更新日:2024-02-25 06:00
投稿日:2024-02-25 06:00
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地名などをピックアップ。
毎日頑張るあなたがちょっぴり得した気分になれますように…。
毎日頑張るあなたがちょっぴり得した気分になれますように…。
【今回の女ことば】嫁(よめ)・嫁ぐ(とつぐ)
先日、友人の結婚式がありました。その友人は漁業関係者で、マグロの解体ショーや寿司バイキングなど舌も喜ぶ演出も盛りだくさん用意され、参列した私たちも大満足。お式の合間には、「毎日魚が食べられる嫁ぎ先っていいね~」なんて声も聞こえてきました。
結婚することを「嫁ぐ」ともいいますが、漢字そのままの「女」と「家」が関係しているのでしょうか?
「嫁」の語源は、声を標準にした形声文字で、「女(おんな)」と、音「家カ=いえ」から成り立つ。女がとついで夫の家に行く(例解 新漢和辞典 第5版)と紹介されています。
「嫁ぐ」の意味は、
・日本語 語感の辞典(第1刷)…女性が「結婚する」意の和語で、改まった会話や文章の中で使う古風でいくらか詩的な表現
・明鏡 国語辞典(第3版)…やや古い言い方
と解説されています。
同じ意味だけど…
「嫁ぐ=結婚する」でも、使うシチュエーションなどによって違いがあるようですね。たしかに、友人に「今度、ワタシ結婚するんだよね~」とは言いますが、「嫁ぐんだよね~」とは言いませんものね。
いや、「〇〇家に嫁ぐことになりました」ならアリでしょうか。いずれにせよ、前出の改まった会話や、かしこまったような印象。
日本語も結婚生活同様、悩ましい。
(日刊現代校閲/タダ美)
ライフスタイル 新着一覧
思ったことをはっきりと発言する人は、「きつい人」と誤解されやすい傾向にありますよね。
でも、嫌味を感じないほど...
天気はよくても空と運河の青が寒々しい。向こうに見える高層ビルに入ったオフィスは、きっとガンガンに暖房を効かせているんだ...
Koji Takano
2023-11-24 06:00 ライフスタイル
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
旅行でハワイに行くとなったら、まず始めに「どこのホテルにするか問題」が浮上します。ラグジュアリーな海向きのホテルにする...
「ありましたっけ?」。今年の秋もそう思うぐらい短こうございました。異常に長い夏は11月のはじめまで続き、いきなりの冬……...
北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
あっちでもないし、こっちでもないし、でもやっぱりこうだし……。
行って戻ってこんがらがって。結局は同じ場所に戻...
Koji Takano
2023-11-20 06:00 ライフスタイル
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
年末が近づいてくる頃、突然「喪中はがき」が届いて慌ててしまった人もいるはず。
特に、日本の季節やイベントにまつわる...
餃子サンや焼売サンに比べて、どことなくハードルの高さを感じるのが、春巻サマです。
餡作りからしておっくう。だか...
【#1、#2のあらすじ】
かつて2流アイドルグループの中堅メンバーだった麻美は、現在立川で専業主婦として平凡な毎...
【#1のあらすじ】
かつて2流アイドルグループの中堅メンバーだった麻美は、現在立川で専業主婦として平凡な毎日を送...
JR立川駅から徒歩で20分ほど。立飛のららぽーとからも、モノレールの駅からも、微妙に遠い住宅街の狭小住宅が麻美の現在地...
若い頃にヤンキーだった人も、大人になればだんだんと落ち着いてくるものですよね。
社会に出ると、若気の至りだった...
コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...