前戯ナシの生SEXにGスポがひくつく快楽 挿入時の痛みは消え去り… #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-05-07 18:40
投稿日:2024-04-26 06:00

スローセックスを遠回しに提案したけれど

 私はあえて遠回しに言いました。スローセックスと言うのでしょうか。お互いの気持ちいいポイントを探り合ったり、焦らしあいながら挿入に至るほうが、どれほど快楽が大きいか、長年の経験から知っていますから。

 でも、彼にはその考えがなかったようです。

――愛香さん、好きだから抱きたい思うのは変ですか?

 言いながら、彼は腰を揺すってきました。結合部からグチュ…と卑猥な音が響き、その時、秘部が夥しい愛液を噴き出していることに気づかされたんです。

――はああっ、ソジュン君…ダメ。

 私は拒絶の言葉を吐きながらも、ワレメがさらに濡れていくのを感じずにはいれなくて…。

――愛香さん、好きです…笑った愛香さんも、怒った愛香さんも、セクシーな愛香さんも…。

 ソジュン君の胴突きが徐々に激しさを増していきました。

(避妊や性病感染の配慮もしてくれないなんて…)

 貫かれながら、私の脳裏に韓国文化の記事がよみがえったんです。

韓国独特の文化ゆえ?

《韓国では性的なコンテンツが厳しく、AVは禁止。ゆえに、日本のAVを観ることが多く、中には『日本人女性はエロティック』というイメージをいだく男性も少なくない。

 日本で話題となったドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち』も15禁。アニメの『クレヨンしんちゃん』にも場合によってはモザイクがかかる。コンドームでの避妊率は12%で、ピルを服用する女性が多い。

 その上、パリパリ(早く早く)の文化で、何事も思い立ったら猪突猛進の男性も多い》

 もしかして、韓国独特の文化が早急なセックスに繋がったのではと思ったんです。なので、思い切って聞いてみました。

――ソジュン君…私はあなたが好きだけど、もっと焦らされたりしたいの…。

――焦らされる…ですか?

 彼は膣口ギリギリまで引いた腰を、ズブリと打ち付けてきました。

――ハアッ…ン!

 あまりの衝撃に私があごを突き上げて喘ぐと、

――焦らされるって…どういう意味ですか?

 彼は最奥まで貫いたペニスを小刻みに前後させ、膣肉を攪拌(かくはん)するような動きまでしてきて…。それが予想外に気持ちいいんです。

 私の粘膜が彼の勃起の形どおりに変化していくと思うと、興奮してしまって…。もう唐突な挿入など忘れるほど、ペニスの快楽に溺れてしまったんです」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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