「ダメ妻がご迷惑かけまくって…」自称・リーダー気質50代夫の結婚懺悔

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-11-18 06:00
投稿日:2023-11-18 06:00

母親にお見合いをセッティングしてもらえばよかった

 ため息をつきながら、真剣な表情で「恥ずかしい限りです」と繰り返すカズユキさん。

 結婚生活に耐えきれなくなった今は、家を飛び出して実母とふたりで暮らしているそうですが、それもカズユキさんの人生計画とはかけ離れていて、ストレスでしかないと言います。

「人生は、敷かれたレールを走り続けるのが、1番だと思っています。

 だからこんなことなら、母親に頼んでお見合いでもセッティングしてもらえばよかったなって後悔しています。

自分までダメな人間になりそう

 結婚3年目で、夫婦で暮らしていた家を飛び出さなくてはならないほどのストレスって、わかります?

 僕だって本当は、そんなことはしたくなかったんですよ。

 だけど妻の麻子を見ていると、あり得ないことばかりだし、イライラしちゃってダメですね。

 僕までダメな人間になりそうです。

 僕は、社会からも求められている人間ですから、地域の社会活動にも積極的に関わっているんです。

 そんな僕がダメ妻のせいで運気を落とされているような気もしていて、不愉快で仕方ありません」

もう人生を狂わされたくない

 大抵の人は、自分の意見を聞き入れてくれるし、自分は生まれながらのリーダー気質だと感じているというカズユキさん。

 妻に対しても同じように接してきたつもりだったけれど、夫婦関係が悪化してしまい、人生を狂わされたとのこと……。

「妻には、もう少し反省してもらいたいですね。僕みたいな社会に求められている人間の人生を狂わせたわけですから。

 僕は、妻への愛情が戻ることは絶対にないと思っているので、いつか離婚をするとは思います。

 だけど、離婚の時期も僕が見極めないと、また取り返しのつかないことになるかもしれないじゃないですか?

 ここでダメな妻の言いなりになってしまえば、また僕の人生が大きく狂わされるかもしれませんよね。

 これ以上、妻のせいで人生計画を狂わされたくありません。だから周囲の状況も見ながら、僕が離婚のタイミングを決めようと思っています」

 ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


40代彼女の“草”発言にゲンナリ…「あ、無理」と感じる男性たちの本音
 今回ご紹介するのは、40代の彼女を持つ男性の不満。直接彼女には言えないけれど、ひそかに「そこ無理!」と思っていることが...
恋バナ調査隊 2023-02-23 06:00 ラブ
優良物件!妻や彼女を大事にする「いいマザコン」の見抜き方
 恋愛や結婚相手を選ぶ際、あなたは何をNG条件にしていますか? 人それぞれとはいえ、きっと「マザコンだけは避けたい!」と...
恋バナ調査隊 2023-02-23 06:00 ラブ
「僕からは動きません」マッチングアプリで急増する“定型プロフ”に要警戒
 コロナ禍以降、すっかり市民権を得たマッチングアプリ。その中には首を傾げたくなるようなプロフィールをアップしている男性も...
内藤みか 2023-02-23 06:00 ラブ
デートのお礼LINEは二の矢三の矢を!「また今度」の社交辞令回避テク
 素敵な男性とせっかくデートまでこぎつけても、2回目につながらずフェードアウトしてしまう恋はたくさんありますよね。実は、...
恋バナ調査隊 2023-02-22 06:00 ラブ
本命彼女になりたい…男性を沼らせて手放せない女になる方法
 いつも彼女になれず、都合のいい女止まりになってしまう。彼女になっても全然大切にされない……。  男性になかなか大事に...
若林杏樹 2023-02-22 10:58 ラブ
既婚者マッチングアプリで出会った男性と“お寿司ランチ”した
「コクハク」の本コラムで、「既婚者マッチングアプリって?実際に使ってみた感想と注意点」を書いたのですが、今回はさらに深掘...
豆木メイ 2023-02-21 06:00 ラブ
黒歴史!借金、束縛、浮気常習…別れてよかった元カレ大集合
 交際中に「この人しかいない」「絶対結婚する!」と、相手に執着してしまう女性もいるでしょう。でも、もしかしたら“別れたほ...
恋バナ調査隊 2023-02-21 06:00 ラブ
マンネリ打破に!夫婦のラブホテルデートはメリットだらけ
 新婚の頃は夫への愛情でいっぱいだったのに、結婚生活が長くなり、子供が生まれてみると、すっかりときめきがなくなってしまっ...
恋バナ調査隊 2023-02-20 06:00 ラブ
サレ妻が浮気夫に復讐!ダメージ100倍・スカッと1000倍エピ
 世の中には、浮気や不倫をして、愛していたはずの妻を「サレ妻」にしてしまう夫が存在するようです。でも現代において、黙って...
恋バナ調査隊 2023-02-19 06:00 ラブ
私のテクじゃつまらない? 交際1カ月でのレスに悩む37歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-02-18 06:00 ラブ
ムラムラするのに反応しない! 予想外の事態に困惑する50男
「冷酷と激情のあいだvol.130〜女性編〜」では、交際中の恋人と交際1カ月にしてすでにレスに悩んでいる女性・里香さん(...
並木まき 2023-02-18 06:00 ラブ
夫の2回目の不倫が発覚! 冷静にソッコーで手を打つべきこと
 一番信頼している人に「不倫」という形で裏切られた妻は、たくさんの葛藤や苦しみと戦いながら、必死で笑顔を作ろう、前に進も...
恋バナ調査隊 2023-02-18 06:00 ラブ
一周回って親の紹介から始まる恋愛ってアリ♡ と思えるエピ
 お見合いと聞くと、古くて堅苦しい印象を持つ人も多いですよね! でも実は、時代が変わり、最近では親の紹介で恋愛をはじめる...
恋バナ調査隊 2023-02-18 06:00 ラブ
シンクが豚脂まみれ!妻が離婚を考えるほど困る「夫の趣味」
 趣味を持つのはとてもいいことですよね。でも、一口に趣味といってもいろいろな種類があります。中には、離婚を考えさせてしま...
恋バナ調査隊 2023-02-17 06:00 ラブ
入店時から見られてる!男性が食事デートで査定する女性の言動あれこれ
 男性との外食デートが決まったら、「何を着ていこう?」と何日も前から準備する人もいるでしょう。しかし、食事デートで見られ...
恋バナ調査隊 2023-02-16 06:00 ラブ
バレンタインで夫の不倫バレ!ウイスキーボンボンの中に「泊り行こうね」
 女性から男性にチョコレートを送る「バレンタイン」ですが、夫がチョコレートをもらって帰ってきても、会社の義理チョコである...
恋バナ調査隊 2023-02-19 16:22 ラブ