一般家庭でも“お抱え占い師”がいる!占いを信じる台湾人、旅で試すなら?

更新日:2024-03-14 06:00
投稿日:2024-03-14 06:00

台湾人が占いを信じすぎている件

 突然ですが、あなたは占い師のお告げって、信じてしまいますか?

 2年ほど台湾に住んでいた筆者が、とてもびっくりしたのは「台湾人が占いを信じすぎている」ということ。そして占い師のお告げを、忠実に守る人たちがめちゃくちゃ多い事実にも驚愕しました。

 今回は台湾人から実際に聞いて、思わず「はぁ、どういうこと?」とツッコミを入れたくなった、占いを信じすぎる台湾人についてお話しします。

一家に1人!? 行きつけの占い師がいる台湾人

 家族が集まると行きつけのレストランで食事を…という話は日本でもよくありますよね。ですが、台湾では家族でお抱えの「行きつけの占い師」がいるのは珍しくありません。

 しょっちゅう占いに行くようで、何か少しでも重要な決めごとがあると「日時を占い師さんに聞いてからね!」と言われることもしばしばです。

 台湾人の友人に好きな人ができて、「彼の誕生日を占い師さんに伝えたら、すごくいい相性だ!って言ってくれたから、アプローチしてみようと思うの」と言われたときは、意味がわからなくて…。思わず「ん、占い師がどうして関係あるの?」と聞いてしまいました。

「もし占い師さんに、やめた方がいいと言われたら諦めるよ!」とナチュラルに断言したので、そんなことってあるんだ…。と鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていたに違いない、筆者なのでした。

絶対にこの日!出産日までも決めちゃう占い

 実は台湾では「誕生日や出生時間によって人生が変わる」と考えている人がめちゃくちゃ多いのです。占い師に助言された出産日を守り、必要なくても帝王切開をする妊婦さんも多く、約40%の赤ちゃんが帝王切開で生まれるという結果もあるほど…。

 出産日近くになると「帝王切開したかったら、希望日を2.3日選んできてね!」と普通にお医者さんに言われるそう。人気の干支とかもあり、その年は出生数も大幅に上がるというから、まさに絶句ですよね。

 台湾人と結婚した友人からは、旦那家族が懇意にしている占い師さんが決めた日に「帝王切開で産む産まない」で出産前に舅・姑・旦那で大喧嘩をした話も聞きました。

助言された出産希望日にこだわるあまり…

 結果、このままだと赤ちゃんが産まれる前に離婚! というところまで発展したので、やむを得ず誘発剤を使って希望日に出産をすることに…。

 前日の夜から点滴を始め、準備にかかった妊婦の友人ですが、思い通りに進まないこともあるのが出産です。お産まで想定外の12時間以上かかったそうです。

 出産の間じゅう、「なんとしてもこの日じゅうに産まなければ!!!」というプレッシャーと、「しんどい思いして産んでるのに、ふざけんなよー!」という夫家族への殺意が波で押し寄せて、心穏やかでいられなかった…と話してくれましたが、かける言葉が見つかりませんでした…。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「大谷翔平です」はアレンジOK!? 初対面から好印象を抱いたLINEの面白い挨拶3つ
 LINE交換をしてから最初に送る内容は、意外と大切かもしれません。だって、ただの挨拶よりも面白い挨拶を送れば好印象を抱...
自分の年齢を言いたくない時は「98歳になるよ!」もアリ。困った時のスマートなかわし方6選
 40代を超えると、年齢はあまり言いたくないものになりませんか?(苦笑)年齢を聞かれた時には、スマートなかわし方を身に付...
幹事は多めに払うべき? 同窓会で見たちょっと切ない「友情とお金」の話
 ずっと続く友情っていいものですよね。大人になっても昔の友だちと飲みにいけるなんて幸せなことだなと思います。だけどスナッ...
【ゼクシィ付録】結婚予定はないけど買ってみた!「アフタヌーンティー」ポーチの実力は?
 結婚の「け」の字すらない状況なのに、こんなことをしていいのでしょうか。付録目当てでゼクシィを購入してしまいました!(汗...
メルカリか永久引き出し奥か。女友達からのいらない誕生日プレゼント6選
「誕生日プレゼントってもらえるだけで嬉しい♡」と、どんなものにも感激していたかわいい時代は、遥か昔。アラサー・アラフォー...
男社会で出世する女性は何が違うの? 特徴&今すぐ身に付けたい3つの習慣
 女性の社会進出はかなり進んできましたが、まだまだ男社会で出世する女性になるのはたやすい話ではないでしょう。では、どのよ...
「鏡も見たくなかった」対人恐怖症の筋肉マッチョが自分を好きになるまで
 日本で唯一のコンテスト主催団体による“生涯現役で魅力ある存在を目指す”ミスターコンテスト「Mr. Phoenix(ミス...
出費額は100万円!? なぜ筋肉マッチョは「ミスターコンテスト」に挑むのか
 女性の外見や内面の美を競うミスコンテスト(以下、ミスコン)。ルッキズムの議論が広がる昨今、ミスコンの意義を問う議論が絶...
記憶鮮明な阪神・淡路大震災発生前夜の“異変”。冬眠モードのカメが突然大騒ぎして…
 8月8日16時42分ごろ、日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生。その後、気象庁が初めて「南海トラフ地震臨時情報(...
“たまたま”チェックに余念のない茶トラ君♡ 写真集の表紙になれるかな?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「妊娠アウティング」経験者たちのエピソード 悲劇はどうすれば防げたのか
 皆さんは、「妊娠アウティング」という言葉を知っていますか? もしかしたら、実際に被害を受けたことがある人もいるかもしれ...
あの人気観葉植物が地震を予知!? 植物の異変から事前兆候を察知する話
 テレビ画面に映し出される南海トラフの「巨大地震注意」の文字…。不安で心が押しつぶされそうになりますな。ワタクシが生...
アプローチ中のおんにゃの子は塩対応? “たまたま”の恋の行方にドキドキ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
盆地を見下ろす丘で
 盆地を見下ろす丘で。  くるくると回る風に吹かれ、空に風の交差点を観た。
ほっこり癒し漫画/第79回「来るかな? ニャー」
【連載第79回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「女郎花と男郎花」読める? ヒント:ジョロウは間違い。初秋に愛でたい
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...