更新日:2023-09-15 17:14
投稿日:2023-09-08 06:00
不倫相手にはあえて連絡せず
――とてもロマンティックですね。続けてください。
「キスを解き、身なりを整えると、彼の運転でホテルへと向かいました。
――すみません、一度、事務所に戻らなければいけないので、ミクさんの部屋に行くのは夜になってもいいでしょうか。
――もちろんよ。夕食は別々に摂って、夜の9時ごろならいいかしら?
その問いに彼はうなずき、カードキーを渡しました。
夕食時、ホテル内は家族連れやカップルで溢れかえっています。
元々、沖縄民謡のショーを鑑賞しながらアツオ部長とディナーの予約をしていましたがキャンセルし、ルームサービスを頼みました。
アツオ部長からの連絡はナシ。私もあえてLINEはしませんでした。
満天の星空に夜の海、ナイトプールではしゃぐ観光客を見ながらの単独のディナーは寂しかったけれど、この後、ユウマ君が来てくれる――。
部屋にやってきた彼は開口一番…
彼に抱かれることを想像するとアソコがますます潤ってきましたね。
食後はもう一度シャワーを浴びて、ボディークリームを肌に塗り、再びサンドレスをまとって幸せな気分で彼を待っていたんです。
9時過ぎ、部屋のチャイムが鳴りました。
ドアを開けると、ユウマ君が照れたように立っています。
――来てくれてありがとう。どうぞ、中に……。
私が招き入れると、彼は開口一番、
――あの……プライベートガイドの件ですが、部屋に来たことは内緒にして頂いてもいいでしょうか? 大切なお客様とこんな関係になってしまって……。
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