大人は「さようなら」とハッキリ言わないけど…

小原玲 動物写真家
更新日:2024-04-12 06:00
投稿日:2024-04-12 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 大人になってから、「さようなら」と言わずに別れることに慣れた。

 今後もう会わないであろう相手にハッキリと「きょうで終わりですね。では、さようなら」とは言わないし、恋が終わる時だって「じゃあ…またね」なんてその気もないのに含みを持たせる。

 そんな風に言われたら、ちょっと期待しちゃうじゃん?

 だから、言うべきタイミングでは意識して言い切るようにしてる。

「さようなら」

 それから、もう一言だけ付け加えるんだ。

「また、どこかで会えたらうれしいな」

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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