台風による体調不良、気象病かも!?【専門家監修】すぐに試せる対処法

コクハク編集部
更新日:2023-09-28 06:00
投稿日:2023-09-28 06:00

3. 今すぐできるセルフケア

 ここからは、気象病による体調不良を和らげるために効果的なセルフケアをご紹介します。

3-1. 自律神経を整える

 気象病の症状を軽減するためには、自律神経のバランスを整えることが大切です。

 自律神経は、交感神経と副交感神経という2つの部分から成り立っており、それぞれがからだの機能を調整しています。

 この2つのバランスを整えることが、気象病を軽減するためのポイントです。

 自律神経のバランスを整えるためには、睡眠とストレス管理を大切にしましょう。

 不眠や過度のストレスは、交感神経を常に高ぶらせることとなり、自律神経のバランスを崩す原因となります。

 眠れない日やストレスがたまっているときは、深呼吸、瞑想、ストレッチなどを行ってからだをリラックスさせることがおすすめです。

 可能であれば、スマートフォンやパソコンから離れ、静かな場所でゆったりとアロマや音楽を楽しみ、癒しの時間を過ごしましょう。

3-2. 血流をよくする

 気象病の症状を軽減するためには、内耳の血流をよくすることも効果的です。

 気象病は、内耳の働きと関係があることが知られています。

 内耳は平衡感覚を認識する働きがあり、内耳の働きが悪くなるとめまいや頭痛、吐き気などの原因となるのです。

 そのため、台風が来る時期は毎日耳のマッサージを行い、耳の血流をよくしておきましょう。

 耳を軽くつまみ、やさしくグルグルと前後に5回ずつ程度まわすマッサージを行うのがおすすめです。

 お風呂に入っているときや、寝る前、朝起きてすぐなど、習慣づけて継続してみてください。気象病の症状が出ている最中にも効果的です。

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