磯野貴理子さんの離婚に揺れる 年下男子と恋愛中の年上女性

内藤みか 作家
更新日:2019-06-17 06:00
投稿日:2019-06-17 06:00
 タレントの磯野貴理子さんが24歳年下のバーテンダーの男性と離婚したニュースに衝撃を受けている人が少なくありません。そのなかには年下男性と恋愛をしている女性たちもいます。心中おだやかでないのは離婚理由。年下の男性側が「自分の子どもを欲しい」と発言したところにありました。

子どもの件はわかっていたはずなのに

「子どもを持つことが難しいということは、結婚した時からわかっていたはずじゃないの!」

 20歳年下の男性と交際する40代の女性は、この離婚をどうしても他人事とは思えない様子で憤っていました。磯野さんがこの男性と再婚したのは48歳。出産はなかなか難しい年齢であるということは、最初からわかっていたはずだと彼女は主張します。

「子どもが離婚の理由だなんて、それは少しおかしい」というのが彼女の論。「子どもが欲しくても恵まれない夫婦のなかには養子縁組を選ぶ人もいる。それなのに自分の子どもが欲しいなんてワガママ言い出すなんて、常識を疑う」と言うのです。この離婚理由は多くの年上女性にモヤモヤを与えてしまったようです。結婚する前に2人で将来計画を話し合ったのではないかと思うのですが、磯野さんとその男性の間では子どもについてどのような話がされたのかは、たしかに気になるところです。

ほかの女性と結婚するということ

 子どもは、ひとりでは授かりません。つまり、この年下男性は「磯野さんより若い女性と再婚し、自分の子どもを産んでもらう」と考えているのではないでしょうか。こう考えると不可解ではあります。一度は生涯寄り添うつもりで結婚した仲の年上女性と、ただ子どもが欲しいからといって別れ、他の女性に走るなどということは、普通はしないだろうからです。

 それに、女性は子どもを産む道具ではありません。万が一その彼が若い女性と再婚したとして、その女性が体質などの問題で出産が難しいとわかった場合は、どうなるのでしょうか。この男性は再び「自分の子どもが欲しいから」と新しい妻に別れを切り出すのでしょうか。子どもが産めない女性とは別れるという考えかたであるとしたら、あまりにも自分勝手すぎるのではないでしょうか。

年下男性に抱く申し訳なさ

 今回の離婚が多くの年上女性の気持ちを揺らしたのは「年齢的に出産が難しいかもしれないけれど年下男性と付き合っている自分」という日頃の悩みを目の当たりにしたからかもしれません。年上女性たちは「私は彼の子どもを産むことができないかもしれない」という申し訳なさを抱えながら、年下男性と交際しています。彼に対して「子どもが欲しいのなら若い女の人のところに行ってもいいのよ」と語りかける女性は少なくありません。

 最近、筆者まわりでは、年下の男性に熱烈に結婚を迫られ、戸惑っている年上女性の話をちらほら聞きます。彼の母親とそう変わらない年齢の女性などは特に「彼の両親が結婚を許してくれないのではないか」と心配し、躊躇しています。そこにはやはり彼の子どもを産めないかもしれないという負い目があるのです。そうした繊細な問題が、今回の「自分の子ども欲しい離婚」で一気に表に出てきたからこそ、衝撃を受けているのでしょう。

真実は2人だけが知っている

 年下男性と年上女性との恋愛について長く取材してきた筆者にも「自分の子どもが欲しい」と別れ話を切り出した男性の話は過去に一度も聞いたことがありません。逆に「私は子どもが産めないから」としりごみする女性に「それでも構わない」と求愛を続ける男性なら何人もいます。フランスのマクロン大統領も24歳年上の高校時代の女性教師と結婚しましたが、彼の母親に子どもの件で忠告されても決して愛を諦めることはなかったのです。本当に愛し合う2人であれば、子どもがいてもいなくても、末永く幸せに暮らせるのではないでしょうか。

 ただ、今回の離婚についてコメントしているのは現段階では磯野さんだけ。年下男性はコメントを出していません。プライベートなことですので、離婚の本当の理由を知っているのは当事者の2人だけでしょう。離婚というのは双方の主張が大きく食い違うことがしばしばあります。なので、本当は年下男性のコメントを見て、公平に判断したいところですが、年下男性がコメントを出す日は来るのでしょうか。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

ラブ 新着一覧


まさかの“彼氏じゃなかった”が発覚したLINE3選「Xmasまでに彼氏作れよ」って何ですか?
 世の中のカップルすべてが告白をされてOKをして…という流れではじまるわけではありません。  なかには、お互いに「...
恋バナ調査隊 2025-03-09 06:00 ラブ
「他の男の子どもなのに愛おしい」交際相手よりもその息子に特別な思いを抱く41歳バツ1男性
「冷酷と激情のあいだvol.236〜女性編〜」では、友人の紹介で知り合った恋人とわずか交際半年でレス状態に悩む絢子さん(...
並木まき 2025-03-08 06:00 ラブ
バツ1同士だから「淡泊な関係でいよう」。それなのに息子には父親ヅラする男に不満な39歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-03-08 06:00 ラブ
人の彼氏が欲しくなる女のフクザツ心理4選。その気持ち、わからなくもないけど…
「友人に彼氏を紹介されると、その彼氏を奪いたくなる…」と、人の彼氏が欲しくなってしまう女性は一定数いるようですが、今回は...
恋バナ調査隊 2025-03-07 06:00 ラブ
パラサイト不倫3人同時進行のツワモノ。大学生の娘にも便乗し恋愛相談でバズる40代婚活セミナー講師 #4
 悦子さん(48歳婚活セミナー講師/既婚子供アリ)は「リッチな成功者の男性」「承認欲求高めのハイスぺ男性」としか不倫をし...
蒼井凜花 2025-03-07 06:00 ラブ
旅行好きになったアラフォー女性がモテ出した実例。職場の年下男性がふたり旅を“おねだり”した理由は…
「旅行するようになったらモテるようになった!」という女性が続出しています。  旅をするとなぜモテるのか? 旅先でモ...
内藤みか 2025-03-06 06:00 ラブ
「結婚を後悔した人」は意外と多い! 女性は性格の不一致が原因、男性は?
 いつの時代も「結婚」は男女ともに気になるテーマ。人生における大きなライフイベントの1つでしょう。世間では結婚に夢を抱い...
自由すぎる夫婦の驚くべき関係性5パターン。年1対面、隣のマンションに住む…参考にしてみる?
 今回ご紹介するのは“自由すぎる夫婦”の実態です。「こんな夫婦実在するんだ⁉」と驚く関係性ばかりですが、自由がゆえにうま...
恋バナ調査隊 2025-03-06 06:00 ラブ
激しく同意! 蛙化現象が起きた出来事4選。それでも気持ちが復活する場合ってどんな時?
 好きだと思っていた相手と両思いになった瞬間に冷めてしまったり、相手の些細な言動で冷めてしまったりする“蛙化現象”。いっ...
恋バナ調査隊 2025-03-05 06:00 ラブ
そりゃあ「熟年離婚」も増えるワケだ…夫と妻は“水と油”。子育てがひと段落したときに大事にしたいこと
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
豆木メイ 2025-03-04 06:00 ラブ
「主夫になりたい」発言裏に5つの真意。注意が必要なメッセージが隠れている場合も
 夫、あるいは結婚を考えている彼氏から突然「主夫になりたい」と言われたら、あなたはどうするでしょうか? 「なにを言ってる...
恋バナ調査隊 2025-03-03 06:00 ラブ
LINEのやり取りで見抜く! メンヘラ系、モラハラ系、浮気常習…「地雷男」に共通するサイン
 キレポイントがわからなかったり、モラハラやマザコンだったりする危険な「地雷男」とは、できればお付き合いしたくないですよ...
恋バナ調査隊 2025-03-02 06:00 ラブ
「責任とれ?なんで?」3年逢瀬を重ねた不倫相手を捨てて“第3の女”と再婚する51歳男の言い分
「冷酷と激情のあいだvol.235〜女性編〜」では、3年間の不倫の末に離婚が成立したものの再婚へといたらないお相手・コウ...
並木まき 2025-03-01 06:00 ラブ
3年間必死に耐えたビジネス禁断愛。「責任とって」離婚した不倫相手に入籍を迫る44歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-03-01 06:00 ラブ
「毎月、性病検査してでも人生のステージを上げたい」パラサイト不倫に懸ける40代婚活セミナー講師 #3
 悦子さん(仮名・48歳婚活セミナー講師/既婚子供アリ)は「リッチな成功者の男性」「承認欲求高めのハイスぺ男性」としか不...
蒼井凜花 2025-03-14 13:48 ラブ
不倫してる? 怪しい旦那の泳がし方5選。感情的になる前に“多くの証拠固め”をするのが得策
 女の勘で「旦那が不倫をしている気がする…」と察知しても、いきなり詰め寄ったりしないで。旦那の挙動に女の陰がチラついてシ...