なんて素敵な夫! ド近眼の妻にICLを提案した「永久保存版トーク」

コクハク編集部
更新日:2024-05-03 01:37
投稿日:2024-01-26 06:00
 昨年の夏頃から計画して、お正月明けに眼内にレンズを挿入して視力を矯正するICLの手術を受けました。
 小学生の頃からド近眼で、メガネやコンタクトを手放せない人生。ICLやレーシックなどの視力矯正に興味はありつつも手を出せずにいました。そんな私の背中を押したのは…。

「どこか行ってきなよ」と言われて

楽しい作業のはずが…(写真:iStock)
楽しい作業のはずが… (写真:iStock)

 独身時代はお盆や年末年始を避け、飛行機が安い時期の航空券をとって台湾やカンボジアなど近場の海外に行くのが好きでした。

 ですが、出産後はなかなか旅行する時間も気力もなく、そのままコロナ禍に突入。最後の海外は8年前に友達に会いに行ったイギリス…というか、国内旅行だって妊娠中に行った箱根が最後かも?

 ある日、夫が「来月の連休は休みがとれそうなので、子どものことは見ておくから、ひとりでどこか行っておいでよ。今からチケット取れるなら海外でもいいし、航空券代も出すよ」と言ってくれました。

 なんて素敵な提案! なんて素敵な夫! なんですが、せっかくの申し出にもかかわらず、私側が行きたい場所が思い付かなかったんです。

 正確には行きたい場所はあるけれど、そこに至るまでがめんどくさい。

 行き先を決めて、飛行機の時間を調べて、ホテルを予約して…。現地の情報を調べるのもめんどくさいし、荷物を詰めるのも、なんなら移動すらめんどくさい。数年前はむしろ旅の醍醐味だったはずの作業がすべて面倒に感じるんです。

 きっと着いてしまえば、ひとりで街を歩き回ったりして、それなりに楽しく過ごせると思うんですが、わざわざお金と時間を使ってまで、今はそんなにやりたくないかも?

正直、旅行よりも寝ていたい

っていうか、なんにもしたくない(写真:iStock)
っていうか、なんにもしたくない (写真:iStock)

 ホテルはホテルでも、どこかの観光地でなくて、近場の清潔で静かなホテルで1日中、誰にも邪魔されずに寝ていたい…。

 先ほどの自分の気持ちをオブラートに包んで伝えると、夫は少しだけさみしそうな顔をして、「一応(私の旅行のための)予算も用意しているから、他に何かやりたいこと思い付いたら言ってよ」と言いました。

 夫に「よければだけど、ICL検討してみない?」と聞かれたのは、そのしばらく後のことでした。

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