美女と野獣カップルはなぜ成立する? 真実の愛の探し方

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2019-07-05 06:00
投稿日:2019-07-05 06:00
 美女と野獣カップルとは、ディズニーの名作『美女と野獣』になぞらえた「綺麗な女性 & 残念な容姿の男性(以下ブサメン)」の組み合わせのカップルのこと。実は、美女と野獣カップルは相思相愛の関係が続きやすく、そのままゴールインするケースも多いんだとか。
 一見不思議にも思えるこの現象について、考えてみたいと思います。

美女があえて「野獣」を選ぶメリット

「イケメンだから一目惚れした」など、顔きっかけで始まる恋愛は多いでしょう。でも、美女がブサメン(私はこの言葉があまり好みではありませんが…)をあえて選ぶのはなぜでしょうか?そこには、ちゃんとメリットがあるのです。

大切にしてもらえる

 世の中には、釣った魚に餌をやらない自分本位な男性もいます。でも、ブサメンは彼女に一直線! まさにメロメロ状態になってくれるため、とにかく優しく大切に扱ってもらえます。お付き合いをしている男性に尽くしてもらえるのは、女性冥利に尽きること。自分だけを愛してくれるという確証は、女性をさらに輝かせてくれます。

浮気の心配が少ない

 イケメンとお付き合いをしていると「他の女性にモテたらどうしよう」なんて、心配になってしまいがち。必ずしもブサメンが浮気をしないというわけではありませんが、少なくとも女性側から口説かれるリスクは小さいでしょう。恋愛中のストレスが少ないため、居心地が良く癒しを感じることができます。

美女と野獣カップルに学ぶ! 女性の心の在り方

 今回もっとも注目したいのが、野獣と付き合う女性の心の在り方について。外見重視ではない彼女たちには、見習うべきことがたくさんあると思うのです。

顔ではなく性格で判断できる

 美しい女性があえてブサメンを選ぶのは、男性を顔ではなく性格で判断しているからでしょう。何もしなくても男性が寄ってくるような美女は、当然ながら出会いの数も多いです。さまざまな経験をしていく中で、顔だけで中身がない男性、性悪な男性を見抜くスキルがついていきます。

 だからこそ、美しい女性は「見た目よりも心」を重視します。ブサメンだろうとイケメンだろうと、自分が「一緒にいて楽しい!幸せ!」と、心から思える人を選ぶことができるのです。

自分にはないものを持っていて尊敬できる

 デキるブサメンは自分の容姿をコンプレックスにすることなく、他のスペックを磨き上げていきます。きちんと働いて経済的に安定していたり、多少のことでは動じない心を持っていたり、ユーモアのある会話ができたり、と、持つスキルはさまざま。

 根本的に外見を気にしない女性は、自分にはないものを持っていて尊敬できる男性に真っ直ぐに惹かれます。どんな風にこのスキルを手に入れたのか、ブサメンのこれまでの人生に激しく興味を持ってしまい、気づけば女性側がぞっこんになることもあります。

一緒にいて疲れない

 綺麗な女性は、周りから「部屋が綺麗そう」「料理が上手そう」など、なにかと期待をされがち。でも、中には「とにかくダラダラ寝るのが好き」「時にはカップ麺で済ませる」など、気を抜いて過ごしたい女性もいるのです。

男性から過度な期待をされてお付き合いをすると、なかなか素を出せずに疲れてしまいますが、その点、自分を愛してくれるブサメン相手には「いきなり素を見せても嫌われない!」と、余裕を持つことができます。

 しかも、心がイケメンのブサメンは穏やかな性格をしている人が多いため、そんな女性の姿を見ても幻滅なんてせずに、大きな心で受け入れてくれます。気のおけない楽な相手と未来を一緒に過ごしたいと思うことは、ある意味、自然なことではないでしょうか。

本当に愛らしく見えている

 なぜいつもブサメン彼氏!? と聞きたくなるほど、ブサメン好きな美人の友達がいます。しかも、自信満々に「彼、かっこいいでしょ?」とか「顎のラインが素敵」など、どう見てもベタ惚れ。惚れたからかっこよく見える、のではなく、かっこ良いから惚れた、なんて言うことも。

 蓼食う虫も好き好きと言いますが、こればっかりは好みですから。計算なしでブサメンが本当に愛らしく見えているのであれば、それが1番素敵なことでしょう。

美女に学ぶ「スペックに囚われずに男性を選ぶ」こと

 本当に美しい女性は色眼鏡をかけず、自分の尺度の中で素敵な男性かそうでないかを判断します。要はこの視点を持つことができれば、容姿をはじめとしたスペックに囚われず、男性を選べるということ。今まで、「容姿」という一点だけで除外していた男性を見つめ直してみると、実は素敵なところを発見できるかもしれません。

 とはいえ、「すべてのブサメンの心が綺麗」と、思うのは間違いです! 中には、見た目も中身も野獣というどうしようも無いブサメンもいますから。そういった男性に引っかからないためにも、たくさんの経験の中で男性を見極める目を養いたいものですね。

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

ラブ 新着一覧


実は「シングルマザー」がモテるって本当? 僕たちが惹かれてしまった理由
 3組に1組は離婚しているとも言われる現代。子どもを抱えたまま離婚する「シングルマザー」も身近な存在となりました。実は「...
恋バナ調査隊 2025-06-03 06:00 ラブ
恋人とは「趣味が合わない」方がいい、ってマジすか? 5つの意見に納得…
「恋人とは趣味が合う方がいい」という意見はよく耳にしますが、「恋人とは趣味が合わない方がいい」と考える女性も案外多いのだ...
恋バナ調査隊 2025-06-02 06:00 ラブ
うわぁ…彼女に“激萎え”したLINE3選。そのお世話、裏目にでてるかもよ?
 付き合った当初と違う…と彼女の変化に不満を抱く男性は多い様子。中には「女として見られない」と、気持ちが冷めてしまう人も...
恋バナ調査隊 2025-06-01 06:00 ラブ
「俺は毎日もやしでいいのに」質素な生活を望む47歳夫。家事代行を頼む妻との結婚を後悔する毎日
「冷酷と激情のあいだvol.248〜女性編〜」では、家計に満足なお金を負担せず、家事への労力も渋る夫への妻・美幸さん(仮...
並木まき 2025-05-31 06:00 ラブ
「生活費は10万しかくれない」夫が“セコ過ぎる”と嘆く43歳妻。お金も家事も私ばかり…と不満が募る日々
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-31 06:00 ラブ
不倫はもうおしまい。女たちが最後の“さよならLINE”を送る瞬間
 大好きな男性とはお別れなんてしたくありませんよね。でも相手が既婚者だったらどうでしょうか? 今回は、既婚者の彼との最後...
恋バナ調査隊 2025-05-31 06:00 ラブ
【漫画】疑似結婚って何?ドS上司から提案された条件と、彼が“シンパパ”になったワケ『授かり疑似婚』#3
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
【漫画】ちょおえええ!シゴデキ上司「俺、奥さんいないよ」突然の“顎クイ”告白から…『授かり疑似婚』#2
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
【漫画】うっわ~女物の靴…弟に追い出された夜、ドSな上司との運命の歯車が回り始めた『授かり疑似婚』#1
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
「訴えられる…」女装子の妻に“レズビアン”関係がバレる? 不倫の終わりは略奪か、それとも #3
 菜々美さん(28歳ホステス/独身)はアフターで連れて行ってもらった女装バーで、女装が趣味の直樹さん(43歳エンターテイ...
蒼井凜花 2025-05-30 06:00 ラブ
梅宮アンナは大病を経験した“しびれ仲間”と再婚…「いたわり婚」がブームの予感
 梅宮アンナさんが52歳で電撃再婚されました。お相手とは出会って10日、乳がんの診断を受けたことを公表し、現在も治療を続...
内藤みか 2025-05-29 06:00 ラブ
早めに逃げて! モラハラ夫、3つの常套句。卑劣な行為は母親の影響か?
 倫理・道徳に反した嫌がらせを繰り返し、相手を精神的に追い詰める「モラハラ夫」。周囲から見れば「おかしい」と気が付くのに...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
「対岸の家事」に共感。それでも私が“専業主婦”を選んだ3つの理由
 夫婦共働きが当たり前になってきている今の時代に、あえて専業主婦を選択する女性もいます。セレブならいざ知らず、物価高のご...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
今すぐ離れて! 自己中男があなたから搾取する6つのこと。お金より大事なものを失うかも
 恋愛は人生を豊かにする要素の1つであるはず。マイナスになるような恋愛はしたくありませんよね。だとしたら、これら6タイプ...
恋バナ調査隊 2025-05-28 06:00 ラブ
なぜ? 親友の夫が襲来…彼女の「裏の顔」に愕然。まさか私が“使われてた”なんて!
 著名人が不倫で活動自粛するというニュースが相次ぐ昨今。そのせいか日常生活で「不倫」という言葉を聞くことが増えたと感じて...
彼とのスキンシップが面倒。性欲が低いのはおかしいですか?(46歳・会社員)
 46歳・会社員の婚活女性です。好きな人が相手でもスキンシップを取るのが面倒くさく感じてしまいます。同世代の元彼とも仲は...
植草美幸 2025-05-26 06:00 ラブ