真似しようとしても真似できない
木下優樹菜様(元タレント・35歳)
やっぱりユッキーナ(木下優樹菜)様のヤンキー魂には惚れ惚れしてしまいます。
どこまでいってもゴーイング・マイ・ウェイで、今が楽しければサイコーだぜーうぇ~い的なヤンキーノリは、真似しようとしても真似できるものではありません(※たいていの人は倫理観的に躊躇してしまうから)。
最近、またメディアへの露出を増やし始めたユッキーナ様。
2019年に実姉が勤務していたタピオカ店経営者を「事務所総出でやりますね」と恫喝したとして芸能活動を自粛し、同年末にFUJIWARA・藤本敏史さんと離婚が成立。
2020年に芸能活動再開を宣言したわずか5日後に、事務所退所と芸能界引退という急転直下の引退劇を披露し、強烈なインパクトを残しました。
タピオカ騒動を経て「一般人」になるも…
その後はあくまで「一般人」という立場を貫いていますが、YouTuberとして活動したり、写真集を発売したり、モデル活動をしたりしており、「芸能人」と「一般人」の境界線の曖昧さに一石を投じる(?)ような活動をしています。
さらに今年9月以降はインターネットテレビ局であるABEMAの番組に何度か出演したかと思えば、11月10日放送された「全力!脱力タイムズ」(フジテレビ系)の企画「フワちゃんのサイコーラジオ」にサプライズで登場。約4年ぶりの地上波出演にネットでは賛否の声も上がりました。
元夫の藤本さんが昨月、当て逃げ事故を起こして謹慎中ですが、こうしてユッキーナ様が“限りなく芸能人に近い一般人”として精力的に活動していくのであれば、娘2人の養育は大変でしょうが経済的には問題なさそうです。
「芸能界復帰はしない」と明言していた
これまでユッキーナ様はたびたび「一般人」であることをアピールしていました。
特に昨年3月に写真集を発売した際には、当時のSNSで「今回、芸能界を引退し、一般人として初めての写真集を出させていただくこととなりました。芸能界への復帰は考えておりません」と表明。
後日行われた出版会見でも、「バラエティー番組に出たりというようなことは考えていないです」と念を押していました。
にもかかわらず、ABEMAの番組や「脱力タイムズ」にしれっと出演……。こういった一連の言動こそが、プロフェッショナルなリアルヤンキー魂だと感じられるのです。
ヤンキー漫画の原作者の裏話とは?
ヤンキーものの漫画や映画では、たいてい曲がったことが嫌いな「硬派なキャラ」が主人公のため、現実に存在するヤンキーたちにもそういったイメージを抱いている人も少なくないでしょう。
しかし筆者は以前、某人気ヤンキー漫画の原作者からお話を聞く機会があったのですが、作品に男気あふれるキャラを登場させたり、熱い友情シーンを描いたりしていたのは、現実のヤンキーたちに辟易(へきえき)としていたからだと語っていました。
原作者の方は若いころは自身もその界隈にいたことから、リアルなヤンキー事情に精通していたそうですが、実際のヤンキーたちは筋の通らない理不尽かつ傍若無人な外道ばかり。
“前言撤回”をすることもなく言っていたことと平気で真逆のことをしでかすし、自分のことしか考えていない利己的な人間ばかりだったとのこと。
そんなリアルなヤンキーたちにうんざりしていたからこそ、漫画のなかではヒーロー然としたキャラクターたちによる美談を描いたのだそうです。
本当の意味でのヤンキー魂を持つ
メディアに「昔は悪かったが今は更生して成功している」系の経営者や芸能人が出ていると、常々疑問に思うことがあったのですが、彼らはヤンキー時代に迷惑をかけたり被害を与えたりイジメたりした相手ひとりひとりに、きちんと謝罪をして許しを得ているのでしょうか。
勝手な推測ですが、おそらく全員から許しを得ている元ヤンなんてほぼいないでしょう。過去の罪をちゃんと償って清算しているわけでなく、過去の罪を勝手に解決していることにして、のうのうと成功者ヅラしている人が多いように思うのです。
そうやって考えると、リアルヤンキーはロジック的に破綻しているようなことでも自分ルールで正当化していけるスキルを持つ、“強メンタル人種”だという仮説を立てられます。
誤解なきようお伝えしておきますと、ユッキーナ様が過去に誰かをイジメていたとかそういうことを言いたいわけではありません。ただ、やはり「リアルな意味でのヤンキー魂」を持っているタイプに見えるのです。
ユッキーナ様が過去の自分の言動をなかったことにしたり、意味を脳内変換して都合よく書き換えたりして、“今”をサイコーだぜーうぇ~いと、めいっぱい謳歌できるのは、彼女が紛うことなきプロのリアルヤンキーだからではないでしょうか。
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