美足につながる! 歩くときの3大ポイント
歩くときのポイントは3つあります。
まず、足全体を使って大股で歩くこと。歩幅が大きいほどお腹がねじれるので、腸が刺激されますし、骨にも適切な刺激を与えられるようになります。
大股で歩くには、足裏を次のように使います。各ステップをイメージしたり実際に歩いたりしながら、あなたの普段の歩き方を振り返ってみましょう。
【Point】
a. かかとから着地する
b. 足裏の全面が地面につく
c. かかとが自然と浮く
d. 小指から親指に向けて体重を移動させる
e. 指先全体で蹴り上げる
正しい足の重心移動方法
重心は、かかと→指の付け根→指先へと移動させてください。
文献や情報サイトでは、「かかとから歩くのが正しい歩き方です」とだけ書かれていることがありますが、かかとからの着地を意識するだけではなく、指先で蹴り上げることが巻き爪予防にもなりますし、足首を使うことになります。
足の指全体で蹴り上げるためには、体重がかかとから小指の付け根を経由して親指へ抜けていくのが大事。意識してみてくださいね。
ガニ股やO脚になっていると、外側に体重がかかりすぎることがあります。外側に体重がかかりすぎていると、小指球にタコやウオノメができたり、小指の甲側にウオノメができたりします。
正しい重心に戻すためにも、足裏の使い方を意識してみてください。
スリッパや、スマホを見つつの“ながら歩き”も要注意
近年は在宅ワークが進んだこともあり、平日は靴を履かずスリッパで過ごす人も多いでしょう。ですが、スリッパを履いて歩くと引きずり歩きになり、小股になりがちなので要注意です。
また、スマートフォンを見ながら歩いている人も見かけますが、視野が狭くなると自然と慎重になってしまい、膝が曲がり小股になってしまいます。
せっかく歩いても、頭を下に向け膝を曲げて小股で歩いていると、ふくらはぎの筋肉もあまり使えませんし、健康にも美容にも好作用が期待できませんので、注意してください。
「第二の心臓・ふくらはぎ」の効果を最大化する
次に、ふくらはぎの筋肉を伸縮させること。
「ふくらはぎは、第二の心臓」と聞いたことがある人も多いと思います。ふくらはぎは、伸びたり縮んだりを繰り返して「ポンプの役割」を果たします。
その動きが、重力で下がった血液や余分な水分を上へと押し戻す役割を担っています。
ふくらはぎをきちんと伸縮させるためには、足首をしなやかに使う必要があります。
足首をしなやかに使うには、さまざまな方向に足を動かすこと。今、この本を読みながら、机の下や横になりながらでもいいので、「つま先を伸ばす・引き上げる」の運動をしてみてください。ふくらはぎの筋肉が動くのが実感できると思います。
足首がかたくなると、怪我や転倒のリスクも上がりますので、ぜひ普段の生活でも意識して動かしてみてくださいね。
爪の全体に体重がかかっているかを意識
最後に、爪のプレート全体に圧をかけること。爪は、指の腹にかかった圧を受け止める役割を担っています。一定の圧が加わることが前提になっているので、圧がかからないと内側に食い込み巻いてしまいます。
つまり、指先を使って蹴り上げないと、巻き爪のリスクが高まるのです。ちなみに爪が反るのは、指の腹に圧がかかりすぎていたり、鉄分が不足していたりする可能性もあります。
原因のひとつとして考えられるのは、体重を指にのせすぎているというパターンです。178ページで紹介した、重心の移動の仕方を見直してみましょう。
人によっては、歩く際に指を曲げすぎていることもあります。指の腹ではなく指先に圧をかけていると、爪が反り上がることがあるのです。
指の先端ではなく、爪の真下から、プレートを押し上げるように、全体に圧がかかっているかを確認してみてください。
【後編へつづく:アラフォー女性の靴選びで大切な3つのコツとは?】
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Dr.ネイル爪革命(著)▽2024年1月発売、Dr.ネイル爪革命(著)▽2013年創業。開業して10年、2023年現在で加盟店数100拠点を有し、70万人以上の足に触れてきた。フットケアマシンを自社で開発し日本人に合った独自の施術方法を見出し、2023年秋より新たに爪切りに困った人達が気軽にケアできるようクイックフットケアをスタートした。
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