アラサー不倫OLの欲情、現地ガイドの青年と夕暮れ時のドラフェラ!#3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-09-01 06:00
投稿日:2023-09-01 06:00

不倫相手とは「ドラフェラ」も

――迷惑……?

――い、いえ……運転中なので、事故らないか心配で……。

――ユウマ君なら大丈夫よ。ちょっと走っただけで、運転がうまいか分かるもの。

 言いながら、私は彼のひざに手を置いたまま沈みゆく夕陽を眺めていたんです。凪いだ海には太陽が作る『サンロード』が描かれ、とてもロマンティック。私の胸は妖しく弾みました。

 実は、不倫中のアツオ部長の車に同乗する際、いつも彼の股間を触らされていたんです。ズボン越しの勃起が硬さを増すと、彼は嬉しそうに『ミク、しごいてくれ』と言い、私も素直に応じました。

 ドライブ中にフェラチオさせられたこともあって……。いわゆる『ドラフェラ』ですね。そのうち、ユウマ君のモノも愛したくなっちゃったんです」

エロティックな気持ちがこみあげてきて

――さらに大胆になっていきますね。続けてください。

「あまり積極的になっちゃダメと思いつつも、彼の端整な横顔を見ていると、無性にエロティックな気持ちがこみ上げてきて……。ミラーで確認すると後続車はいない。私は心を決めました。

――ユウマ君、筋肉質ね。

 私は彼の太ももを撫で始めたんです。

――うっ……ミクさん。

 咄嗟にブレーキを踏もうとした彼を『そのまま運転して』と制した後、

――……実は私、フラれちゃったの。沖縄に一緒に来るはずの人に……。

 そう打ち明けました。

――え……?

――でも、来てよかった。ユウマ君と出会えたから……。

――だ、だからシュノーケリングはお一人で……まさかフラれたなんて……。僕、失礼なことを聞いて……。

 ユウマ君が言いかけた時、信号が赤に変わりました。

――ねえ、少しだけお尻を上げて。

――えっ?

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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