでパトロール。本日も童貞戦線異状なし!!
著書の「ワイルドチェリーライフ山口明 童貞力で一億総クリエーター時代を生きる」が発売中。代理人による公式Xも更新中。

ライフスタイル 新着一覧


友達ってなんだろう 2022.10.19(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
何コレ!? 天然の「旅人の木」はコバルトブルーの種がヤバい
 ある冬の日のお話しでございます。  猫店長「さぶ」率いる我がお花屋さんに、ややご年配の、でもやたらと威勢の良い殿...
アラフォーが「テヘッ」はねぇ…今どきの「痛い女あるある」
「いい年してそれは痛いでしょ」と思える言動をする女性、あなたの周囲にいませんか? 若い頃は「かわいい」と言われた行動も、...
服が捨てられない!片付け下手に神グッズ 2022.10.18(火)
「1枚服を買ったら1枚は捨てる」「触ってみて心がときめくか」「お店のように美しく飾る」などなど、クローゼットを整えるメソ...
どうしてそんなに尊いの?“たまたま”を真面目に考察してみた
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
家庭で簡単にできる節電対策6つ 子供が楽しめるアイデアも!
 東日本大震災のあと、日本中で節電運動がはじまった時、当たり前にある電気のありがたさを痛感しましたね。震災後ではなくても...
いつもの道にも秋が落ちている 2022.10.16(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ママ友地獄LINEにムカッ「その歳でアンパンマン」何が悪い?
 大人になると、付き合う人って自分で選べますよね。でも、子供を産んだらそうはいきません。  子供同士のつながりで出会っ...
今日からできる「SDGs」スーパーの食品棚は手前から選ぶ!
「継続可能な開発目標」の略称として「SDGs(エスディージーズ)」の言葉もだいぶ浸透してきましたね。将来の地球を守るため...
断るのが苦手!身内の弔事を使い尽くした私のテッパンワード
 気分の乗らない誘いを断る時、みなさんはどうしていますか?  私は「今日は体調が悪くて……」とか「どうしても外せない...
神戸っ子溺愛!「とくれん」まみれの部屋 2022.10.13(木)
「とくれん」――。それは、神戸っ子が歓喜する魔法の言葉。1970年代から学校給食のデザートとして登場した冷凍フルーツゼリ...
実はハイスぺ!“たまたま”の後ろ足が実力を発揮するのは…
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
幸せは庭やベランダから!春まで百花繚乱「秋に仕込む植物」
 ワタクシの住む神奈川では、今年も「いきなりの冬」のような事態でございます。昨日までは冷房だったのに今日から暖房かよ……...
同じような毎日に飽きたら 2022.10.12(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
「女性の新成人は30歳」では?20代で結婚が叶わずヘコんだ夜
 みなさんは「30歳を迎えた時」「30代を迎える前」どんな思いがありましたか? 29歳の時、女性はさまざまな葛藤を抱えま...
私、狙われてる?「重い話をされやすい人」の特徴と対策
 付き合いが浅いのに、重い話を打ち明けられたらあなたはどうしますか? おそらく多くの人は、返答に困ってしまうか、「なんで...