春じゃないのに鼻ぐじゅ…「秋の花粉症」におすすめの対策【専門家監修】

コクハク編集部
更新日:2023-09-21 06:00
投稿日:2023-09-21 06:00
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、ちょっとした有名人。でもって、タヌキか妖怪の噂も囁かれるなか、健康に関する知識はズバ抜けている――。
 そんなえりのボスのもとにはウワサを聞きつけ、今日も悩みを抱えた女性が、ふらりと立ち寄ったようですよ。

1. 少しも外に出たくない…秋の花粉症をなんとかしたい!

 今回は、沙織さん(34歳女性/仮名)からのご相談です。

秋は花粉症の症状がひどくて困っているんです。鼻水が止まらなくて目もかゆいし。通勤のわずかな時間だけでも本当に苦しいんです

 目を真っ赤に腫らした沙織さんが、つらそうに呟きます。

「ひどい花粉症なのね。それだけつらいと、ちょっと外出するのすら嫌になるわよね」

 共感するように頷くえりのボス。

「はい。でも、花粉症で仕事を休むわけにもいかないし。どうしたらいいんでしょうか」

 沙織さんは途方に暮れています。

 これは放って置けません!

2. 花粉になぜ反応するの?メカニズムを知ろう!

「沙織さん、花粉症には春と秋があるんだけど、秋はなんの花粉が飛んでいるか知ってる?」

「いえ、花粉の種類を考えたことなかったです」

秋は、イネ科やブタクサ属、ヨモギ属、アサ科の植物の花粉が多いのよ。春はスギやヒノキがメインだから、植物の種類が違うのよね」

「そうなんですね。種類が違うのか」

「そうなの。花粉症はいわゆるアレルギー反応だから、どの植物にアレルギーを持っているか知ることは重要なのよ」

 沙織さんは、真剣にえりのボスの話を聞いています。

「花粉が目や鼻から入ってくると、免疫システムが花粉を異物と判断すして、異物に対抗するために、IgE抗体という物質が作られるの。

 このIgE抗体という物質がからだにたくさん蓄積すると、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンなどの化学物質が分泌されて、鼻詰まりや目のかゆみなどの花粉症の症状が発症するのよ」

「アレルギー反応が原因なんですね。では、私はどうしたらいいんでしょうか……」

 沙織さんが、花粉症で潤んだ目でえりのボスを見つめます。

「すぐにできる花粉症対策があるから安心して。ちなみに、花粉がからだの中に入ってきてから花粉症の症状が出るまでのメカニズムは、どの植物でも同じだから秋と春の花粉症両方に使える対策よ」

 えりのボスが、まっすぐな目で沙織さんを見つめ返します。

「本当ですか! えりのボス、その方法を教えてください」

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