最近親の認知症が気になる…【専門家監修】対応法を理解し向き合う方法

コクハク編集部
更新日:2023-11-16 06:00
投稿日:2023-11-16 06:00

3. 親と一緒にできる簡単チェックリスト

 簡単に行える認知症のチェックリストです。いくつ当てはまるか、できれば親御さんと一緒にチェックしてみてください。

・財布や鍵など物を置いた場所がわからなくなる
・5分前の話を思い出せない
・周囲から物忘れについて指摘される
・今日の日付がわからないときがある
・言葉がすぐに出てこないことがある
・お金の管理や引き出し、支払いができない
・ひとりで買い物に行けない
・公共交通機関や車などを使い、ひとりで外出できない
・家の掃除ができない
・電話番号を調べて電話できない

 多く当てはまる場合は、認知症の可能性があります。医療機関の受診や、自治体の認知症相談窓口に相談してみましょう。

4. 認知症の親にできる対処法

 認知症の親に対してどのように接するべきか、対処法を2つご紹介します。

4-1. 何度も同じ話をする

「親が何度も何度も同じ話をする」という場合は、基本的には「毎回初めてのように聞いてあげる」「おだやかな気持ちで聞いてあげる」という対処法になります。

 何度も同じ話をするのは、話したこと自体を忘れているのが原因で、家族を困らせようとしているわけではありません。行動の本質を理解してあげることが大事です。

 ただ、対応する側にとっては、心の余裕がないと難しい部分もありますよね。その場合は、話題を変え、本人を傷つけないように伝えるなどの工夫をしてみましょう。

4-2. 物忘れが増えた

 物忘れが起きる原因は、脳の記憶の中枢である海馬という部分の萎縮です。症状が進むと、だんだんと新しいことや、直前に起きたことも覚えづらくなっていきます。

 初期症状のうちは、物忘れが起きたときにさり気なくヒントを与えて思い出させてあげることも有効です。

 症状がある程度進み、「食事をしたことを忘れる」という場合は、お椀を小さいものにしておかわりの回数を増やすなどしてみましょう。

 食事の時間を長くとることで、満腹感を得やすくなります。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


コンプレックスが悪目立ち!今すぐ見直したい残念メイクテク3選
 コンプレックスを解消するためのメイクが、実は逆効果になってしまっていたら悲しいですよね。  メイク手法が定着している...
「膣おなら」の原因は?【医療専門家監修】性交渉や運動中に恥ずかしい…
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
値段差4300円!SUQQUソックリの「エクセル」お粉はプチプラの鑑だ
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
愛用する化粧水が“改悪”の悲劇!敏感肌の30女が頼った「2つのブランド」
 敏感肌ですぐに赤くほてってしまうタイプのため、鎮静効果のある化粧水を長年愛用してきました…が、それがリニューアルされて...
【ユニクロ】絶賛セール中!ドローストリングショルダーバッグが超使える
 今年はユニクロのラウンドミニショルダーバッグが流行りましたが、ドローストリングショルダーバッグも大容量で魅力的なのを知...
アイラインガタガタ大丈夫?化粧崩れおばさん一直線の3大NGアイメイク
 年齢を重ねていくと、濃いメイクはすっかり卒業して、ナチュラルメイクに切り替える人も増えますよね。  しかしナチュラル...
乾燥シーズン到来!美容ジャーナリスト注目の新作・顔&頭皮スキンケア4選
 気温もぐっと下がって、いよいよ本格的な乾燥シーズンに突入。季節がわりに注目したいのが新作スキンケアですが、今年の秋冬も...
雑誌付録11点盛り!目玉の「サボン」ボディスクラブでカラダも大掃除
 今回ご紹介する雑誌付録は、美容やコスメ好きに人気な「VOCE」通常版2024年1月号(浜辺美波表紙ver.)の「ボディ...
いびきの種類は大きく2つ!【専門家監修】メカニズムとカンタン対処術
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
マフラーの季節になりました♡小顔効果がうれしい4つの巻き方、ご存じ?
 冬になると活躍するマフラーやストール。でも、ただでさえ着膨れする冬に、顔まわりまで布を巻くと「太って見えそう」と心配す...
目、眉毛、口…20代男性がぎょっとするアラフォー女性の三大残念メイク
 年下男性たちは40代の女性のメイクを、秘かに採点しているんですって!  上品でかっこいいとドキッとすることもあれば...
猫も杓子も「まるでこたつソックス」推しだけど、超足冷え40女に効果は
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
なんか変!「タイツ×パンプス」冬の足元コーデ黄金ルール4つを見直そう
 冬の足元コーデでよく迷うのが「タイツ×パンプス」のコーデです。すっきり足元をまとめたいけれど、なんだか合わなくて変な気...
ヘアマスク現品付き!美STの“太っ腹”付録で美容バスグッズ3品を体験
 今回ご紹介する雑誌付録は、アラフォーの知りたい最新美容事情がマルっと網羅されている「美ST」特別版2024年1月号(内...
体重同じでもたるんたるん…体型の変化に打ち勝つ「太りにくい」生活習慣
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ジェルネイル“唯一の難点”を解決したい!手軽にセルフオフする7つの手順
 すぐに落ちてしまうマニキュアとは違い、美しいツヤやぷっくりとした立体感、豊富なデザインを長く楽しめるジェルネイルは人気...