気持ち良くも楽しくもない…体の相性が最悪で結婚に踏み切れない39歳女

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-10-14 06:00
投稿日:2023-10-14 06:00

気持ち良くもないし楽しくもない

 聞けば、理奈さんはカズトさんにプロポーズされて以降、ずっとカズトさんとの体の相性に悩み続けてきたとのこと。もともと体を重ねる頻度はそこまで多くなく、交際を始めてからずっと月に2〜3回程度のペースだそうです。

「レスってわけではないと思います。だけど、本当に相性が悪くて。

 まず、そういう行為をしていてもちっとも気持ち良くもないし、楽しくもないんですよね。

 カズト以外の恋人とはそれなりにいい感じでしたから、おそらく私とカズトの相性が悪いのが原因なんだと思います。

 カズトのテクニックが不満とかそういうのではなく、単純に体を重ねると違和感しかないっていうのが悩みです」

思いをぶつけても軽くかわされる

 夜の生活にまつわる課題は、なかなか面と向かって話しにくいテーマではあるものの、理奈さんはこれまでに数回、カズトさんに対して思っていることをぶつけてみたそう。

 しかしカズトさんから返ってくる答えは腑に落ちるものではなく、話し合いをするたびにむしろ不安が増している状態だと言います。

「カズトがこの問題をどこまで真剣に捉えているのか知りたいです。だって私は勇気を出してカズトに『相性が悪いんじゃないか』って問いかけているのに、カズトから返ってくる答えは『気のせいじゃん?』というものばかり。『理奈は考えすぎなんだよ!』とまで言われたことがあります。

 だけど、こういう問題って、目をつぶって結婚しても、いいことは絶対にないじゃないですか。

 今の時点で相性が悪いってわかっているなら、どこまでお互いに譲歩して合わせていくかっていうのも大事なことだと私は思うんですよ。

いつの間にか1年近くの時間が

 そこの課題が解決しない限りは、結婚なんてやっぱり現実的ではないし、カズトの対応にも疑問なんです。

 じゃあ結婚を延期するしかないなって思って、とりあえず数カ月だけ……のつもりだったのに、気づいたらプロポーズから1年近くもの時間が経ってしまいました。

 最近ではカズトの結婚欲も前より下がっているように見えるから、なんとかしたいのですが、カズトの考えていることがイマイチわからないので……。どうしたらいいのかなって困っているんです」

 ◇  ◇  ◇

 目の前にある課題に目を瞑って結婚をするべきか、それとも課題をとことん突き詰めて納得するまで話し合いをするべきか。理奈さんは、今の自分達にはそのどちらかしか選択肢はないと考えているそう。

 では、恋人であるカズトさんの気持ちはどうなのでしょうか。次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


告白の返事はどのくらい待つべき?男性が保留にする4つの理由
 勇気を出して告白した彼に「少し考えさせてほしい……」と言われたら、がっかりしてしまう人も多いでしょう。しかし、保留にさ...
恋バナ調査隊 2021-08-01 06:00 ラブ
癒されるけどね…天然彼女からのぶっとんだLINE内容5選
 天然の彼女を持った彼氏たちは、「可愛いな」「癒されるな」と微笑ましく見守る人が多いでしょう。でも、中にはあまりに度を越...
恋バナ調査隊 2021-07-31 06:00 ラブ
在宅なのに何もしてくれない…ワンオペ育児に限界な妻の叫び
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-07-31 06:06 ラブ
何をしても文句ばかり…「幼稚な母親」と妻に呆れる夫の主張
「冷酷と激情のあいだvol.49〜女性編〜」では、ワンオペ育児に不満が爆発している女性の・Hさんの叫びをご紹介しました。...
並木まき 2021-07-31 06:03 ラブ
諦められない…恋の引き際を見極める5つのポイント&メリット
 片思いでも両想いでも、好きになればなるほど「諦めたくない」と思うものです。しかし、恋愛は相手あってのことですから、自分...
恋バナ調査隊 2021-07-31 06:00 ラブ
「この人となら幸せに…」と思って結婚するのが間違いな理由
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。幸せの価値基準は人それぞれで、お寿司を食べるにしても回転寿司じゃ満足できない...
山崎世美子 2021-07-31 06:00 ラブ
彼ママに挨拶する際の基本マナー&やりがちな5つのNG行動
 彼氏との交際が順調に進んだら、相手の両親に会うこともあるでしょう。女性にとって彼ママというのは厄介な存在ではありますが...
恋バナ調査隊 2021-07-30 06:16 ラブ
結婚直後から不幸続き…奇妙な出会いをした夫を見限った女性
 長引くコロナ禍では「コロナ離婚」と呼ばれる不測の離婚に至った夫婦も珍しくなくなっています。これまで水面下に問題を抱えて...
並木まき 2021-07-30 06:11 ラブ
高学歴女子はなぜモテないの?4つの理由&あるあるな悩み
 努力して勉強をして、いい大学を卒業し、きちんとした仕事に就いている「高学歴女子」。一見、悩みのない人生を送っているよう...
恋バナ調査隊 2021-07-29 06:00 ラブ
10歳差でも…年上好きの男性は母親との関係が影響している?
 年上の彼女を求める男性が増えています。年上女性志向が高まっている理由には、社会不安による生活安定欲求や、地位向上を目指...
内藤みか 2021-07-29 06:00 ラブ
辛い片思い…脈なしを見極める5つのポイント&抜け出す方法
 恋をするのは、楽しく幸せなことです。しかし、辛い片思いとなると話は別! 無理に続ける必要はないんです。そこで今回は、男...
恋バナ調査隊 2021-07-28 06:00 ラブ
知らないと怖い! 彼氏を“ダメ男化”する女性の行動パターン
 パートナーとの時間、ちゃんと取れていますか? 付き合い始めた当初は一緒にいる時間が長かったり、コミュニケーションが多か...
若林杏樹 2021-07-28 06:00 ラブ
男性が追いかけたくなる女性の特徴&虜にするLINEテク♡
 どうせ恋愛をするなら、追いかける恋よりも追われる恋をしてみたいですよね♡ でも、そのためにはまず、「男性が追いかけたく...
恋バナ調査隊 2021-07-28 06:00 ラブ
年下男性の6つの脈なしサイン…諦めずに射止める方法は?
 近年、年下男性と付き合う女性が増えています。年下男性というと、一見、頼りなさそうなイメージですが、だからこそ母性をくす...
恋バナ調査隊 2021-07-27 06:06 ラブ
彼はどう? 結婚に向いていない男性の特徴5つ&今後の選択肢
 結婚できたからといって、必ずしも幸せになれるとは限りません。理想の結婚生活を叶えるためには、相手選びが重要! そこで今...
恋バナ調査隊 2021-07-27 06:06 ラブ
モテる♡ “あざと可愛い”女性の5つの特徴&目指すポイント
 “あざと可愛い”女性というと、同性から見るとあまり良いイメージは湧かないかもしれません。でも、あざと可愛い女性は男性に...
恋バナ調査隊 2021-07-26 06:00 ラブ