蛙化現象わかったフリしてない?恋愛中でもどこか冷静な若者のリスク管理

山口明 プロ童貞・現代アーティスト
更新日:2024-07-09 21:57
投稿日:2024-02-10 06:00
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳の時に仕事中心で働く生き方をドロップアウト。現在は悠々自適な老後(?)を送りながら、還暦過ぎの童貞として注目を集めています。

「蛙化現象」ってなんだ?

 昨年(2023年)Z世代の上半期トレンドランキング1位が「蛙化現象」だったんだけど、はじめてこの言葉を聞いたとき、認知症の人にありがちな“ある症状”を指しているのかと思ったよ。

 実家で一緒に暮らしていた認知症の母親が、毎日夕方になると自宅にいるのに「家に帰る」っていつも言っていたからさ。そう、「帰るか現象」ってことね。

 ──そっ、そうなんですね。

 あ~、ネタだと思ってるでしょう? 実話なんだけどなあ(笑)。

 まあ、そんなオレみたいな「蛙化現象」が何だかよく分からない人の為に、説明させてもらうと、もともと心理学の論文で発表された「ずっと好きだった人が自分に振り向いた途端、好意が冷めてしまう」現象で、「蛙(カエル)」というのは、グリム童話の「かえるの王さま」に由来している。

 童話の筋書きは、蛙になってしまった王子の魔法が解けて人間に戻り、王女が振り向いてくれた物語なんだけど、「蛙化現象」はその逆で愛情がなくなってしまうんだよね。

「蛙化現象」は理不尽な難癖?

 そして、今のZ世代といわれる人たちの「蛙化現象」はまたちょっと意味合いが違って、「好きな人のささいな行動に気持ちが冷める」現象を指すんだ。

 例えば、一緒に食事に行ったときにメニューがなかなか決められなかったり、お店の人に横暴な態度をとる姿を見て相手への気持ちが冷めるようなこと、らしいんだけど…。それは相手の人間性とかの問題で、ある程度は理解できる。

 だけど、支払いが現金だったとか、しかも小銭をじゃらじゃらと出してスマートじゃなかったとかで、相手への気持ちが冷めたなんて例もあるらしいんだよね。

 他にも、「自転車で会いに来た」「ソフトクリームを下から舐めた」「プールで息継ぎした」「カラオケのマイクの持ち方が独特」なんて例もある。もう、ただの理不尽な難癖なんじゃないの? と思うよね。

 ──それくらいで、とは思いますね。

山口明
記事一覧
プロ童貞・現代アーティスト
1960年生まれ。プロ童貞しかし、あるときは現代アーティスト。そしてまたあるときはオナニストにして予言者。しかし、その実体は無職のオシャベリ・クソジジイ。毎日、地元MAD CITY(松戸市)の平和を守る為、猫背&早歩きでパトロール。本日も童貞戦線異状なし!!
著書の「ワイルドチェリーライフ山口明 童貞力で一億総クリエーター時代を生きる」が発売中。代理人による公式Xも更新中。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


私って“枯れ女”かも…? 5つの特徴&脱出方法をチェック!
 あなたは自分の美意識や女子力に自信がありますか? 実は、最近「女性として終わっている……」と周りから思われてしまう、“...
猫島でのお宝ショット! 3つ並んだ兄弟“にゃんたま”は超豪華
 きょうは、瀬戸のにゃんたま三兄弟ωωω。  小さな猫の島で、こんなにも華やかで雅な光景が見れるとは!  長...
嫁は頭を抱える日々…やりたい放題でも開き直る姑たちの生態
 義母とお嫁さんの関係になると、いつの時代も、トラブルはつきものなのかもしれません。しかし問題が起き、完全に義母側に非が...
たとえお腹で育たなかったとしても…2度の流産で感じたこと
 みなさん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。婚活や恋愛のコンサルをしている私自身が、結婚後に女...
育ちが良さそう!思わずドキッとさせられた品のある女性たち
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。日常的に知らず知らずにやってしまう人間観察。そんな中で育ちがよさそう!と思わ...
家事の時間はもっと短くできる!今すぐ買いたい時短家電5選
 毎日溜まっていく汚れたお皿や洋服、ほこり……。特に、フルタイムで働いている女性にとって家事をする時間はできるだけ短縮し...
完璧なポージング!イケメン“にゃんたま”のクールな見返り姿
 にゃんたまωにひたすらロックオン!  きょうも出逢ったイケてる猫に声をかけて、にゃんたまストリートスナップ撮影。...
女性たちが次々指名…営業再開した出張ホストが大人気の理由
 緊急事態宣言が解除されて早くも1カ月。まだまだ街に賑わいが戻ったとは言いがたく、慎重な生活が求められている今日この頃で...
フルーツ&フラワーのグリーンカーテンで酷暑を乗り切ろう!
 遥か昔、ワタクシが幼少の頃。学校の帰り道にあった大きな造園会社の塀に絡まって咲いていた、何とも摩訶不思議なお花がござい...
甲状腺全摘から1年経過…手術を迷っている人に伝えたいこと
 バセドウ病によって甲状腺の全摘手術に至ってから、まもなく1年になろうとしています。  術後の経過は順調で、今は体力や...
接写! 激レアな「キジ三毛猫」のパーフェクト“にゃんたま”
 ニャンタマニアのみなさま、お待たせしました。  きょうは久しぶりに、「接写したくなるにゃんたまω」です。 ...
ご飯作りを苦痛に感じる5つの原因&3ステップの改善方法!
 ご飯作りは、毎日の生活の中で切り離せない大事な家事のひとつ。しかし、仕事で疲れていたり、献立を考えるのが面倒だったり、...
「愛されるモテSNS」って? ネット世代が気をつけるべきこと
 コロナ期、私たちはSNSを利用して、リアルで減ってしまったコミュニケーションを埋めました。人と会えない期間によって、よ...
猫って液体なの…? 透明ボウルにも納まる“にゃんたま”君
 土鍋を置いておくと、猫がまあるくなって中に入る「ネコ鍋」現象がありますが、透明ボウルを置いてみたら、やはり!入りました...
愛と美のオンナの幸せを司る「ピンク花」のとてつもない威力
 ある日の昼下がり。  猫店長「さぶ」率いる我がお花屋さんに、この日も悩める子羊がお花を買いにやってまいりました。...
バセドウ病の再燃で疲労困憊…治療はいつも不安と隣り合わせ
 寛解に向かっていたバセドウ病が再燃してからは、ひとことで言うと「地獄」。何をしても良くならない症状が、日を追うごとにひ...