財布から金品くすねること16回!盗み癖が直らない我が子と行き着いた先

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2023-08-21 06:00
投稿日:2023-08-21 06:00
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザーを経て「ひでまる」と再婚。今では3人目の子どもが誕生し、5人家族で暮らすアラサーです。
 3人の子どもを抱えながら働くって、思っていたよりも大変! 本連載は子育てをしながらバタバタと過ぎていく毎日の中で、私が感じたことやちょっとした事件(笑)を「働くママのリアル」を通してお伝えします。

子どもお金を盗まれた経験ありますか?

 みなさん今日もママ業お疲れ様です! 前回は新幹線で帰省中に感じた「子育てにおけるお互い様」についてお話しました。

「お互い様」という言葉は、被害を受けている側が言うことであり、迷惑をかけている側が言うことではありません。「お互い様だからこれくらいちょっと多めに見てもらえる」という意識は捨てて、ルールやマナーをしっかりと守るよう心がけましょう。

 そう思いながら子育てをしてきたのですが……ここ数年、我が家はある問題に悩まされています。もしかしたら、みなさんも一度は経験があるかもしれません。恥を忍んでお聞きします。

「みなさんは子どもにお金を盗まれたことはありますか?」

 今回は、小学2年生から計16回も繰り返し続けている、財布からお金を盗む「我が子の盗み癖」についてお話します。

最初はささいな金額だったはずなのに

 最初は本当にささいな金額でした。テーブルにあった300円がなくなっていたのに気付き、そのうち出てくるだろうと思っていたのですがなかなか見つからず。

 当時4年生の長女と2年生の長男に聞いてみたところ、長男が素直に白状しました。お金は使わず持っていたようなので、そのまま受け取り、軽い注意で終了。

 その後はしばらく何事もなく……ですが、2カ月後にまた発覚! 今度は1000円札を財布から盗み、スーパーでお菓子を買い込んだようです。

 財布から盗んだ事実にかなりショックを受ける私。財布から直接盗む行為は明確な意志があるということ。言ってくれればお菓子くらい買うのに……。

 怒られ泣きじゃくる我が子の姿に落ち込みつつも、「もうしちゃダメだよ」の言葉で締めくくりました。ですが、その言葉はこれから幾度となく裏切られることになるのでした。

欲しいものがないのに盗んでしまう長男の心理

 それから2~3カ月おきにお金を盗み続ける長男。シチュエーションも金額もさまざまです。あるときは長女の財布から500円を盗んでみたり、夫の財布から5000円を盗んでみたり。私の財布からは1万円を盗み、ポケモンカードとお菓子に消えていました。

 その度に長男はひどく叱られ大泣きします。「もうしません」の言葉を何度聞いたことか。私のクレジットカードと某大型スーパーの商品券を盗んでいたときは、もう呆れるしかありませんでした。

「盗んでも自分で使えないのに、なんで盗むの?」そう思いながら尋ねると、

「とくに欲しいものはない。お金が少なくなったから盗った」

 ……その感覚だそうです。本当に理解ができない。長男の気持ちが分からない。なぜ欲しいものもないのに罪悪感なく盗めるのか? 感覚がマヒしている。

 何度怒っても忘れた頃に盗む我が子。財布から盗む回数が増えるごとに、虚しさと哀しさが襲ってきました。

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


上州の春、いいね。
 青空に染まり流れる利根川。  彼方には赤城山を望む。  まだまだ冷たい上州の春の空気の中、走る自転車はとて...
大谷翔平選手の出身地「姉体(あねたい)」の由来は?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第69回「ブンブンブン イェ キバタン」
【連載第69回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
ハンカチ貸しただけで?いちいち細かいお礼LINEが面倒くさい
 誰かにお礼をされて嫌な気持ちになる人は、あまりいないですよね。  でも、お礼を大切にする人の中には、些細なことで...
既婚の女友達「37のおばさん」マウント&失礼の破壊力…少し気遣って。
 天然で言っているのか、それとも意味を持たせて言っているのか分からない“失礼なLINE”が送られてきた経験はありませんか...
うるさーい! 兄弟喧嘩にキレる前にママにできる対処法3つ
 子育て中に親を悩ませるのが「兄弟喧嘩」です。仲良い時があると思ったら、数分後には取っ組み合いの喧嘩をしている…。ただで...
同棲する男の熱愛報道 週刊誌へのタレ込みを画策する裏切られたワタシ
 34歳の真弓は若手映画監督のマサキ(34)と交際している派遣社員。交際は10年以上、マサキとの結婚を夢見ている真弓だが...
玄関に女性ものの靴…交際12年、男に尽くし続けた34歳派遣社員の悲劇
 34歳の真弓は若手映画監督のマサキ(34)と交際している派遣社員。交際は10年以上、マサキとの結婚を夢見ている真弓だが...
有名人と同棲する“一般女性”の打算。彼を支える健気なワタシの結婚は?
 久我真弓はひとりベッドに潜り、寝室で恋人を待っていた。  空気も冷たい午前0時。惰性で続けていたスマホゲームのレ...
地味に増加中?メンズカット女子に見る、トレンドなき時代のファッション
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
あなただけじゃない!40代女性フルタイム会社員がきつい訳&対処法3つ
 40代女性は、仕事や家事、育児など人生でとても忙しい時期を迎えていると言えます。また、家や車の購入など、大きな出費も多...
「みんな好き」と言っていた子が突然「順位」を付け始めた
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
まるで産毛みたい!ほわほわなプリティ“たまたま”が愛おしい
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
スマホゲーム、やめたい!お金と時間の無駄遣いに決別するために試すこと
 スマホゲームって、ちょっとした待ちや、トイレの間など隙あらばついつい触ってしまいますよね。  しかも、やり出して気が...
青色の花が流行中!「#卒業式サプライズ」を彩る花束の話
 3月しょっぱなから全国的に卒業式シーズンに突入。テレビの情報番組ではSNSなどで「#卒業サプライズ」と称して卒業生や恋...
女友達「睡眠2時間、起きっぱなし」ってやっぱり仕事やってるアピかな?
 本当に仕事ができる人は効率よく仕事をし、遊びも睡眠もきちんと時間を確保する余裕のある人が多いですよね。  一方、...