更新日:2023-10-27 06:00
投稿日:2023-10-27 06:00
思わずこぼれた詫びの言葉
――英明さん……ごめんなさい。
思わず詫びの言葉を告げ、ハッとしました。
――何が、ごめんなさいなの?
――あ……いや、何でもないの。
一瞬、背筋がひやりとしました。
――何か悪いことをしたのか?
――じ、実は……。
私はいうべき言葉を考えました。脳がスパークしそうになった刹那、
――実は、プレゼントされたパールのピアスを落としちゃったみたいで……。
そのピアスを見るたび心が曇る
咄嗟に口を突いて出た言葉でした。それを聞いて、彼は苦笑したんです。
――そんなことか。ははっ、たぶんそれは弓香にとってふさわしくないものだったんだな。そのピアスを見るたび、弓香は心を曇らせるアイテムだったんだ。
英明さんは笑みを浮かべましたが、私にはまさにその通りです。あのピアスをつけるたび、敬一との浮気がよみがえり、常に後悔や後ろめたさに包まれるはず。
――新しいピアスは2人で買いに行こう。
――うん……ありがとう。
彼の唇が首筋からゆっくりと乳房に降りてきました。
――今日はいつも以上に硬くしこってる。
そう言われながら、乳首を口に含まれ、舌でねぶり回されたんです。
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