夫とリビングSEX、猫ババ女への復讐「元カレパパ友との妊娠」は… #5

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-08-11 06:00
投稿日:2023-08-11 06:00

 出産を機に自宅でリトミック教室を始めたアミさん(仮名・31歳リトミック講師/既婚)。自らを肉食女子と言うショートボブの似合う明るい女性だ。

 運命のいたずらか、「近所に引っ越して来た」とレッスンの説明を聞きに来たのは、高校時代の元カレ・ユウキさん(31歳スポーツジム勤務/既婚)だった。

 2人には同い年の娘がいることがわかったが、ユウキさんの妻は、高校時代の同級生・ヨウコさん(31歳主婦)であることも判明。しかも、ニセ情報を流して、ユウキさんを奪ったことも暴かれた。

 アミさんは「ユウキとの子供を作る」という復讐を企て、セックスへ。そして翌日、出張から帰る予定の夫とのセックスも計画。

 女の復讐劇、待望のラスト!

 前回までの話はコチラ→第1話第2話第3話第4話

猫ババ女への復讐計画

――人生をかけた復讐を誓い、ユウキさんとの子供を作ろうとセックス。その後をお聞かせください。

「ヨウコへの復讐心も大いにありますが、私はユウキのことがどうしようもなく好きになっていました。ヨウコの嘘さえなければ、ユウキと夫婦として幸せな家庭を築いていたかもしれないのに……。

 だから排卵日のセックスは、『どうか妊娠しますように』と必死でした。その後、ユウキとユリちゃんが帰ったあとは、夫婦の寝室にいっさいの痕跡を残さないよう消臭スプレーで匂いを消し、シーツやベッドカバーを洗濯したんです」

何も知らない夫は上機嫌で食卓に

――続けてください。

「翌日、夫のシュウジ(仮名・34歳旅行会社)が出張から帰って来ると、アンナとともに家族3人での夕食です。元陸上選手だった夫は壮年になっても筋肉質で体格も良く、妻から見ても『若さみなぎる体育会系』という感じでしょうか。

 夫の好きなハンバーグや豚キムチ、キノコの炊き込みご飯、ピーマンの肉詰めを作りました。シチューには野菜がたっぷり。肉料理がメインですが、油や調味料などを含め、食材は自然食の店で購入し、健康には気遣っていますね。

 肉好きの夫は、私の企みなど知るはずもなく、『おっ、今日はご馳走だな』とご機嫌でしたよ。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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