50歳独女の初体験未遂は突然始まった。オタのオフ会で男を物色したら…

mirae.(みれ) ライター
更新日:2024-07-14 13:57
投稿日:2024-06-17 06:00

友達を探しにインターネット掲示板へ

 そのBBSは個人が運営しており、さまざまな場所や年齢、性別のメタルオタクが集まっていました。交わされるのは、発売されたばかりのアルバムの話やライブの話。固定のバンドが好きというよりは、音楽ジャンルとして支持する人たちが集まっていたので、真剣な議論などもよくされていました。

 毎日のようにBBSに入り浸っていれば、それぞれの顔や本名は知らなくても仲良くなっていくもの。テキストでリアルタイムに会話ができる“チャット”もスタートし、夜な夜な繰り広げられる好きな音楽の話を通じて、その音楽仲間との関係はどんどん深くなっていきました。

 仲が深まっていく中で「オフラインで集まろう!」という話になり、30人が集まる大規模なオフ会が東京で開催されることになったのです。

恋愛模様が渦巻いていた“オフ会”

 ハードロック・ヘヴィメタルというジャンルの男女比率は、圧倒的に男性の比率が高く、BBSやチャットに集まってくるのも8割が男性という具合。オフ会の参加者のほとんども男性で、蓋を開けてみれば女性は私を含め10人以下で、いわゆる“逆ハーレム”状態でした。

 女性ばかりのアパレル販売店でバイトしていたため、男性との出会いがほとんどなかった私にとっては、音楽談義以上に、男女の出会いの場として興奮していました。それは他の参加者たちも同じだったようで、BBSやチャット、オフ会を通して恋愛関係から結婚したカップルも多くいました。

 ハッピーな結末ならまだしも、恋愛が拗れて他人を巻き込み絶縁したり、望まない妊娠や、はたまた不倫関係で離婚訴訟…というような泥沼もしばしば。音楽はそっちのけで、リアルな男女関係があちこちで発生する、艶かしい世界だったのです。

 そんな狭いコミュニティでさまざまな恋愛模様が渦巻く中で、私もこのオフ会である男性に出会い恋をしてしまったのです。しかも今でいうところの吉沢亮くん似。国宝級のイケメンです。

 続きは次回

mirae.(みれ)
記事一覧
ライター
アラフィフのフリーライター。ライター歴は15年以上。いろいろこじれて48歳で処女卒業。現在は性に奔放で貪欲に、独身生活を謳歌中。
X

関連キーワード

ラブ 新着一覧


結婚へと進みたいのに…彼氏の浮気に振り回される女性の苦悩
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-02-13 05:46 ラブ
交際6年の彼女がいても…浮気を繰り返してしまう男の言い分
「冷酷と激情のあいだvol.31〜女性編〜」では、浮気を繰り返す彼氏の真意が分からない女性・Aさんの苦悩をご紹介しました...
並木まき 2021-02-13 05:52 ラブ
ずるずるは嫌…不倫の上手なやめ方! やめる準備&注意点
「不倫がいけないこと」というのは、誰もがご存知の通り。しかし、人知れず不倫をはじめる人は、あとを断ちません。とはいえ、気...
リタ・トーコ 2021-02-12 06:00 ラブ
“長すぎた春”って交際歴何年? “長い春”に終止符を打つ方法
 長い間お付き合いしている人がいるものの、先が見えなくて悩んでいる方は多いでしょう。交際期間が長くとも、結婚に至らず破談...
恋バナ調査隊 2021-02-12 06:00 ラブ
「Clubhouse」に恋愛に発展する出会いはあるのか考えてみた
 会員制の音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」が話題です。招待制で、現段階ではiPhoneでしか使えないアプ...
内藤みか 2021-02-11 06:00 ラブ
男性は結婚相手に何を求める? 6つの条件&意識させる方法
 数年交際している彼氏がいるにも関わらず、結婚話がまったく出ないと不安になるものです。「私のこと、どう思っているのだろう...
恋バナ調査隊 2021-02-11 06:00 ラブ
もう限界!「コロナ破局」を迎えた男女にありがちな特徴3選
 コロナ禍によって、良くも悪くも男女間に潜在的に存在していた問題をあぶり出している話が多く聞こえています。これまで「だま...
並木まき 2021-02-10 06:00 ラブ
彼から連絡が来ない…私に飽きたの? 連絡しない男性の本音
 好きなカレから連絡が来ないと不安になりますよね。スマホを見るたびLINEの既読や未読などが分かったり、SNSではつぶや...
若林杏樹 2021-02-10 06:00 ラブ
彼に愛されているか不安…愛情の確かめ方&4つのNG行動
 交際期間が長くなると、ふとした瞬間に「彼にちゃんと愛されているのかな……」と不安を感じてしまうことがあります。男性は女...
恋バナ調査隊 2021-02-09 06:00 ラブ
結婚相手に経済力を求めて何が悪い?失敗と成功の境界線は…
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...
内埜さくら 2021-02-18 20:32 ラブ
なんで嫌がることするの…?共に暮らすために大切な基準とは
「私があんなに嫌がってたのに、全然やめてくれなかった……」そんなパートナーがいた経験、ありますか? もしくは今のパートナ...
七味さや 2021-02-09 06:01 ラブ
状況別“好きな人の忘れ方”!片思いの未練を断ち切るには?
 心がときめくような楽しい恋もあれば、胸が締め付けられるような切ない恋もありますよね。中には、なんらかの事情で「好きな人...
恋バナ調査隊 2021-02-07 06:00 ラブ
彼も男だったと再認識…浮気されて気付いた夫への愛情と後悔
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。長年連れ添うとお互い空気のような存在になってきます。  トキメキも薄れて相...
山崎世美子 2021-02-06 06:00 ラブ
信じていたのに…持病への理解がない夫と別居した妻の嘆き
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-02-06 04:42 ラブ
別れたらみっともない…別居には応じるも離婚を拒む夫の主張
「冷酷と激情のあいだvol.30〜女性編〜」では、持病を理解されずに夫への別居を突きつけた妻・Yさんの決断をご紹介しまし...
並木まき 2021-02-06 04:41 ラブ
彼氏や女友達とは一味違う!男友達のメリット5つ&作るコツ
 男友達が多い女性というと、「男好きだ」「女同士の付き合いができないんだ」なんて、悪いイメージを持つ人もいるでしょう。し...
恋バナ調査隊 2021-02-05 06:00 ラブ