寅子の同級生・崔香淑が「香子ちゃん」として出現!気になるのは…

桧山珠美 TVコラムニスト
更新日:2024-06-12 16:00
投稿日:2024-06-12 16:00

NHK朝ドラ「虎に翼」~第11週「女子と小人は養い難し?」#53

 家事審判所と少年審判所の合併の話し合いはまったく進展しない。しかし多岐川(滝藤賢一)には今一つやる気が感じられない。

 戸惑いながらもできることを模索する寅子(伊藤沙莉)は多岐川に直接交渉を試みる。すると多岐川はなぜ早く言わないと寅子を叱責。多岐川は久藤(沢村一樹)の元に寅子を連れて行き、アメリカのファミリーコートの話を聞かせる。多岐川の熱意を初めて感じ、意外に思う寅子。

【本日のツボ】

 ※※以下、ネタバレあります※※

 家庭裁判所設立準備室に異動した寅子。そこにいたのは、髪の毛跳ねピョン同期の小橋(名村辰)と、これまた同期の稲垣(松川尚瑠輝)、そして、かなりのクセつよの室長・多岐川幸四郎(滝藤賢一)と、多岐川の右腕・室長補佐の汐見圭(平埜生成)といった面々。

 平埜といえば、「カムカムエヴリバディ」では映画村の職員・榊原を好演。そんな平埜演じる汐見は下戸なのにワインを呑んでしまい、酔い潰れてしまいました。

香子ちゃん

 多岐川と寅子が、彼の家に送り届けると…。その家の玄関には「多岐川」と「汐見」2つの表札が並んでいました。2人は一緒に暮らしているのでしょうか。だとしたらどういう関係なのでしょう、などと考えていたら、そんなことなど吹っ飛ぶような出来事が!

 多岐川が言っていた「香子ちゃん」が、汐見の妻だとわかったのですが、その香子ちゃんが寅子とともに法律を学んでいた同級生の崔香淑(ハ・ヨンス)だったのです。

 驚いた寅子が「ヒャンちゃん?」と声をかけるも、突然の再会を喜ぶわけでもなく、目をそらしたヒャンちゃん。しかも、香淑ではなく香子を名乗っている理由は? いったいその身に何があったのでしょう。

 月曜日に轟とよねの安否がわかったと思ったら、今度はヒョンちゃん。今週は再会の週となりました。そうなってくると、梅子(平岩紙)や、涼子(桜井ユキ)の消息も気になります。

 いずれあきらかにされることを期待しましょう。

桧山珠美
記事一覧
TVコラムニスト
大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。読売新聞「アンテナ」、放送批評誌「GALAC」、日刊ゲンダイ「あれもこれも言わせて」などで連載中。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


結婚は愛か経済力か?「不実な女と官能詩人」で考察してみる
 甘美な欲望に貪欲かつ忠実なオトナ女子に、オススメの作品を紹介する「コクハク」発のエンタメ情報です!
期待どおり! 「108」は松尾スズキ節炸裂のR18禁コメディー
 甘美な欲望に貪欲かつ忠実なオトナ女子にオススメの作品を紹介します。今回は絶賛公開中の松尾スズキ氏最新作です!
小栗旬主演「人間失格」が描くデカダンスと女優3人の“艶技”
 甘美な欲望に貪欲かつ忠実なオトナ女子にオススメの作品を毎回紹介しています!
路線図を見て萌える 「腐鉄子」が楽しめる濃い演劇は超満員
 鉄子とは、鉄道好きな女子のこと。腐女子とは、BL好きな女子のこと。そしてこの2つの趣味が”合体”したのが腐鉄子という存...
内藤みか 2019-05-09 06:00 エンタメ
名脇役 故・佐々木すみ江さんが演じた“もう一つの母親像”
 さる2月17日、肺炎のため亡くなった女優・佐々木すみ江さんをしのんで、4月13日(土)から19日(金)まで東京都中野区...