友達の幸せを心から素直に喜べない「女性あるある」の解決策

神崎メリ 恋愛コラムニスト
更新日:2019-06-23 06:00
投稿日:2019-06-23 06:00
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』(KADOKAWA)の著者で恋愛コラムニストの神崎メリさんが、毎回、人にはなかなか相談できない恋愛のあれやこれやのお悩みに手厚く、そして、ズバッとお答えします。今回は恋愛にちょぴり不器用で真面目だからこその「女の子あるある」にまつわるお話です。

Q1.交際歴3カ月の親友が“電撃プロポーズ”されました

 私は昨年、4年近く付き合っていた8歳年上の彼に「俺じゃ幸せにできない」と言われ振られました。

 自分の人生を捧げてもいいと思ってた人にバッサリと振られ、毎日どん底でしたが、8カ月が経ち、ようやく少し前を向いていけるようになってきました。

 そんな時、親友が付き合って3カ月の彼氏から「プロポーズされた」と報告されたのです。

 失恋から少し立ち直ってきたところで、思いもよらない親友の幸せな報告……。

 なんでも話せて信頼してる友人だけに喜んであげたいのに手放しで喜べない自分が悔しいです。そして、私自身、男の人を紹介してもらっても、なかなか好きな人に巡り会うことができない……。

 両方の気持ちに苛まれ、つらくて、つらくて。

 私、次の恋愛できるのでしょうか。アドバイスをぜひもらえれば嬉しいです。(未婚♀・かおり)

A1.今の気持ちを丁寧に親友に伝えてみよう

かおりさん、初めまして! 神崎メリです。

親しい友人におめでたいことがあったとき、自分の状況が上手くいってなくて手放しで喜べないのは女の友情あるあるだと思います。

私自身、婚約報告をしたときに友人からと~っても意地悪な返しをされて友情にヒビが入ってしまったことがありますし、私の周りの既婚女性の中でもわりとよく聞く話です。

でもその人たちとかおりさんの違いは、自責の念にかられているところ。

本当は親友のおめでたい話に心から喜んであげたいのに、自分を責めて苦しんでいる……。きっと優しくて友達思いの方なんだなぁと感じました。

親友さんには、素直にいまの自分の気持ちを話してみてはいかがでしょうか?

「貴女の幸せを喜んであげたいのに、自分はいま余裕がなくてモヤモヤしてしまう。貴女とこれからも長く付き合いたいからこそ、少しだけ時間が欲しい」

しっかりと絆のある関係なら、わかってくれると思いますよ!

★恋になんてそうカンタンに落ちないもの

そして出会いについてですが……。

実はみ〜んな一緒! 
ピンとくる男性なんてそうそういないもの!!
恋に落ちることのできないジレンマを抱え、

出会いを繰り返しているのです。

「いい人だけど……いい人なんだ・け・ど(!)……キスとか無理(泣)」

「あ〜この言い回しする男、生理的に無理なタイプ〜」

男性と出会ってもこんな風にガックリとくることばかりではないですか?
そんなものなんですよ。

私にだってそういう時代がありました。
やっといいなと思える人と巡り合ったと思ったのに、

うわっ! 
おクズ様じゃん!
デートした時間カエセ!

ってイライラしたりして(笑)

だから焦る必要はないですし、
性格のいい貴女ならきっと巡り合えますよ!

コツコツ出会いを求めながら、
疲れたら休憩してマイペースにいきましょうね。

Q2.好きな人に恋人の存在が発覚…でも諦められません

 好きな人には現在、遠距離の恋人がいます。

 彼の優しいところや気の利くところ、仕事に一生懸命なところ、話していて気持ちが落ち着くところ、価値観が似ているところ……理由を挙げたらキリがないぐらい彼にどんどん惹かれ、一緒に幸せになりたいと思うようになった矢先、彼女がいることが分かりました。

 最初は諦めようと思ったのですが、どうしても諦めきれず、パートナーになりたいと強く思っています。

 向こうも優しい言葉をかけてくれ、その度に心が惹かれます。アピール方法や彼を振り向かせるメス力があれば教えてください。よろしくお願いします。(25歳未婚♀・あうちゃん)

Q2.その優しさは「ニセモノ」と気づいて!

あうちゃんさん、初めまして! 神崎メリです。

いやいやいやいや……
その彼は貴女のことも彼女のことも誰のことも幸せにする気のない無責任な男性ですよ!
甘い言葉ひとつで腰が振れたらラッキー☆

と女性を甘っチョロく見ていますよ!

あうちゃんさんに対して優しくふるまえるのは、
彼女という存在がいるからなんです。

そしてきっとこの彼女とは長い付き合いで、実はすでに結婚が決まっているのではないでしょうか?

非日常的な遠距離恋愛がゆえ身近にいる貴女に新鮮さを求め、いい感じにカッコつけてる自分に酔ってるだけだと思いますよ。

★一発逆転狙いなら「誇り高い女」であれ!

それでもどうしてもセフレやセカンド関係から昇格したいのであれば、

「やっぱり彼女がいる人とはこういう関係はイヤなの。連絡取るの止めよ?」

と、女のプライドを見せること。

なぜなら、いまのまま関係をズルズルと続けると、

(この子はこういう扱いにも甘んじる安い子なんだなぁ〜)


と、貴女のことを下に見てしまうからです。

男性は理不尽に扱ってもそれを受け入れる女性に対して、ナメてしまう習性があるのです(辛口でごめんね)。

理不尽な扱いには毅然とした対応をする女性だけが、男性の目に特別な存在として映り、

〈手放したら後悔するかも!?〉と思わせることができるのですよ!

もしそれでも追って来なければ、はじめから100%遊びということ!

貴女に1ミクロンもふさわしくない男性なので、頑張って気持ちの整理をつけてくださいね。

貴女しか見えない「ど本命」と巡り合ったときに心の底から、「口八丁手八丁のしょ〜もない男だったわ」と笑えますからね。

神崎メリ
記事一覧
恋愛コラムニスト
ドイツハーフ。自身の離婚・再婚・出産という経験から「男心に寄り添い、しかし媚びずに、女性として凛として生きる力」=「メス力」と命名し、それこそが幸せの第一歩だと提唱している。男ゴコロや恋バナを発信する公式ブログのアクセス数は月間200万PV以上。Instagramのフォロワー数は12万人を超える。

著書に「魔法の『メス力』」(KADOKAWA)、「大好きな人の『ど本命』になるLOVEルール~"運命の彼"にめぐり逢い、ずーーーっと愛され続けるための秘密の法則」(大和書房)、「神崎メリのヒロイン手帳2020」(扶桑社)、「ど本命の彼から追われ、告られ、秒でプロポーズされる! 秘密のメス力LESSON」(SBクリエイティブ)、予約段階でAmazon総合1位〜発売前重版決定の最新刊「男のトリセツ」(マガジンハウス)が5日で3刷と好評発売中。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


離婚以上の報復を…ハイスぺ女医の「勘違い男」育成計画。“都合のいい女”に騙された20代夫の社会的な転落
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-08-08 11:45 ラブ
「養子希望」で彼と破局。婚活中は隠しておくべき?(39歳・メーカー勤務)
 39歳のメーカー勤務女性です。婚活中ですが、子供がほしいと思っています。仕事一筋で貯金もしていたので、経済的な余裕はあ...
植草美幸 2025-08-08 11:45 ラブ
「特等席を予約したから」50代女性が20代イケメンと花火デートに興じた夜。大人の余裕で落とした作戦
 夏のデートといえば花火大会。できれば素敵な男性と、大空を見上げて鑑賞したいものです。  そんななか、年下のイケメ...
内藤みか 2025-08-07 11:45 ラブ
「君は夜空に浮かぶ光」夢追いヒモ男にブチギレ! 追い出された彼氏のポエミーな反論。魂が…って何それ?
「人は夢を追うべきだ」――そんな言葉は一見美しい。だが、それが現実逃避と紙一重であることに気づくのは、いつも巻き込まれた...
おがわん 2025-08-06 11:45 ラブ
自覚あり!私が「結婚に向かない」ワケ6選。理想が高くて何が悪い?
 結婚していない女性の中には、「その原因は自分にある」と自覚している人もいるようです。その理由を聞いてみました。
恋バナ調査隊 2025-08-06 08:00 ラブ
初キスの後に仰天! 鼻毛がチョロリしていたよ…今だから話せる恋愛「黒歴史」エピソード
 誰にだってできれば忘れたい恥ずかしい「恋愛黒歴史」が一つくらいあるもの。大人になった今だからこそ、笑って話せるエピソー...
恋バナ調査隊 2025-08-05 08:00 ラブ
遠距離恋愛、大歓迎!「むしろ嬉しい」派が話す5つの理由に納得。旅行もできてお得じゃん♪
 遠距離恋愛は寂しい思いをしたり、付き合っている実感が持てなかったりするため、「私にはムリ!」という意見が多い傾向にあり...
恋バナ調査隊 2025-08-04 08:00 ラブ
え、付き合ってないよね? 勘違い男の暴走LINE「俺だから理解できる」にゾ~ッ
 なんとも思っていない男性に「付き合ってる」と勘違いされることほど迷惑な話はないですよね。いきすぎた言動には「ウザ!」と...
恋バナ調査隊 2025-08-13 15:29 ラブ
実父のセクハラに「騒ぐほどでもないでしょ」と他人事。37歳男性が“静観”を続ける家族の深い理由
「冷酷と激情のあいだvol.257〜女性編〜」では、実母にセクハラを繰り返す義父に不快感を抱く妻・英里さん(仮名)の苦痛...
並木まき 2025-08-02 11:45 ラブ
「価値観が昭和なんですよ」義父のセクハラが不快すぎる。止めない夫にも憤る39歳女性の嫌悪感
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-08-02 11:45 ラブ
妻「どんだけ出来る人なんですかぁぁ!」家事しない夫の“やる気”を刺激する技アリLINEテク
 夫が家事をしてくれず、不満を抱えている女性もいるでしょう。「なんで私ばっかり!」とイライラもしてきますよね。でも、夫へ...
恋バナ調査隊 2025-08-02 09:10 ラブ
結婚1カ月目だけど、もう離婚したい! 二股発覚、暴言の嵐…新婚夫婦が早くも後悔したこと【男女別】
 友達から「結婚して1カ月」と聞いたら、ラブラブな新婚生活をイメージしますよね。でも、「もう離婚したい」と思うほど悩んだ...
恋バナ調査隊 2025-08-02 08:00 ラブ
「絶対に許さない!」妻がナイフを突きつけて…夫が“家庭を守るため”に叫んだ一言
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-08-01 11:45 ラブ
あれ買って♡→“金のかかる女”認定で疎遠に…私のトホホな「買い物デート」失敗談5選
 意中の彼や彼氏と買い物デートを控えている女性はご注意を。失敗したら彼との関係が悪くなるかもしれません。みんなの失敗談を...
恋バナ調査隊 2025-08-01 08:00 ラブ
“初対面キラー”が伝授! 地味女でも男に「また会いたい…」と懇願させる2つのテクニック
 男性との出会いは、初対面で好印象を持ってもらうことが大切だとよく言われます。  では、どうやったら初対面で好印象...
内藤みか 2025-07-31 11:45 ラブ
男性に聞きたい。自分よりずっと「若い女」と本気で付き合いたいんですか? 中年女の“やっかみ”と言われても
 最近、とある有名編集者が人気YouTuberの20代女性と不倫していたことが週刊誌で報じられました。X界隈では広く知ら...
豆木メイ 2025-07-31 11:45 ラブ