熊田曜子のSNSが放つ鋼のメンタル ハレンチ不倫疑惑もよき母アピール

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2023-12-20 06:00
投稿日:2023-12-20 06:00
 プロデューサーとの不倫疑惑と元夫とのドロ沼離婚裁判を経て、離婚成立後はSNSでたびたびセクシーな姿を披露している熊田曜子ですが、それでいて「よき母」アピールも欠かさないのはなぜ? コラムニストで恋愛カウンセラーでもある堺屋大地さんが分析します。

凄まじいほどの厚顔無恥な精神力

熊田曜子(タレント、グラビアアイドル・41歳)

 ドロ沼不倫裁判を経ての離婚成立後も、精力的に「よき母」と「生涯“女”アピール」を発信し続ける。その凄まじいほどの厚顔無恥な精神力をプロフェッショナルと言わずして、なんと言いましょうか。

 世の女性に嫌われまくっても理想を求道する熊田曜子様のことです。

“おとなのオモチャ不倫”疑惑

 2012年に会社経営者の男性と結婚し、同年に長女、2015年に次女、2018年に三女を出産した熊田様ですが、今年4月に離婚が成立。スキャンダラスな不倫報道が噴出し、ドロ沼裁判の末の離婚でした。

 不倫疑惑から離婚成立までの顛末を簡単に振り返っておきましょう。

 フジテレビプロデューサーと熊田様の不倫を嗅ぎつけた夫は、使用済の“女性用おとなのオモチャ”を妻のバッグから発見し、そのオモチャから検出したDNA鑑定を不貞の証拠として民事訴訟を起こします。

 熊田様はその訴えを否定し、逆に夫側のDVや不倫を訴えるなどしてドロ沼裁判化。しかし紆余曲折があって今年4月、すべての訴えが取り下げられたと明かしたうえで離婚成立を発表したのでした。

 熊田様側は円満解決だと主張したかったのでしょうが、そんなもんを世間が鵜呑みにするわけもなく、ハレンチ不倫疑惑は限りなくクロに近いグレーのまま、幕引きとなったのです。

 離婚劇を経て、今年10月に熊田様はインターネットテレビ局・ABEMAのワイドショー番組に出演。そこで「一番気になってるところは不倫したかしてないかだと思うんですけど、してません」と堂々と公言できる根性には、もはや感動さえ覚えるほどでしょう。

「よき母」&「生涯“女”」アピール

 結婚後の熊田様はSNSなどで、子どもたちを大きな愛で包み込むような「献身的なママ」を思わせる投稿をしつつも、トップグラドルだった矜持からか、エイジズムをものともしないようなセクシュアルな画像も投稿し、二刀流のブランディングをしていました。

 なんと、その「よき母」と「生涯“女”アピール」はハレンチ不倫からのドロ沼裁判後のいまなお健在。

 たとえば昨月更新したブログでは、朝5時から娘たちのお弁当作りに精を出し、卵焼きが上手にできたことを報告。同じく昨月、インスタでは娘を抱っこして遊園地に訪れた際の画像を投稿していました。

 かと思えば、10月下旬のインスタでは膝丈上20センチもありそうな超ミニのナース服のハロウィンコスプレを披露して、ファンを悩殺。

 11月にも露出度の高いピンクのダンスウェアで魅惑的なポールダンスを踊る様子を投稿し、3児の母とは思えぬ抜群のグラマラスボディを披露していたのです。

群がる男たちはギャップに大喜び?

 おとなのオモチャが物証として提出されるスキャンダラスな不倫裁判を起こされようが、「よき母」と「生涯“女”アピール」をいけしゃあしゃあと継続する恥知らずっぷり…もとい、鋼の信念に驚愕。

 いくら必死に「よき母アピール」をしたとて、限りなくクロに近い不倫疑惑やドロ沼裁判を報じた無数のニュースは、デジタルタトゥーとして残り続けるわけです。

 一番上の娘もまだ小学生ですから、幼い娘たちは母親の実像を正確に理解できていないでしょう。娘たちがもっと大きくなったとき、母の生き様をどう思うか、よそのご家庭のことながら心配してしまいます。

 ──熊田様はどんなことがあろうとも、「よき母」と「生涯“女”アピール」という二刀流のブランディングにこだわり続けるプロフェッショナル。

 世の男性ファンたちは、あんな大スキャンダルの後にミニスカナース姿や魅惑的なポールダンスを見せられては、より一層妄想が掻き立てられて興奮していることでしょう。そういう意味では「生涯“女”アピール」は大成功しています。

 かたや「よき母アピール」が白々しいことになるのは火を見るよりも明らか。それでも熊田様は一生懸命な母親としての顔を発信し続けます。

 けれど男性ファンたちや彼女を口説こうと群がっているハイスペ男たちは、「そのギャップがエロくてたまらん!」なんて高揚しているのかも…。

 そんなことはないとは思いますが、熊田様が万が一、「よき母アピール」さえも自身の性的魅力をさらに高めるためのギャップとして利用しているのだとしたら…恐るべき策士だと言わざるをえません。

堺屋大地
記事一覧
コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
公式X

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


朝ドラ名物の闇市、小夜の食い意地はタダモノじゃねえ!
 戦争が終わって3カ月、世の中の混乱は続き、スズ子(趣里)たちは未だ公演ができずにいた。  愛助(水上恒司)の病状...
桧山珠美 2024-01-09 14:50 エンタメ
歯に衣着せぬ小夜のキャラを生かしたブギウギ流「玉音放送」シーン
 終戦の日。スズ子(趣里)たちは巡業先の富山で玉音放送を聞く。りつ子(菊地凛子)は慰問先の鹿児島で敗戦を知る。  ...
桧山珠美 2024-01-08 15:50 エンタメ
原作は4コマ漫画! 名作“ぎぼむす”のイケメントリオを味わい尽くそう
 新年あけましておめでとうございます。  例年であれば、大晦日は「ジャニーズカウントダウンライブ」で年越しするので...
特攻隊の前で「別れのブルース」、過去の“淡谷のり子物語”と異なる描き方
 1945年、日本の戦況はますます悪くなっていた。富山に慰問に来ているスズ子(趣里)は、女中の静枝(曽我廼家いろは)の話...
桧山珠美 2024-01-05 14:00 エンタメ
制作費の都合?「夜来香ラプソディ」音楽会シーンなしは残念すぎる
 上海の羽鳥善一(草彅剛)は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光(浩歌)が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽...
桧山珠美 2024-01-04 17:50 エンタメ
【2023年人気記事】マッチ様は逃げ上手と無責任のプロだった
【「残念プロフェッショナル」の流儀】  2023年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大き...
堺屋大地 2024-01-02 11:44 エンタメ
辻希美&杉浦太陽はニベアのCM…仲良しラブラブ芸能人夫婦はお金を生む
 元モーニング娘。のなかで1番の勝ち組は、やっぱり辻ちゃん(辻希美)でしょう。  先日も元モー娘。の中澤裕子、保田...
スズ子と愛助の無償の愛、平和ボケの今とは違って生きるも愛するも命がけ
 東京に戻ったスズ子(趣里)は、空襲で一面ががれきになっている惨状を目の当たりにする。  スズ子が三鷹の家に戻ると...
桧山珠美 2023-12-28 14:10 エンタメ
東京大空襲、愛し合うスズ子と愛助の運命は…金曜放送回を前におさらい
 トミ(小雪)の許しが出て、山下(近藤芳正)が正式に楽団のマネージャーとして加わることになった。  スズ子(趣里)...
桧山珠美 2023-12-27 17:40 エンタメ
コワモテ黒田の起用は大正解! スズ子派に寝返り、顔芸と手振りが秀逸
 結核が再発した愛助(水上恒司)の看病を、三鷹の家で続けることになったスズ子(趣里)は、日々愛助のために身を尽くしていた...
桧山珠美 2023-12-26 15:50 エンタメ
藤井風「いちすき」で見せた弾き語りに惚れ惚れ、黒髪に代わってホッ
 21日、木曜劇場「いちばんすきな花」(フジテレビ系)が最終回を迎えました。  昨年、社会現象を巻き起こした目黒蓮...
平野・神宮寺・岸のNumber_iデビュー間近 24年は注目多数の群雄割拠
 滝沢秀明氏創設のTOBEに合流し、本格始動が待たれている元King & Princeの平野紫耀(26)・神宮寺勇太(2...
こじらぶ 2024-02-16 10:40 エンタメ
朝ドラでは珍しい正面からの接吻!愛助ママ(小雪)来襲で“恋の炎”燃ゆる
 愛助(水上恒司)は母・トミ(小雪)に呼び出される。トミからは、スズ子(趣里)に会うのはやめるように言われ、山下(近藤芳...
桧山珠美 2023-12-22 14:40 エンタメ
北川景子に長澤まさみ…SNS離れの深層、イメージ戦略には逆効果?
 12月16日、女優の北川景子(37)の写真集『『「37」 20th anniversary』公式アカウントがInsta...
東京コミコン2023は大盛況 ひときわ異彩を放った“大衆演劇”
 千葉・幕張メッセにて、12月8日(金)~10日(日)に開催されたポップカルチャーの祭典「東京コミックコンベンション20...
恋はつらいものよ…愛助への想いが募るスズ子に麻里(市川実和子)の名言
 スズ子(趣里)と愛助(水上恒司)の仲はすぐに広まり、羽鳥善一(草彅剛)や麻里(市川実和子)にもうわさについて追求される...
桧山珠美 2023-12-22 14:23 エンタメ