まるで宝探し!話題の木更津コンセプトストアでほっこりした男女の会話

コクハク編集部
更新日:2024-01-06 06:00
投稿日:2024-01-06 06:00
 昨年6月、三井アウトレットパーク木更津(千葉)の隣にオープンした「木更津コンセプトストア」。サステナブルな社会を目指し「新しい買い物体験」ができるとテレビやネットのニュースでも話題になっていました。気になる要素が満載だったので遊びに行ってきました。

約3000㎡の空間に洋服がズラリ

 アウトレットモールから道路をはさんだ向かいに「KISARAZU CONCEPT STORE」の文字が見えてきました。三角の屋根が並んだ外観はなんだか倉庫のようにも見えます。

 ファッション業界が抱える「大量消費、大量生産」の問題へのひとつのアプローチとして、国内外のブランドから集めた規格外品やデッドストック品など、余剰在庫となった服と訪れる人との“出会い”を演出。

 迷路のような店内や複数人で入れる試着室など、ユニークな仕掛けが随所に散りばめられた、これまでにないタイプのお店です。

 さらに展示スペースでは、環境に配慮した新素材や技術を紹介するなど、さまざまな方向から「洋服の新しいサイクル」を生み出そうと実験的な取り組みも行っています。

入場料は300円

 入口に置かれた機械でまず入場料(300円)を払います。入場料や売り上げの一部は洋服にかかわる社会問題の解決に取り組む企業や団体に寄付されるそうです。

 回転式のゲートを通ると、ふわふわした大きなオブジェがお出迎え。奥にはカラフルな洋服が並んでいます。

 天井の配管が露出した内装や金属製のインテリアなど、無骨な雰囲気もおしゃれ。

 銀座の「ドーバーストリートマーケット」や、銭湯をリノベした下北沢の「ニューヨークジョー」をちょっと思い出しました。空間がシンプルだと並んでいる洋服も映えますね!

迷路のような店内で「宝探し」

 施設内は順路に沿って進むつくりですが、なかなか入り組んでいてまるで迷路のよう。「A」から「E」までゾーン分けされ、それぞれシューズや小物、メンズやデザイナーズなどのコーナーに分かれています。

 途中で気になる服があればカートに入れて、そのまま店内を回り、出口近くのフィッティングルームで試着。最終的に購入するアイテムを選んでレジに持っていく流れです。

「どんな服が置いてあるんだろ?」と近くの服を手に取ろうとしたら、後ろから「マックスマーラの大きいサイズを探して!」とマダムの声が聞こえてきました。

 ここでは高級ブランド品も若者向けも、異なる価格帯の洋服があえて“ごちゃごちゃ”にディスプレイされています。

 だから、先入観なく純粋に「これ好き」「気になる」で洋服に触れられるんですね。

 基本的にこちらが求めなければ、店員さんから声をかけられることはなく試着する枚数も自由。むしろ「気軽にどんどん試着して」というコンセプトです。

 まさに宝探し気分で、普段なら自分では選ばないような服と出会える仕掛けですが、先ほどのマダムたちは最初から特定のブランド狙いのようです。まあ、楽しみ方は人それぞれ…(笑)。

 ちなみに、洋服はすべて新品で価格は定価の4分の1程度だそうです。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


オトナになっても残る呪縛!「長女をやめたい」と感じた瞬間&苦労あるある
 姉妹(きょうだい)で何番目に生まれたかどうかは、その後の生き方に大きな影響を及ぼしますよね。それぞれの立場でメリット・...
雨上がりの公園、誰にも大切な時間がある 2023.8.11(金)
 おのおのが好きな姿勢で好きなように過ごす人とハト。  近すぎず、離れすぎず。ほどよい距離感ってある。  会...
ペットボトルの炭酸水で考えてみた 物の価格・人の価値は「環境」次第!
 みなさんは“自分の価値”について悩んだ時はありますか? 職業柄と性格のせいで、私はけっこう考え込んでしまうタイプなので...
季節到来・台風や大雨が「大地震」の引き金になる研究も…相関関係は?
 九州・沖縄地方に大きな被害をもたらした台風6号に続いて、お盆休み真っただ中の14日近辺に強い勢力で関東上陸の可能性が高...
のんびりと見せかけて…カメラバックを守る“たまたま”警備隊
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
輸入ものに強い「カーニバル」初体験!高OFF率狙い 2023.8.10(木)
 前々から気になっていたグルメキッチンマーケット「カーニバル」。カルディ、成城石井、ジュピターコーヒーなどの“競合”で輸...
テッパンはなに? お世辞を言われた時の上手な返し方【職場・友人編】
 お世辞を言われた時、皆さんはどのように返事をしていますか?「お礼を言うべきなのか、否定をするべきなのか、イマイチ反応に...
屋外の鉢植え植物をレスキュー!灼熱地獄から守る「正しい置き場所」は?
 観測史上最高気温の更新上げ幅がエゲツなく「地球沸騰化時代到来」なんて言葉、聞けば聞くほど恐ろしいとしか言いようがござい...
そろそろ散髪の時期かな? 2023.8.9(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
無意識ポロリしてない? 今すぐ直したい「人に嫌われる相づち」4選
 話していて相づちが鼻につく人っていますよね。相づちの仕方は癖や習慣になっているケースが往々にしてあり、もしかしたらあな...
新幹線で帰省中、ヤバい親子に遭遇!「お互い様」の解釈について考える
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
安らかに眠れる日は来るのだろうか 2023.8.7(月)
 多くの犠牲と哀しい歴史があった。その事実と人々を決して忘れないと誓った。  いまの僕らは、次の時代に平和を託した...
兄貴に挨拶しなきゃ…ビビりなシンメトリー“たまたま”を激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
薄毛ネタは反則ですよね…めんどくさっ!返信に困った「自虐LINE」3選
 自虐ネタはその場を和ませるトークテクの1つ。ですが、相手を困らせてしまうケースもあります。今回は、皆の“対応に困った自...
生きてるだけで偉い! ゆるい人生に胸を張る 2023.8.6(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
改めてリスキリングって何? 話題の理由&40代女性におすすめ分野
 AIの発達でどんどん人間の仕事が減っていく中、40代女性の間で「リスキリング」が話題になっています。とはいえ、まだリス...