カスハラとクレームの違い 料理が30分経っても出ないから文句言ったら?

コクハク編集部
更新日:2024-06-10 06:00
投稿日:2024-06-10 06:00
 パワハラ、セクハラ、モラハラ…。最近何かと「ハラスメント」という言葉を耳にしますよね。その中でもここ数年でよく見聞きするようになったのが、カスタマーハラスメントの略、カスハラ。「クレーム」と混同されがちですが、カスハラとクレームに違いはあるのでしょうか。

カスハラ とクレームの違いって?

 カスハラとクレーム、似たようなニュアンスでよく使われていますよね。でも、カスハラとクレームは似て非なるものです。

 違いは、簡単にいうと理不尽かどうか。商品やサービスの落ち度に対する指摘は正当なクレームですが、度を超えた言いがかりをつけたり、嫌がらせをしたりするのはカスハラになります。

 以下で紹介するケースが、カスハラかクレームか、一緒にチェックしていきましょう。

これはカスハラ? クレーム?

1. 注文した料理が30分待っても提供されないので文句を言った

 レストランやカフェに入って料理を注文したのに、30分経っても提供されない…。このような状況だったら、誰だってイライラしますよね。

 そこで店員さんを呼んで、「オーダーちゃんと通ってますか? 30分も待っているんですけど」と言う、これは正当なクレームです。

 注文から30分も待たされている場合、オーダーが通っていないか裏で何かしらの手違いがあった場合がほとんどですし、お店側に「早くしてくれない?」 と言うのは自然な流れです。

2. 店員が服にコーヒーをこぼしてきてクリーニング代をもらったがイラつくのでSNSに晒した

 店員さんが自分の洋服にコーヒーをこぼしてきて、謝罪とクリーニング代をもらったものの、イラつきが収まらないのでSNSに「このお店の◯◯っていう店員に、コーヒーこぼされて最悪。もう2度と行かないわ」と投稿。SNSでよく見かけるケースです。

「コーヒーこぼされたんだから、SNSで愚痴るくらい問題ないでしょ」と思いがちですが、これはカスハラ なので要注意。

 謝罪とクリーニング代を受け取って解決しているのに、SNSで晒し行為をするのは、嫌がらせのほかありません。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


第一印象が悪いという悩み。好印象に近づく「メラビアンの法則」を知っていますか?
 ビジネスでも恋愛でも、第一印象は大切。第一印象が悪いとビジネスでは取引や契約に悪影響を与え、恋愛では恋人候補から外され...
変わらない、変われない。
 街は変われど、変わらない変われない一本松。  一体、何を視つづけてゆくのだろう。
【漢字一字探し】悔の中に梅はどこ?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
昭和生まれが驚く令和の卒業式あるある7選。直後に美容院GO、卒業証書のポンポン音はなし
 いよいよ卒業式のシーズンが到来しますね。昭和生まれの40代からすると、令和の卒業式は驚きの連続かもしれません。  今...
40代が身に付けたい「叱り方上手」のコツ。パワハラ上司5つの特徴にドキッとしたら要注意かも?
 職場には、年齢も性格もさまざまな人が働いています。中には誰もが敬遠するパワハラ上司もいるはず!
ほっこり&まったり♡ 癒しの“たまたま”8連発で心のコリほぐしましょ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年に入ってからご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとは...
「なるほどですね」を多用する会社後輩に言いたい。LINEで相手をイラッとさせるNGな口癖3選
 自分の口癖は、なかなか気付けないものですよね。感謝や褒め言葉など相手を幸せにする口癖ならいいのですが、なかには相手をイ...
【3COINS】激推しシルクナイトキャップをかぶったらステラおばさん!? 髪の毛は艶しっとり、新たな悩みが…
 白髪対策でハイライトを入れているため、髪の毛へのダメージはなかなかのもの。ただでさえ、40代ともなれば、ハリやコシが乏...
うぅ…春の肌荒れがツラい。美的「日中美肌ケアセット」付録よ、アラフォーの肌を甦らせて!
 美的2025年4月号通常版の付録「日中美肌ケアセット」はファンデーションを買い替えようとしている私にピッタリの内容でし...
その願い叶えさせていただきます! “たまたま”様のおねだりにメロメロ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
シレッと人の居場所を奪う人の心理と対策法。悪意があるとは限らない?
 例えばパート先やママ友界隈でこちらのコミュニティに後から入ってきたのに、やたらとそのコミュニティを牛耳ってくる女性、い...
ひな祭りに「桃の花」を飾りたいけどムズイ! 桃以外に人気の枝ものと激推しニューカマー「ラナンキュラス」
 まもなくひな祭り。卒業式から始まる年度末商戦も2月の最終週から始まり、猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は不本意な...
「おニュー」は昭和言葉認定なの!? 若者キョトンなアラフォー“あるある”LINE5選
 愛すべき昭和の時代に生まれた女性は、平成、令和と3つの時代に順応しながら生きています。でも、やっぱり幼い頃に体に染み付...
10年前に買った水着で区民プールへ出陣! 更年期障害と闘うおばさんの体力作り
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
同僚、元カレ、親友…感謝しかない!「頑張って」より心の支えになった応援LINE3選
 緊張している同僚、落ち込んでいるパートナー、前進するのを怖がっている友達。そんな人を支えたいときは、こんな応援LINE...