話題のトナラーに狙われた! 撃退法は? 同性or異性“標的”の違いは?

コクハク編集部
更新日:2024-05-03 06:00
投稿日:2024-05-03 06:00

「トナラー」大論争ぼっ発

 昨今、SNSで炎上しては大論争を巻き起こしている「トナラー」。電車やバス、カフェなどで多くの席が空いているのにわざわざ隣に座ってくる人を呼ぶ造語だ。駐車場で余裕があるのに隣に止めてくる「トナリング」なんていう言葉もある。

 トナラーの存在を知らなかったとしても、ただ隣に座ったからといって、触れてくるわけでもないし、見てくるわけでもないのだけど…なんとなく不快という人は少なくないだろう。

《常にトナラーに怯えている》といった声も

 SNSでは、

《激混みならしかたないけど、空いてるのにトナラれるのは同性でもちょっと避けたいです。絶対「なんで?」って思いますよねー》

《なして駐車するとバイクも車もガラガラなのにトナラするんでしょうかね!》

《カフェでトナラーおじさんに座られた事あるし、何も女子だけじゃない。半分くらいは自意識過剰だろうけど気持ち悪いよな》

《映画館で席取る時、常にトナラーに怯えている》

 などと“被害”報告が相次いでいる。

トナラーの目的は?

 トナラーのなかには、他人に入られたくない「パーソナルスペース(心理的距離)」の概念が希薄で無意識に隣に座るケースがあるという。

 だが、明大講師の関修氏(心理学)は、ストレス社会の近年は「心理的優位に立つことによるストレス発散の一環」として、パーソナルスペースの概念を知りながらわざと隣に座る人も多いとみている。

 関氏はこう解説する。

快感を覚え、委縮させるのが目的

「広いスペースでわざわざ隣に座るのは、トナラーにとって自身の存在を押し付ける行為です。相手が不快な顔をするのを見て、快感を覚え、委縮させるのが目的。ヤンキーがクラスメイトの気弱な学生に因縁付ける構図と同じです。

 トナラーの場合、相手を委縮できても直接触れるわけではないので、犯罪にもなりません。仮に文句を言われたら、『私が何をしましたか?』と優位に立つこともできます」

 つまりは意地の悪いストレス発散だ。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


KALDIサマサマ☆ALL500円以下! “プチプラ”ハロウィンおやつ5選
 暑い暑いと言っている間に、いつのまにか9月も終盤。秋の気配が色濃くなってきました。  となると、気になるのはハロウィ...
「卒業」ばりに花嫁略奪!事実は名画より奇なり、破天荒な友人がヤバすぎ
 破天荒とは、「誰もしなかった前代未聞の行動をする」ことを意味します。そして、世の中には、まさに「破天荒」の言葉にふさわ...
ほっこり読み切り漫画/第58回「サクラ鳴く」
【連載第58回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、...
夏空が秋にかぶさる風景 季節がバトンタッチする時期がきた
 夏空が秋にかぶさる。そうだ、あしたはもう「秋分の日」。  ここまでくると「いよいよ今年も後半戦」という感じがして...
気づけば10年前のまま…大人のメイクは年単位で見直すべし!
 みなさんはぶっちゃけ、メイクの勉強をしていますか? 私はお恥ずかしながら、10代の時に雑誌を参考にして習得した以来、や...
妊娠5カ月、4畳のシェアハウスへの単身引越しに踏み切った話
 先日、夫の実家で親戚の子どもたちと上の子の5歳の誕生日を祝いながら、ふと「ってことは、自分も人の親という立場に置かれて...
気が付けば先輩社員の立場に…「職場で憧れられる存在」に5つの共通点
 仕事がバリバリできて見た目も完璧な女性は、職場の頼れる存在であり、憧れる存在でしょう。「私も少しは後輩から憧れられる女...
2023-09-21 06:00 ライフスタイル
「ほよよ顔」がたまらにゃい!プー太郎君の“たまたま”を激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ギャラ飲みは私の天職! 月収100万円、一度だけ恋人関係になった人も…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「必ず夢は叶う」は罪なアドバイス? どっちにしろ人生は続くのです
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
日持ち抜群「ジンジャー科のお花」の摩訶不思議、1週間過ぎても元気!
 ワタクシの大切なお花友達のAさんは、見た目は男性ですが、心は妄想が止まらない夢見る乙女。朝の精神統一は「花を触ること」...
子育てワンオペ問題…親頼みのママにモヤモヤ、男性の育児休暇は必要?
 先日友人と、子育てについての話になりました。  私の仲の良い友人たちは、自分の子どもが乳児の時に、実家の協力が得...
おなら、誤爆、カビパン…40年生きてたら、恥ずかしい思い出ぐらいね
 生きていれば、誰にでも一つや二つの恥ずかしい思い出があるものですよね。時間が経って忘れた頃に、ふと思い出してしまうと、...
親との距離感むずい…小言付き同居or孤独な別居、子連れで出した答え
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
遊びスイッチ全開にゃ! 猛ダッシュ“たまたま”の一瞬をパチリさせて~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
死語説もあるけど便利な「OL」、海外では通用しない?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...